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カモメに飛ぶことを教えた猫 の商品レビュー

3.8

36件のお客様レビュー

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2026/03/10

猫はカモメに飛び方自体を教えることはできないけれど、大切なことを教えた。それが少し不思議なタイトルの伏線回収であると思った。

Posted byブクログ

2025/07/09

人間の愚行によって亡くなった母カモメと、その卵を預かったネコのお話。 母カモメは亡くなる前にネコと3つの約束をします。ネコは仲間とともに、その約束を果たすために奮闘します。 「きみはぼくたちと違っていて、だからこそぼくたちはきみを愛している」という言葉は、紛争の絶えない時代だ...

人間の愚行によって亡くなった母カモメと、その卵を預かったネコのお話。 母カモメは亡くなる前にネコと3つの約束をします。ネコは仲間とともに、その約束を果たすために奮闘します。 「きみはぼくたちと違っていて、だからこそぼくたちはきみを愛している」という言葉は、紛争の絶えない時代だからこそ尊く響きます。 また、「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、全力で挑戦したときだけ」という言葉には、生きる勇気を与えてもらったような気がします。 シンプルで素敵な一冊でした。

Posted byブクログ

2025/06/26

カモメに飛ぶことを教えた猫 図書 白水社 1998/06ルイス セプルベダ∥〔著〕 銀色のつばさのカモメ、ケンガーはやっとの思いで原油に覆われた海を飛び立ち、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには一匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵を...

カモメに飛ぶことを教えた猫 図書 白水社 1998/06ルイス セプルベダ∥〔著〕 銀色のつばさのカモメ、ケンガーはやっとの思いで原油に覆われた海を飛び立ち、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには一匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカモメは、これから産み落とす卵をこの猫に託すことになる。が、その前に三つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった。 ************ 児童書ジャンル。 高齢になっても、、、(なったからこそかも) 児童書の楽しさを改めて感じてる。 児童書はとてもストレートにメッセージを伝えてくれるので とても理解しやすい。(スーッと心に入ってくる) 黒猫ゾルバが、瀕死のカモメから託された3つのお願い。 母カモメが“瀕死”になった原因がたとえ最初は自然の荒れであっても もし海があれほど汚染されていなければ・・・と思ってしまう。 綺麗ごとでごまかさず、こういう事で命を落とす鳥や動物達がいるという現実。 最後の力を振り絞って、卵をひとつ産み落とす。 カモメから託された願いの約束を守るためゾルバは奮闘する。 個性あるいろんな猫も登場してきて、協力しあう。 でもどうしても最後の3つ目の約束を守れない。 それは子カモメが大きくなった今、その子が空を飛ぶ事。 猫と一緒に暮らしてきた子カモメは、自分が飛べる事を知らない。 飛ぼうとも思わない。 飛びたいとも思わない。 いろいろ試すけれど、どうしても出来ない。 ゾルバが最後に一度だけ、力を借りにいったのは人間だった。 「異なる考え方同士では何もわかり合えないと思い込んでいるのが人間だ」と 接することを避けてきた猫達にとって、それは大きなルール違反。 周りの猫たちの反対を押し切って、説得して、 たった一度だけと、信用できる唯一の人間にカモメが空を飛べるよう頼みにいく。 飛べなかった子カモメが大空を飛んでいくラストシーンは何だかジーンときた。 子カモメはきっとどこかでカモメの群れに交わり、世界中を飛んでいくんだろうなぁ。 最後にゾルバは悟る。 『自分とは違っている者を認め、尊重し、愛することのすばらしさを知った』と。 そして、 『飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願ったものが、全力で挑戦したときだけだ』と。 心に刺さる言葉だ。 いつも頑張ってるって思ってても、心の底から本当に“飛べる”って思っているのか? 心の奥底では、どこか“諦め”の気持ちもあるんじゃないか?とか。 改めて自分を見つめなおす機会になった。

Posted byブクログ

2024/12/29

「きみのおかげでぼくたちは、自分とは違っている者を認め、尊重し、愛することを、知ったんだ。自分と似た者を認めたり愛したりすることは簡単だけれど、違っている者の場合は、とてもむずかしい。」 “大丈夫!”と、自分を信じてくれる誰かがいるだけで、一歩踏み出す勇気がわく。 自分だけでは...

