幻色江戸ごよみ の商品レビュー
怪異・怨霊、そして人の情。江戸の片隅で 貧しくも精いっぱい生きた人々の喜びと悲しみを 四季折々の風物とともに綴る珠玉の12篇!! どれも短くて読みやすいです。 いい話もありーの。そういう終わり方なの!? ってのもありーの。でもどれも面白かったです! NHKで「ふしぎ草紙」という...
怪異・怨霊、そして人の情。江戸の片隅で 貧しくも精いっぱい生きた人々の喜びと悲しみを 四季折々の風物とともに綴る珠玉の12篇!! どれも短くて読みやすいです。 いい話もありーの。そういう終わり方なの!? ってのもありーの。でもどれも面白かったです! NHKで「ふしぎ草紙」というタイトルでドラマ化も されたらしいです。見たかったなぁ。。 本当に、宮部さんの時代物は面白い!!!
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324ページの中に12話の小話が入っています。 ひとつひとつのお話は短いのに、内容は濃い。 神無月と器量のぞみがお勧め。 しゃばけの若旦那ってすごい恵まれた人なんだなってこの本読んでるとつくづく思う。 江戸の人って、一日一日が必死な人が多かったんやなぁって。 食べるものとか、住...
324ページの中に12話の小話が入っています。 ひとつひとつのお話は短いのに、内容は濃い。 神無月と器量のぞみがお勧め。 しゃばけの若旦那ってすごい恵まれた人なんだなってこの本読んでるとつくづく思う。 江戸の人って、一日一日が必死な人が多かったんやなぁって。 食べるものとか、住むところとか。 奉公に出されて、逃げ出して家に帰ってきても、両親は迎えてくれなくて。 若くして働くって大変だっただろうなぁ…。 この本は結末が救われないお話が多かった。 器量のぞみ、ぐらいかな。はっぴーなのは。
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江戸の庶民話。日常で起こった不思議や事件が短編で12話入ってます。「まひごのしるべ」「庄助の夜着」「器量のぞみ」「神無月」が好きだな。(2007/9/22)
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バラエティに富んでいて面白かったです。この作者の時代物、好きです(だいぶパターンは決まってると思いますが…)
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夜読むと怖いかも・・・ 小心者の私だけかもしれませんが(笑) 私には想像もできないようなお話が多い。
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短篇12話。古い作品ですが、それぞれ余韻があります。時代小説でのミステリーに、怪談物もあり、貧しい庶民か商家の話で哀感が漂う内容がほとんどです。その中で第四話の「器量のぞみ」が好きでした。大女で自他共に認める醜女が、請われて美形商家に嫁ぐ。その商家は、幽霊の祟りで美醜が逆になって...
短篇12話。古い作品ですが、それぞれ余韻があります。時代小説でのミステリーに、怪談物もあり、貧しい庶民か商家の話で哀感が漂う内容がほとんどです。その中で第四話の「器量のぞみ」が好きでした。大女で自他共に認める醜女が、請われて美形商家に嫁ぐ。その商家は、幽霊の祟りで美醜が逆になっていたんですが、この嫁さんと幽霊のやりとりが面白い。宮部さんのユーモア物もいいんですよね〜(~0~)
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江戸時代の言葉の使いまわしが好きだ。この本に載っているお話はミステリーでもなくコメディーでもなく、たんたんとお話が続いていくけれど、一度考え出したら深いところに落ちていくように思う。
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江戸の春夏秋冬はさびしかったのだろうなと、この本を見て思う。貧しい人がほとんどで、その日食べることさえおぼつかない人たちもたくさんいたのだろう。恨みや哀しみが静かに伝わる十二編。短編集なので「これで終わり?」と不満なものもある中でのベストは「器量のぞみ」。不器量で大女のお信が、信...
江戸の春夏秋冬はさびしかったのだろうなと、この本を見て思う。貧しい人がほとんどで、その日食べることさえおぼつかない人たちもたくさんいたのだろう。恨みや哀しみが静かに伝わる十二編。短編集なので「これで終わり?」と不満なものもある中でのベストは「器量のぞみ」。不器量で大女のお信が、信じられないまま嫁に行く。その家でお信はたいそう大事にされるのだけれど、その嫁ぎ先の人たちには女ののろいがかけられていて…というお話。ラストが幸せだったのってこれくらいじゃないかな。
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宮部みゆきさんの時代物 12の短編から成ってます。連作短編ではないです。 ハッピーエンドだったりバッドエンドだったり。。。え〜、そこで終わり!?みたいのもあったり。 江戸の話という共通点があるんだけど、いろんなタイプの話が詰まってます。 私が好きなのは『器量のぞみ』 「お信さ...
宮部みゆきさんの時代物 12の短編から成ってます。連作短編ではないです。 ハッピーエンドだったりバッドエンドだったり。。。え〜、そこで終わり!?みたいのもあったり。 江戸の話という共通点があるんだけど、いろんなタイプの話が詰まってます。 私が好きなのは『器量のぞみ』 「お信さんは、とっても美人だよ」 「あなた、正気で言ってるんですか」
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人の労働が多種でありながら生まれによって 限られていた時代。悲しい話が多かったけれど「器量のぞみ」は少しほっとした。(読了'07/09)
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