屍鬼(上) の商品レビュー
世界観や設定などは正直ありふれた吸血鬼系の作品ではよくあるものだなとは思うが、今から少し昔の隔離された田舎町というのが文字だけでとても想像しやすく季節感や人の心情がとても共感しやすい・想像しやすい読みやすい作品だった。 次から次へと変化していく村の様子と明らかになっていく事実。...
世界観や設定などは正直ありふれた吸血鬼系の作品ではよくあるものだなとは思うが、今から少し昔の隔離された田舎町というのが文字だけでとても想像しやすく季節感や人の心情がとても共感しやすい・想像しやすい読みやすい作品だった。 次から次へと変化していく村の様子と明らかになっていく事実。 まるで推理小説を読んでいて自分も一緒に推理しているようなそんな感覚にも陥るような作品。
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外場は樅の木に囲まれた村。樅の木は昔から卒塔婆を作るのに使われてきた。村は樅の木を使った木地師達が開拓したといわれている。少し前まで木材所が多かったが現在は過疎の山村である。そんな村の僧侶と医者が村の変事に気がつく。いくら老人が多いといっても死亡者が多すぎる。それに急な転居者や失...
外場は樅の木に囲まれた村。樅の木は昔から卒塔婆を作るのに使われてきた。村は樅の木を使った木地師達が開拓したといわれている。少し前まで木材所が多かったが現在は過疎の山村である。そんな村の僧侶と医者が村の変事に気がつく。いくら老人が多いといっても死亡者が多すぎる。それに急な転居者や失踪者も。何が外場を襲っているのだろうか。だんだんと自分たちの手に余る事態になりつつある。
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最初の感想、本が厚い!重い!二段組だし! そして登場人物が多い。 とっかかりはイマイチだったけど後半に行くにつれグイグイ引き込まれた。 そこからは一気に。 もしかしてちょっとオカルト風に見せて、純粋にパンデミックものなのか?な?と思わせといて、やっぱ小野不由美さんだったな〜〜!
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漫画の方をちらっと見てみたり、SIREN関連で気になっていたのですが、機会がなくて今回たまたま図書館で目があったので意を決して読んでみました。 思っていたより上巻は穏やか。段々と医療ミステリ?となり下巻へという感じでした。 閉じた人間関係に辟易。というか登場人物が多くてすごい。...
漫画の方をちらっと見てみたり、SIREN関連で気になっていたのですが、機会がなくて今回たまたま図書館で目があったので意を決して読んでみました。 思っていたより上巻は穏やか。段々と医療ミステリ?となり下巻へという感じでした。 閉じた人間関係に辟易。というか登場人物が多くてすごい。 名前だけでは分からない人ばかり。でもさっきでてきた誰々の家族とか、親戚とかそういうのであー、あの人のって分かるのが面白いので、あえて戻らずに読み進めてみたり。 上巻は長い序章って感じで、下巻からいよいよホラー展開のようですが、頑張って読みたいと思います。
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中学2年の時に読んだと思いますが・・・ 怖くて、悲しくて、それでも面白くて最後まで読破してしまいました。 親子で読んでいて、母と奪い合って読んだ記憶があります笑 最初文庫本で読んでいたのに、まだ文庫本は途中までしか出ていなくて、図書館でこの分厚い上下巻を借りて最後まで読みました。...
中学2年の時に読んだと思いますが・・・ 怖くて、悲しくて、それでも面白くて最後まで読破してしまいました。 親子で読んでいて、母と奪い合って読んだ記憶があります笑 最初文庫本で読んでいたのに、まだ文庫本は途中までしか出ていなくて、図書館でこの分厚い上下巻を借りて最後まで読みました。最後は本当に切なかった・・・。
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一気読みとはさすがに行かないものの、熱中して読んだ。 どんな風に物語が決着するのか、とても楽しみ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カインとアベルの話をモチーフにするのは分かるのですが、いかんせん事前の説明がダラダラ長いと感じました。そこまで新しい設定でもないので、あの事前説明はつらいです。
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コミック、アニメとも見たけど原作はやっぱり秀逸。ホラー要素だけでなく社会的な問題や日本文化・風土の特徴にも思いを到せさせられる。
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初めての不由美san。単行本全1,200頁の超長編でしたが、少しずつ、一つずつ言葉をかみしめながら読み進めました。 忍び寄る死者の群。息を潜め、闇を窺う村人たちー。屍鬼と人間。凄惨なシーンは多かったですが、どちらの狩りも生存するために必要なこと。本編と並行する若御院の執筆にも心...
初めての不由美san。単行本全1,200頁の超長編でしたが、少しずつ、一つずつ言葉をかみしめながら読み進めました。 忍び寄る死者の群。息を潜め、闇を窺う村人たちー。屍鬼と人間。凄惨なシーンは多かったですが、どちらの狩りも生存するために必要なこと。本編と並行する若御院の執筆にも心惹かれました。 不由美sanの語彙力に脱帽です。次は、十二国記へ!!
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群像劇のように沢山の村人たちの視点から物語が進行していく。描写があまりにも緻密で執拗で読むのに体力がいる、でも気になって読むのを止められない……疲れた……
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