屍鬼(上) の商品レビュー
最初はダラダラじわじわと追い詰められていきます。 何かすごい事件が起こるわけではないので 展開が遅いのが苦手な方には向かないかも… しかしこのダラダラ感が後々効いてきます。
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え〜んえ〜ん、怖いよう。 タイトルも怖いし、表紙も怖い。作者の小野不由美さんの「不」の字も怖いし(失礼)、やたらと分厚いのも怖い。 もちろん、内容も怖い。とにかく、全てが怖いんです。 もともと、オカルトとかホラーものは苦手なので、これもタイトルを見ただけだったら絶対読まなかった。 でも、某ミクシィの読書コミュニティで、長編小説としてこれが「おもしろい!」と推している方が何人もいらっしゃったので、興味を持って図書館で借りてきました。 たいてい家の者が寝静まってから、1人で本を読む私。 これを読んでいる間中、後ろが気になって気になって仕方なかった。 だって怖いんだもの!! 村の人達が次々と同じような症状で死んでいったり、突然転居したりする。 原因もわからず、でも確実に村から人が減っていくこの怖さ。 ちなみに、静信という坊主の書く小説部分はほとんど飛ばして読んでしまいましたが、それでも内容把握に支障はない。 そもそもああいう文章が好きじゃなくて。 「わかりづらい!」と、太字(小説部分は太字で書いてある)を見つけたら一気に飛ばしてました。 下巻は、上巻に輪をかけて分厚いのだけど、早く読みたい!!
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今生きてる作家の中で間違いなく5本の指に入るであろうエンターテイメントの傑作。読むのは2回目だけど最初と同じように引き込まれていった。最近特に目につく、ヌルいわ媚びるわの職業作家にあきあきしてる方は是非。
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上下巻同時発売。ダンベルとして代用できる重さです。テスト前日の発売だったため、テスト勉強での徹夜ではなく読書での徹夜に。結果はぼろぼろ。自制のきかなかった自分とホラーな内容に暗くなったのを覚えています。 すごく面白かったので止められず…
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現代吸血鬼ものかな? 現在の田舎が舞台で…私も田舎出身だったので読んでいる時はドキドキモノでした。 閉鎖された空間での迫りくる恐怖は耐えがたいものがありますよ…。 島出身なのですが、いざとなった時、船を止められたりしたら逃げ場が無いじゃないですか!? ああ、島で伝染病とか流行った...
現代吸血鬼ものかな? 現在の田舎が舞台で…私も田舎出身だったので読んでいる時はドキドキモノでした。 閉鎖された空間での迫りくる恐怖は耐えがたいものがありますよ…。 島出身なのですが、いざとなった時、船を止められたりしたら逃げ場が無いじゃないですか!? ああ、島で伝染病とか流行ったりしたら、閉鎖できるじゃん!とかね。 『屍鬼』はホラーですが、決して「忘れられない恐怖」にはならない。 吸血鬼たちの正体や、心情とかも人間臭く書かれていたりして… 人狼と呼ばれる吸血鬼・辰己氏は生き様+死に様が忘れられない好きなキャラです。 最後に主人公たちが未来に続く形で終ったのは、私としては好ましかったですね。 そういう終り方好きです。
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「しき」と読みます。最初「しかばねき」かと。。(-o-; 内容は和製ランド・オブ・ザ・デッド(笑) ・・・・面白い!!!!!!! 最初、読み始めは・・やべっ!面白くなさそう!と。。 とりあえず単行本で分厚い上下巻! 文庫本だと全5巻という内容!先は長い! それだけでも挫けそうになったんだけど 読んでくうちにその世界観にすっかりはまって・・。 【ドがついてもあまりあるほどの田舎。 村と言う一つの閉ざされた集落。 そこで続く死人。疫病なのか? 一体何が村で起きているのか?】 とにもかくにも登場人物が多いです! 流し読みがクセなので途中で誰が誰だかわかんなく なってしまうほど人が出てきます。 それでもまぁ、主要人物がしっかりしてるので 脇役の名前が曖昧でもなんとか読めます(^-^; 田舎の話と聞くと敬遠してしまうくせに 天然コケッコーって漫画もそうだったけど 読み始めるとその世界観にはまってしまうのは私の両親が田舎出身で、未だ親戚もたくさん住んでるし隣の家までは歩いて10分以上かかり、山があり川があり・・ というそんな田舎を体感してるからかもしれません。 だからこの物語の世界観がすごく自然に想像つくわけで。 読み終わってもなお、このお話の事を考えてしまうほど 好きな話でした。 ただ、長いです!物語の中に出てくる小説とか飛ばして読みました。 あれがいいって人たくさんいるだろうけど私にはいらなかったです。 もう少し短くできたんでは!?とも思うけど 終わってしまうのが残念なそんな気持ち。
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○2008/02/23 怖ぇー!背筋がぞーっとかじゃなくて、じわじわとくる怖さ。まさに迫り来る?思わず笑い出すほど後からきた。いやぁ、続きが気になって仕方ない! 今まで読んだ中でもかなり登場人物が多いほうだと思うけど、なぜだか理解、識別にはそこまで困らなかった。数回あれ…と思っ...
○2008/02/23 怖ぇー!背筋がぞーっとかじゃなくて、じわじわとくる怖さ。まさに迫り来る?思わず笑い出すほど後からきた。いやぁ、続きが気になって仕方ない! 今まで読んだ中でもかなり登場人物が多いほうだと思うけど、なぜだか理解、識別にはそこまで困らなかった。数回あれ…と思って戻るだけ。戻るべき場所もなんとなく覚えてるから苦ではなく。小野さんのパワーなのだろうか。 厚いハードカバーなんで、読んでる途中体勢を変えて手で持たなきゃいけなくなるのが辛いかな(笑)
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今まで読んだ中で一番文章量が多い一冊! この作品から小野女子の作品を読み漁るようになりました。
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私が持っているのはハードカバー版でべらぼうに分厚いです。人が殺せるくらい厚いです。登場人物が多くて名前を覚えるのが大変だけど、大抵の人がすぐ死ぬので大丈夫。中盤以降の展開が怖い!そんで面白い!最近フジリューによって漫画化されました。
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表紙絵とかあんまり好きじゃないんですが、この厚さと重みですよ、重み。まさに内容に吊り合う見た目。 中身は目茶苦茶面白い。難しいところがあるから本読み慣れない人はキツいかもしれないけど、ちょっと我慢すれば最後まで読まずにいられなくなること請け合い。漫画はどうかと思うけど、とにかく面...
表紙絵とかあんまり好きじゃないんですが、この厚さと重みですよ、重み。まさに内容に吊り合う見た目。 中身は目茶苦茶面白い。難しいところがあるから本読み慣れない人はキツいかもしれないけど、ちょっと我慢すれば最後まで読まずにいられなくなること請け合い。漫画はどうかと思うけど、とにかく面白い。
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