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幻色江戸ごよみ の商品レビュー

3.7

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2010/01/11

このころ宮部さんの時代物にハマって同じようなのたくさん読んだ。 これがまた同じようなのがたくさんあるから(喜んでます)。 ちょっと不気味な感じの短編集だったかな?

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2010/03/27

江戸の町に暮らす人々を描いた短編集。 悲劇もあれば喜劇もある。 『器量のぞみ』の終わり方は読んでいて嬉しくなった。

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2009/10/07

−釈然としない。 読後の感触はそんなものばかり。 江戸に起こった不思議の数々。人の因果が然り、あやかしの所業もまたしかり。 ぽつぽつと。とつとつと。 短いながらも濃度の高い短編集でした。

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2009/10/07

2009.05 ほのぼのとする話もあれば、やりきれない話もあり。「器量のぞみ」の話が1番好きかな。

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2009/10/04

ものすごく面白かったです。 全体的には哀しい話も多かったのですが、どの作品も印象的でした。 「紅の玉」はラスト衝撃的で、そして哀しい。素敵なお話なのに・・なんて哀しいラスト。 「春夏秋鐙」はけっこう怖いお話。古道具屋のご主人の言葉が印象的。 ―私らはね、てめえの欲とか我がままと...

ものすごく面白かったです。 全体的には哀しい話も多かったのですが、どの作品も印象的でした。 「紅の玉」はラスト衝撃的で、そして哀しい。素敵なお話なのに・・なんて哀しいラスト。 「春夏秋鐙」はけっこう怖いお話。古道具屋のご主人の言葉が印象的。 ―私らはね、てめえの欲とか我がままとか、他人様への憎しみとか焼きもちとか、もろもろ汚いことを考えたり話したりするってのは、たいてい、夜のことでしょう。お天道さまのいないところで、そういうことを心の底のほうから取り出してみて、ひねくりまわす。 行灯てのは、そういうものを、みんな見てるんですよねえ。行灯だけが見てるんですよ。一年中、私らが企んだり止めたりやってみたり失敗したりしている、いろいろな後ろ暗いことをね。障子は外の景色を見ることもできるけど、行灯てやつは家の内側の、暗いところにばっかりいるからね。― P80より。 「器量のぞみ」はこれまでの流れから厳しいラストを想像していたのですが、ものすごく素敵なラストでした。この中でも1,2を争うほど好きな作品です。読み終えたとき、とても温かいいい気持ちになります。 「庄助の夜着」は孤独感があって、やっぱりちょっと哀しい寂しいお話。 「まひごのしるべ」も哀しく寂しいお話でした。火事から逃げたおたえの気持ちを考えると、本当に哀しくなってしまいます。 「だるま猫」はけっこう怖いお話。でもとても奥が深いお話でもあります。 「小袖の手」も怖いお話で、つくも神なんていう言葉も出てきます。お母さんが娘に話し聞かせる語り口が心地よくて、意外と好きな作品です。 「首吊り御本尊」はタイトルと違って、心温まるお話です。 「神無月」これは「器量のぞみ」と1,2を争っている大好きな作品です。作品自体の良さはもちろん、物語の展開や描写が良いです。タイトルの神無月に籠められた意味を知ると、涙が溢れてしまいます。 「詫助の花」は孤独を感じさせる、少し寂しげなお話。 ラストの「紙吹雪」は「器量のぞみ」「神無月」に続いて、文句なしの3位の作品。寂しく哀しく、復讐という重いテーマですが、なんだか爽快感がああるというか不思議なお話です。 全体的に寂しかったり暗かったりといった作品が多いのですが、全て読み終えたときに満足感があり読み応えのある1冊です。 *2009'4 読了

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2011/09/17

江戸下町情緒溢れる12の短編集。どれも切なさ、やるせなさ、人情をじんわりと感じさせてくれる話で、しばし浸らせてもらった。幽霊や怪談めいた話もあるけれど、人の心の闇の奥深さ、弱さをのぞき込むような気分になった。宮部みゆきの江戸情緒を味わいたい方にお勧めの短編集。

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2009/10/07

12話の短編が詰まった本。1月から始まり、季節を追って12月まで話は進みます。いつの時代でも、女の悩みは変わらないものよね(?)・・・の『器量のぞみ』が面白かったです。

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2009/10/04

短編集。 良い意味でいつもどおりの、細かい知識なしに読める「時代物小説」。 人の心はいかに弱いものであるか、教えてもらった気がした。

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2014/11/13

ちょっと怖い江戸時代の短編小説集。全12話。どれも、ちょっと悲しくなる話だった。----この短編小説とは直接関係ないけど、江戸時代に行ってみたい。江戸の人々を感じてみたいなぁ。

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2009/10/04

怪異を描いた短編集。怖いというより、切ない、悲しい、と思うものばかりです。 宮部さんの時代物短編はどれも大好きだけれど、この本では特に「首吊り御本尊」がよかったなあ。

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