邪馬台国はどこですか? の商品レビュー
歴史的なことについて通説ではなく大胆な新説を唱える一冊。 「(仏陀が)悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「(キリストの)奇蹟はどのようになされたのですか?」と6章にわたっ...
歴史的なことについて通説ではなく大胆な新説を唱える一冊。 「(仏陀が)悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「(キリストの)奇蹟はどのようになされたのですか?」と6章にわたって、対談形式で書かれているので読みやすかった。
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初めて読んだ時すごく面白かった記憶があり、久しぶりに再読。確かに面白いし、説得力もある話もあるのですが、かなり荒唐無稽な話もあり、そこも含めて楽しめばまあ、アリかなと。歴史好きにはそれなりに楽しめるかな? でも私はこの人の本はこのシリーズ以外は合わなかった…。
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歴史ものでも、新しい理論を持ってきた、みたいな話は、そもそも一般的にはどう思われてるか、みたいなところをよく知らないと、面白さも半減してしまう気がするんだけども、自分の場合は昔歴史の授業で聞いたことはほとんど覚えておらず、知識のほとんどがこういう教科書では教えない歴史、みたいなの...
歴史ものでも、新しい理論を持ってきた、みたいな話は、そもそも一般的にはどう思われてるか、みたいなところをよく知らないと、面白さも半減してしまう気がするんだけども、自分の場合は昔歴史の授業で聞いたことはほとんど覚えておらず、知識のほとんどがこういう教科書では教えない歴史、みたいなのばっかりから来てるわけで、そうなると、またこの話か!みたいな気分にならないでもない。それでも教科書を普通に読むよりは楽し気だし、大雑把に知識を得て、知ったかぶりをするのにも便利。
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歴史の仮説議論小説。 ブクログや読書ログの感想を読んでると、 「バーでする話じゃない」「私なら嫌だ」 と書いている方がいらっしゃいました。 私などは、酒の席でこんな話をしたいのです。 こんな学術・芸術的な議論ができるサロンに出入りすることを子供の頃から憧れていました。 ...
歴史の仮説議論小説。 ブクログや読書ログの感想を読んでると、 「バーでする話じゃない」「私なら嫌だ」 と書いている方がいらっしゃいました。 私などは、酒の席でこんな話をしたいのです。 こんな学術・芸術的な議論ができるサロンに出入りすることを子供の頃から憧れていました。 しかし、心の病気になって実力を発揮することができずに人生から落伍することになりました。 底辺の場で頭の中だけはエリート思考という、場違い勘違い人間として苦しんでいます。 FeBe!のオーディオブックで聞いた。ドラマ形式で収録されていて聞き安くて楽な読書だった。 FeBeの鯨統一郎作品はこの作品だけなので、他の作品も出してほしいと思いました。 しかし、文庫版には収録されているという解説が収録されていないことに気付きました。 私は解説の類を読むのが好きなのだ。 単行本やオーディオブックの欠点は、解説がないこと。 やはり読書は文庫版に限る。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160519/p1
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歴史小説?ってのはほぼ初めて読んだ 作中は4人だが、ほぼメインは2人 いろいろとトンデモっぽい説がそれらしく語られていて、単純にへぇ~と面白い だが、物語としては一本調子というか、題材が違うだけであまり4人のバーっていう設定が活かされ切れていない気がする
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面白かった! 歴史は嫌いじゃないけど、中学高校の教科書を読む覚え方が好きではなかったので、全く詳しくないです。 が、この本は、みんなが知ってる歴史の逸話の「謎」の部分を取り出し、今までの解釈と全く違う解釈をしてくれます。 この説がフィクションなのかノンフィクションなのかわからない...
