邪馬台国はどこですか? の商品レビュー
オーディオブックで読了 ちょっと古い本ですが、逆説の日本史的で面白かったです。 ただ、この著者さん、仏教界やキリスト教会から怒られやしないか心配・・ってぐらい、突拍子も無い、それでいて納得感のある説が飛び出します。歴史好きなら絶対楽しめる逸品。
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ブッタは悟りを開いていないとか、邪馬台国は東北にあった、信長は光秀に頼んで自殺の片棒を担いだなど、資料に基づいた今までの史実と違う観点で論破していく話でこれもアリだなぁと思わせる内容で面白く読めた。 会話のやり取りはあまり世界史専攻してる割には知らなさすぎる感もあるけど。。。話の進め方はスラスラ読めるのになるほどと思える。
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ミステリなふたりアラカルトの後ろの広告で見て。 邪馬台国が東北にあったという話はなかなか興味深かったけど、 聖徳太子と蘇我馬子、推古天皇が同一人物とか、 ユダがイエスの身代わりに磔になったとか、 ちょっとうなずけない話もあった。 ご説の内容、というよりも、 マスコミにも登場する美人の大学文学部助手が、 ちょっと物を知らなすぎるのが気になってしょうがなかった。
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根拠はともかく、歴史の可能性の広がりを感じられて、非常に面白かった。 邪馬台国だけでなく、様々な歴史の話にメスを入れている。
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ブッダ、邪馬台国という掴みはすごく面白かったけど、 尻すぼみなイメージが強く残ってしまいました。 でも、歴史本ももっと読んでみようかなと 興味が広がるキッカケになる本だと思った。 こんな3人が集うBARがあったら行ってみたい。
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‹内容紹介より› このところバーテンダーの松永は忙しい。常連の三人がいきなり歴史検証バトルを始めてしまうので油断は禁物。話についていくため予習に励む一方、気をとらえて煽ることも。そつなく酒肴を供して商売も忘れず、苦し紛れのフォローを試み…。またもや宮田六郎の独壇場か、幕引きのカシ...
‹内容紹介より› このところバーテンダーの松永は忙しい。常連の三人がいきなり歴史検証バトルを始めてしまうので油断は禁物。話についていくため予習に励む一方、気をとらえて煽ることも。そつなく酒肴を供して商売も忘れず、苦し紛れのフォローを試み…。またもや宮田六郎の独壇場か、幕引きのカシスシャーベットがお出ましに。三谷教授はいつもながら従容不迫、おおっと静香が切り札を出した! ーーー 表題作以外に、それまで「定説」と言われてきた歴史認識を根本から揺さぶる宮田六郎の主張。 ブッダは悟りを開かなかった? 明智光秀の「謀反」は信長に依頼されたもの? 邪馬台国は東北地方?? 全6編のミステリーが読者を惑わします。 特に個人的にも納得できたのは邪馬台国東北地方論。 丸め込まれた感じがしないでもないですが、なるほど、そういう考え方もあるのかなあと思ってしまいました。 …実際に東北の古代史の知識は少ないので、この説に妥当性があるかどうかの判断はできないのですが。 キリストの復活を扱ったものや、江戸城無血開城の「黒幕」についての短編は少し「こじつけ」が強いように感じました。 推理としては面白いけれど、ちょっとどうなの、という感じです。 ある程度、「通説」となっている歴史認識について、一般常識レベルの知識をもっていないと読んでいて面白くないかもしれません。 登場人物のひとり、静香さん(大学教授の助手)の発言が厳しい、というか他者を尊重しないものだったのも、「軽快なやりとり」を少し通り過ぎて不愉快に感じる場面もありました。
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読後に渦巻く「???」 これは確かに本当の意味ではミステリ小説とは言えないだろう。ではなんと呼べばいいのか??? 確かなことは、この作品が一級の歴史エンタテインメント小説であるということだ。 夜な夜なバーに集う歴史オタクたちの喧々諤々のトークバトル。彼らの話を聞いていると、これ...
読後に渦巻く「???」 これは確かに本当の意味ではミステリ小説とは言えないだろう。ではなんと呼べばいいのか??? 確かなことは、この作品が一級の歴史エンタテインメント小説であるということだ。 夜な夜なバーに集う歴史オタクたちの喧々諤々のトークバトル。彼らの話を聞いていると、これまで常識だと思っていたことが、まやかしに思えてしまうから楽しい。 邪馬台国のあった場所。 聖徳太子の正体。 ブッダは本当に悟りを開いたのか。 本能寺の変に隠された真実とは。 明治維新の黒幕は。 などなど…… この作品を読んで、一気に歴史の面白さに引きずり込まれた私は、歴史を学びなおすために、学習参考書まで買い込んでしまった。後を引く面白さだ。
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オーディオブックで聞いた。 全編、邪馬台国の話かと思っていたら、聖徳太子の話や明治維新、イエスキリストの話と、様々な歴史についてのこれまでの解釈を覆す新しい解釈が展開されていて、とても面白かった。 自分は、中学、高校時代、歴史の授業は苦手だったけれど、この本は興味深く聞く(オーデ...
オーディオブックで聞いた。 全編、邪馬台国の話かと思っていたら、聖徳太子の話や明治維新、イエスキリストの話と、様々な歴史についてのこれまでの解釈を覆す新しい解釈が展開されていて、とても面白かった。 自分は、中学、高校時代、歴史の授業は苦手だったけれど、この本は興味深く聞く(オーディオブックだからね)ことができた。 史実は、一体どうなんだろう。 ぜひ、この小説の内容を権威ある歴史学者に検証してほしいものだ。 改めて、文庫本で読んだ。 面白かった。 この本に書かれていたことは、信じてよいのだろうか。それとも、小説として書かれたノンフィクションなのか。 自分で、史料を調べてみるのがよいのだろうな。
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歴史的に詳細が究明されていない史実に関して、 従来にはなかった解釈を提起している話。 登場人物のやり取りと理由付けがしっかりできた 解釈という2つから本書であげられる解釈が 事実なのでは?と思わせてくれます。 邪馬台国の話と。聖徳太子の話、 明治維新の話は面白いです。 ただ...
歴史的に詳細が究明されていない史実に関して、 従来にはなかった解釈を提起している話。 登場人物のやり取りと理由付けがしっかりできた 解釈という2つから本書であげられる解釈が 事実なのでは?と思わせてくれます。 邪馬台国の話と。聖徳太子の話、 明治維新の話は面白いです。 ただこの論が史実の解釈として挙がっていないというのは やはり間違っているということなのかな、とも思います。
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奇想天外な仮説だが、根拠となる資料の提示、解釈を提示されると納得してしまう。 会話形式で進むので読みやすいし、反論者が自分に変わって疑問点を指摘してくれるが、こういう形でなくても良かったのではないか、とも思う。
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