邪馬台国はどこですか? の商品レビュー
歴史の真相を考察する、本作のようなミステリーは初めて読んだ。最初は「邪馬台国は岩手にあった」や「本能寺の変は織田信長の自殺だった」など、どの説も突拍子もなく荒唐無稽と思えた。しかし、宮田が沢山の資料を挙げながら自信満々に語っている姿に段々真実なのではと思わされる。小難しい歴史の話...
歴史の真相を考察する、本作のようなミステリーは初めて読んだ。最初は「邪馬台国は岩手にあった」や「本能寺の変は織田信長の自殺だった」など、どの説も突拍子もなく荒唐無稽と思えた。しかし、宮田が沢山の資料を挙げながら自信満々に語っている姿に段々真実なのではと思わされる。小難しい歴史の話が増えてしまいそうな題材だが、宮田の説に対立する静香というキャラのおかげで、テンポがよく次々に読めた。私自身、日本史Bを選択しており、ある程度歴史を知っていたというのもあるかも。ミステリ的に1番好きな説はイエスの復活トリックかな。
Posted by
こじつけやダブルスタンダードなところもありますが楽しんで読めました。 自分がよく知っている織田信長や幕末などが題材だとちょっと厳しいですが、詳しくない題材の場合はおもしろかったです。
Posted by
邪馬台国東北説、信長自殺装置説、 聖徳太子と推古女帝同一人物説、イエスとユダのすり替え説。 どれも面白かった・・・けど。 誘導の巧さか。
Posted by
歴史ミステリーと聞いていたのだけれど、ミステリーなのかな。 正直この本でいわれている歴史の説が、トンデモなのかどうなのかが判断つかず、とても危険だと思った
Posted by
歴史の定説を新たな解釈で覆す、と言う趣旨の話だけどいろいろ性に合わず楽しめかった。 バーで歴史談議が始まる、宮田が定説を否定する、静香が怒り罵る(これが非常に不快)、宮田それを意に介さず新説の肉付けを続ける、他メンバーがだんだん反論できなくなってくる、宮田トドメ、静香ぐぬぬ。大体...
歴史の定説を新たな解釈で覆す、と言う趣旨の話だけどいろいろ性に合わず楽しめかった。 バーで歴史談議が始まる、宮田が定説を否定する、静香が怒り罵る(これが非常に不快)、宮田それを意に介さず新説の肉付けを続ける、他メンバーがだんだん反論できなくなってくる、宮田トドメ、静香ぐぬぬ。大体こんな感じ。 静香をヒステリックで口汚い不快なキャラとして作り上げ、それを論破することをカタルシスとしている構図はなんとも安っぽく感じてしまうし、そもそも宮田の論ずる内容も根拠が弱い。八幡平はヤマタイと読めるから邪馬台国!って、え、そ、そうなんだ、ってここで投げ捨てようかと思った。 結局のところ、宮田と言うキャラを使って作者の新説を作中で披露、定説を論破して満足しているような絵が見えてなんとなく気持ち悪いなぁと思ってしまった。
Posted by
うそーん と思いながらも解説を読むにつれてあるかも…と思わせちゃう歴史ミステリー。 邪馬台国が岩手説、、、、。確かに八幡平の読み方は昔から不思議に思ってはいたが、、。
Posted by
逆説の日本史とかそういう系の、歴史の真実系のお話を、バーでの対話という小説形式にして読みやすくした本。大変興味を引くような、面白い内容で、歴史アレルギーな人以外はスイスイ読める。内容は眉唾ものばかりなので、この本を読んで「そうだったのかー」とはならないし、なってはいけないけれど、...
逆説の日本史とかそういう系の、歴史の真実系のお話を、バーでの対話という小説形式にして読みやすくした本。大変興味を引くような、面白い内容で、歴史アレルギーな人以外はスイスイ読める。内容は眉唾ものばかりなので、この本を読んで「そうだったのかー」とはならないし、なってはいけないけれど、読み終わった後は、歴史について多角的で柔軟な見方ができるようになっているはず。
Posted by
この本はジャンルとしては歴史ミステリーというらしい。 邪馬台国は岩手にあった!とか、明治維新は勝海舟が催眠術で起こした!とか、章題だけ聞くとアホらしく思えるが、読み進めていくうちにホントかもしれないと思えてしまうところが面白かった。 というより歴史そのものが面白いなあと感じさせて...
この本はジャンルとしては歴史ミステリーというらしい。 邪馬台国は岩手にあった!とか、明治維新は勝海舟が催眠術で起こした!とか、章題だけ聞くとアホらしく思えるが、読み進めていくうちにホントかもしれないと思えてしまうところが面白かった。 というより歴史そのものが面白いなあと感じさせてくれる作品だった。 20年前の本なので、新しい文献の発掘などで新説が登場していたりしてるだろうから、そういうのを調べてみてもおもしろいかも。
Posted by
2011/2/19 予約 マイミクのげんさんのところで見つけた。 2/27 借りて読み始める。 3/2 面白くて一気に読み終わる。 軽く読めて面白い! え〜、そんなこと考えなかった! ということが、テーマになっていて 登場人物もユニークで肩のこらない楽しい本です。 1998-0...
2011/2/19 予約 マイミクのげんさんのところで見つけた。 2/27 借りて読み始める。 3/2 面白くて一気に読み終わる。 軽く読めて面白い! え〜、そんなこと考えなかった! ということが、テーマになっていて 登場人物もユニークで肩のこらない楽しい本です。 1998-05 の本なので、最新の歴史情報とは無縁と心して読むこと! (*^_^*)♪ 内容 : カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。 三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。 初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった…。 回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。 ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活―を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。 (「BOOK」データベースより) 著者 : → 鯨 統一郎 覆面作家。著書に「邪馬台国はどこですか?」「タイムスリップ忠臣蔵」「タイムスリップ戦国時代」など。
Posted by
面白い。 二人のやり取りで論理的っぽく 説明されていくので分かった気がしてくる。 ミステリーの謎解き重視な印象。 歴史に興味がわく一冊。 堅苦しい教科書よりも記憶に残ります。
Posted by