「きみのおかげでぼくたちは、自分とは違っている者を認め、尊重し、愛することを、知ったんだ。自分と似た者を認めたり愛したりすることは簡単だけれど、違っている者の場合は、とてもむずかしい。」 “大丈夫!”と、自分を信じてくれる誰かがいるだけで、一歩踏み出す勇気がわく。 自分だけでは不可能に思うようなことも。 違っているからこそ愛している、という猫の言葉が心に残りました。 愛するとは? 生きるとは? カモメと猫が教えてくれます。

Posted byブクログ

2024/03/14

少し前にブクログに登録していたので、何でこの本を知ったのかすっかりわからなくなってしまったのですが、手にしてからタイトルを眺めてはいつ読もうかとうずうずしており、ようやく読めました。 キャラクターたちの行動の動機や気持ちの流れがわかりやすく描かれており、物語文の理解の初歩のレベ...

少し前にブクログに登録していたので、何でこの本を知ったのかすっかりわからなくなってしまったのですが、手にしてからタイトルを眺めてはいつ読もうかとうずうずしており、ようやく読めました。 キャラクターたちの行動の動機や気持ちの流れがわかりやすく描かれており、物語文の理解の初歩のレベルかなと思います。ただ漢字はほぼふりがながなく、小学校高学年からしか渡せなさそうなのが残念。語彙も「憤慨」や「荘厳」などやや難しめな熟語も見受けられます。 猫社会を想像たっぷりに描いた童話はたくさんありますが、その中でも「筋を通す」という気持ちよさ、情の厚さを根っこに据えてストーリーを展開しておられます。 登場キャラクターはそれなりに出てくるのに意外と混乱しないのはセリフが特徴的だからかな? 中学生以降には、ややストーリーが子どもっぽく感じられてしまうかも。絵も日本の子どもウケはしにくいかな…勧めるのはちょっとしりごみしてしまいます。でも、自分と違う生活をする生きものに対する慈しみを描いた作品として、湿っぽすぎず、男の子でも読みやすいキャラクターなのは特筆する点です。見極めて勧めていきたい良作でした。

Posted byブクログ

2023/12/10

港の猫の名誉と誇りにかけて、交わした約束は守り抜く。 優しさを胸に秘めたゾルバのハードボイルドなセリフがカッコよい。 いいかい、きみはカモメだ。そして、カモメとしての運命を、まっとうしなくてはならない。 だからきみは、飛ばなくてはならない。 飛ぶことができたときこそ、きみはきっ...

港の猫の名誉と誇りにかけて、交わした約束は守り抜く。 優しさを胸に秘めたゾルバのハードボイルドなセリフがカッコよい。 いいかい、きみはカモメだ。そして、カモメとしての運命を、まっとうしなくてはならない。 だからきみは、飛ばなくてはならない。 飛ぶことができたときこそ、きみはきっと、本当に幸せになれる。

Posted byブクログ

2023/11/29

飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、全力で挑戦したときだけだ というゾルバのセリフが、 心にささりますね^ ^ 引用されている、ベルナルド・アチャガという詩人が書いた「カモメ」という詩も、 カモメが飛ぶためのヒントになり、すてきな詩です!!

Posted byブクログ

2023/08/13

何のお勧めだったか、読む頃には忘れている。 よくある「カモメに飛ぶことを教えた猫」の話し。 向かい風やら博士やら大佐、さる、秘書やら脇役が騒がしいのは楽しいが、それ以上はない。小学中学年には良いかも。

Posted byブクログ

2023/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猫がどうやってカモメに飛ぶことを教えるの?? って気になったのと、劇団四季がミュージカルで 上演する物語だと知り、読んでみたくなった。  人間が海に垂れ流した原油にまみれてしまった 1羽のカモメ。  ひん死の母カモメは命とひきかえに卵を産み、 黒猫のゾルバに託します。  ゾルバは、母カモメと交わした「3つの約束」を 果たすために、仲間と力を合わせて奮闘する姿が 描かれています。  優しい気持ちにさせてくれる物語で感動。 あとがきもよかった。  ミュージカルを観に行こう!とチケットを買った のに、コロナのせいでチケットは払い戻し、、 観たかったな。 

Posted byブクログ

2020/10/14

瀕死のカモメが、猫に三つお願いをした。 わたしが産む卵を食べないで。 ヒナが産まれるまで、世話をして。 ヒナに飛ぶことを教えて。 そして、カモメは卵を一つ産んだ。 卵を託された猫ゾルバは、どうやってヒナに飛ぶことを教えるのか。

Posted byブクログ