カモメに飛ぶことを教えた猫 の商品レビュー
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あらすじは素晴らしいのだけれど,前振りが長くて,一番盛り上がるはずのシーンがあっさりと書かれていて残念でした。 洋書のまわりくどさが苦手なので物足りなく感じました。
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中学生の時に読書感想文を提出するために読んだ本を約10年ぶりに再読。 その名の通り、猫がカモメから卵を託されて、子カモメが飛び立つまでのストーリーです。 この物語、トラブルは起こるものの、しっかりと書かれているわけではなくて、あらすじのような感じで進行が早い。 読みやすいといえ...
中学生の時に読書感想文を提出するために読んだ本を約10年ぶりに再読。 その名の通り、猫がカモメから卵を託されて、子カモメが飛び立つまでのストーリーです。 この物語、トラブルは起こるものの、しっかりと書かれているわけではなくて、あらすじのような感じで進行が早い。 読みやすいといえばとても読みやすい。 盛り上げようとすればいくらでも盛り上げられそうなエピソードはあるのだけど、この短さでもいいのかな?と思っていました。 ちょっと物足りないような気がしないでもない。 実際ゾルバはカモメに飛ぶという技術は教えていない訳だけど、精神的に大事なことは教えたんだと思います。 カモメのお母さんが猫に卵を託さなければならなくなった原因とか、ゾルバへの約束が3つだったとか、詩人は飛ぶ方法を知っているとか、気になる所はたくさんあって、深く考えて調べながら読み返せばそれなりの読書感想文は書けそうな気がする?
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人間の身勝手さ故の、黒い死の波の犠牲になった一羽のカモメが残した一つの卵。今わの際に猫のゾルバに託した三つの約束。その約束を果たそうと、仲間と奮闘する物語はユーモラスに、時にスリリングに進んでいき、あっという間に程好い余韻を残して終わる。 訳者(河野万里子)あとがきに書かれて...
人間の身勝手さ故の、黒い死の波の犠牲になった一羽のカモメが残した一つの卵。今わの際に猫のゾルバに託した三つの約束。その約束を果たそうと、仲間と奮闘する物語はユーモラスに、時にスリリングに進んでいき、あっという間に程好い余韻を残して終わる。 訳者(河野万里子)あとがきに書かれてあることが、そのまま私の感想であったので引用を許して頂きたい。 <<主義主張の違い。文化の違い。種の違い。そうした「異なる者どうし」は、どうしたらともに生きていくことができるのか。「異なる者どうし」は、心を通わせることが可能か。現代を生きる人間に、驕(おご)りはないか。人間の希望は、支えは、どこにあるのか。 「異なる」からといって排斥するのではなく、「異なる者どうしの愛」こそ尊いという思い。 この物語からは、人間が決して軽んじてはならないこと、忘れてはならないこと、心の奥で大切にしなくてはならないことが...伝わってくる。>> 同じ思いで読み終えた。しかし、言葉では容易くとも実際に「異なる者」を受け入れることはむずかしいと認めざるを得ない。だからこそ、物語といえども、懸命に為し遂げた「異なる者どうしの愛」に素直に感動するし、同じように希望と支えを持ちたいと願わずにはいられないのだ。難しいのは百も承知。できすぎた物語であるかもしれない。しかし、無理!の一言で片付けてはいけないと思う。ほんの少し関わりを意識するだけで、歩み寄れる何かが見えてくる気がするから...。
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「猫」というキーワードが入っているので随分前からその存在は知っていて読んだ気になっていましたが、まだ読んでいなかったみたい。 ドイツの港町ハンブルグで繰り広げられる猫とカモメのお話。ほほえましい交流の傍らで、環境破壊へ苦言も呈しています。海外文学特有の翻訳の引っかかりはありますが...
「猫」というキーワードが入っているので随分前からその存在は知っていて読んだ気になっていましたが、まだ読んでいなかったみたい。 ドイツの港町ハンブルグで繰り広げられる猫とカモメのお話。ほほえましい交流の傍らで、環境破壊へ苦言も呈しています。海外文学特有の翻訳の引っかかりはありますが、シンプルに楽しめます。
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やさしい猫ゾルバは、カモメにどのように飛ぶことを教えたのか? みんなに協力してもらいながら、知識を大いなる知恵に昇華していく。その力を示してくれる本です。
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母カモメが事故に合ってしまい朦朧した意識の中、自分が最後に残した『卵』を猫のゾルバに『三つの約束』をと共に託す。 ゾルバは、仲間達と共に託された小さな命を空高く羽ばたかせる。
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タイトルとうり猫好きにはたまらない一冊(笑) もちろん猫の可愛さだけでなく猫とカモメという異色な2人とそれを見守る猫達。全てが暖かい素敵な作品です。
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猫の誇りにかけて。 交わした約束は必ず守る。 しかも、一匹の猫が交わした約束は、港のすべての猫の約束でもある。 猫好きなら、みんな、読むだろう。このおとぎ話。
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ネタバレあります ○概要 ハンブルクの港に住むゾルバは、自らの世話をしている少年が夏のキャンプに出かけたその日、原油まみれで瀕死のカモメに出会う。 ゾルバはカモメと、卵を食べず、雛を育て、飛び方を教えるという約束をする。 一匹の猫が交わした約束は、港中の猫が交わし...
ネタバレあります ○概要 ハンブルクの港に住むゾルバは、自らの世話をしている少年が夏のキャンプに出かけたその日、原油まみれで瀕死のカモメに出会う。 ゾルバはカモメと、卵を食べず、雛を育て、飛び方を教えるという約束をする。 一匹の猫が交わした約束は、港中の猫が交わした約束。と、港中の猫たちは協力しあって雛を育て、フォルトゥナータ(幸運な者)という名をつける。 猫の中で育ったことで、猫になりたいと願うようになっていた彼女だが、嵐の中を飛ぶカモメの話を聞いて空を飛びたいとゾルバ達に伝える。 百科事典の知識をもとに飛ぶ練習をはじめた彼女が何度も失敗する姿に、ゾルバは猫の世界のタブーを破る許可を願い出る。〈人間のことばを話してはならない〉というタブーを。 そうして詩人のもとを訪れた彼は、フォルトゥナータが飛ぶ為の助力を求める。 その夜、詩人と共に教会に忍び込んだゾルバ達は、フォルトゥナータが空を飛ぶ姿を目にするのだった。 ○感想 ニシンが食べたい。 作者はニシンをよく食べてるのかな。もともとは何語なんだろ。 キャラクターも立ってるし、メッセージもいい。 そんで、不法侵入な詩人はまあほっとくとしても。飛べたはいいけどカモメとしてやってけるのかフォルトゥナータ…。
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サラッと読んでしまったけれど、深い話。読書感想文なんかを書くのにはいいのかも。でももし、そうだとしたら一生懸命読まなきゃならないね。
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