面白かった! 歴史は嫌いじゃないけど、中学高校の教科書を読む覚え方が好きではなかったので、全く詳しくないです。 が、この本は、みんなが知ってる歴史の逸話の「謎」の部分を取り出し、今までの解釈と全く違う解釈をしてくれます。 この説がフィクションなのかノンフィクションなのかわからないけど、読み物としても面白いし、本当だとしたら、歴史の見方が変わって面白い。 短編連作で、バーに集う3人が歴史のディベートをする形で話は進む。 宮田が新しい説を解き、それに静香が突っ込み、反論、三谷がなだめるというトリオ。 釈迦が悟りを開いたのはいつか?実は悟りを開いてないという話。 邪馬台国は東北にあるという話。 聖徳太子は実在せずに、別の人物と同一人物である話。 本能寺の変が、実は信長によって仕組まれた話。 明治維新は、勝海舟がたくさんの人を催眠術にかけて、成し遂げたことであるという話。 イエスの復活という奇跡をどう起こしたかというトリック。 どれもびっくりする内容だけど、確かに歴史書を確認すると辻褄が合う。 面白くて一気に読んでしまえる。
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『2005年 4月 8日 23版』版、読了。 とあるバーで、常連の三人が歴史の考証について言い合う「だけ」の歴史ミステリーです。短編集なので6編収録。いずれも題材が異なるだけで登場人物も場所も展開も同じという…残念な一冊でした。 確かに斬新な持論を展開する宮田の語る内容はおもしろかったけれど、そんな与太話を豪語する割には論文発表とか本格的な「何か」をするわけでもなく、バーでの独壇場ばかり。そんな小さなお山の大将的だったのが残念です。 残念といえば話の展開がどれも同じで、宮田が本当に窮して追い詰められることもなく、お高くとまる静香が毎回負かされて終了。場所もいつものバーテンという。新キャラや新しいライバルが登場するわけでもなかったという…残念の一言につきます。 とりあげる題材だけが光ってはいたものの、回を重ねるごとに「あー、またこの展開かー」と、物語自体の新鮮さは一切ありません。 そういう意味では題材以外、自分には合わなかった内容でした。 巻末の解説は、自分が感じたことをわかりやすく明記されていたので、それだけでも収穫はありました☆
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面白かった 邪馬台国は九州でも近畿でもなかった 織田信長は自殺だった 聖徳太子はいなかった キリストは十字架にかけられていなかった… トンデモ話かと思ったら 意外と説得力があって なるほど~!ってなった 日とに話したくなるけど いちいち覚えてないからぼんやりした話になるな(笑)
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教授、美人助手、ライター、バーテンダーがグラスを傾けながら歴史論争。悟りをひらいたのはいつですか?聖徳太子は誰ですか?謀反の動機は何ですか?維新が起きたのはなぜですか?奇蹟はどのようになされたのですか? 対話形式で、ウソでしょ?と誰もが思う部分をしっかり反論し、例証しているから...
教授、美人助手、ライター、バーテンダーがグラスを傾けながら歴史論争。悟りをひらいたのはいつですか?聖徳太子は誰ですか?謀反の動機は何ですか?維新が起きたのはなぜですか?奇蹟はどのようになされたのですか? 対話形式で、ウソでしょ?と誰もが思う部分をしっかり反論し、例証しているから、とても本当らしく思えます。
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不思議な魅力をたたえた作品。小説として読むとストーリー性がなさすぎるし、歴史ものとして読むとリアリティが薄すぎるけど、そうやってケチをつけるのが無粋に思えてくる。与太話を与太話として楽しもうとする人にはきっとおもしろい。登場人物のトンデモ新説は、あくまでトンデモではあるんだけど、...
不思議な魅力をたたえた作品。小説として読むとストーリー性がなさすぎるし、歴史ものとして読むとリアリティが薄すぎるけど、そうやってケチをつけるのが無粋に思えてくる。与太話を与太話として楽しもうとする人にはきっとおもしろい。登場人物のトンデモ新説は、あくまでトンデモではあるんだけど、その切り口は子どものころにわたし自身も不思議に思っていたことが多く、素直な疑問を疑問として追究することって意外とできないんだよなって考えさせられた。
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