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幻色江戸ごよみ の商品レビュー

3.7

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

江戸の町で、必死に日々を暮らす人々の喜怒哀楽が、怪異や怨霊につながっていく。人の「念」のなせるわざと、江戸の風情を織り交ぜて語る12の短編集。 -------------------------------------------------------------------...

江戸の町で、必死に日々を暮らす人々の喜怒哀楽が、怪異や怨霊につながっていく。人の「念」のなせるわざと、江戸の風情を織り交ぜて語る12の短編集。 -------------------------------------------------------------------------------- ほのぼのとしたり、背筋が寒くなったり、じーんとしたり、、、そうした人が生きる中で感じる諸々の感情が、見事に描かれた作品だなぁ、と思いました。怪異の裏に宿る人の念。ないにきまっているけど、あるんじゃないかと思えてしまう、そんなエピソードの数々です。そこかしこに漂うユーモアも、とってもいい味だしてます♪

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2009/10/04

江戸は下町の人情と怪異を描いた短編集です。 それらの短編が、四季折々の風物と共に描かれているところが、さすが宮部さんといった感じ。 彼女は、本当に、人情物をかかせるとうまいです。

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2009/10/04

魅力的な登場人物がどんどん出てくる短編集。親子の愛、悩み、敵討ち…物語の中で、下町の女性達がいきいきと描かれていて何度も読み返す一冊。

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2009/10/04

私は人情モノが嫌いです。伊集院静とか。だってうそ臭い!とか思っちゃう。でも!江戸モノは別です。江戸モノは!!!この江戸モノは12個の切なくて悲しくて、心温まるストーリー万歳。って、書いてあった。でも、一つ、心温まらない救いのない話しがあった。ちょっとつらかった。しかし全体的に美し...

私は人情モノが嫌いです。伊集院静とか。だってうそ臭い!とか思っちゃう。でも!江戸モノは別です。江戸モノは!!!この江戸モノは12個の切なくて悲しくて、心温まるストーリー万歳。って、書いてあった。でも、一つ、心温まらない救いのない話しがあった。ちょっとつらかった。しかし全体的に美しく切ないストーリーがつづられております。後半に行くにつれてお化け的でなくなって、人間の切ない気持ちがやってきます。  「庄助の夜着」の切なさといったらない!「だるま猫」に現われるのは宮部みゆきの人間への愛情。「首吊り御本尊」ではお得意の心温かいストーリー。「神無月」の切なく暖かい人情と悲しみの一夜。「紙ふぶき」のどうしようもない悲しみ。あぁ、普通の江戸の人々。悲しくて切ない生き様って美しいのねぇー。ってちょっと感傷に浸っちまいます。

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2009/10/04

江戸ものを探して読んでみた一冊。やっぱり宮部みゆきは合わないらしい。何と言うか…女性特有の緻密さがすごく鼻につくのですよ。話のテーマとかはすごく面白いなぁと思うんだけど…。同じ理由で山本文緒も苦手です。

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2009/10/04

裏表紙より『下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。切なく、心暖まる、ミヤベ・ワールドの新境地!』

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2009/10/04

器量が悪いお信が、近所でも評判の美男子に見初められる「器量のぞみ」 身体が弱い娘のために盗みを働く男と、男の正体を探る岡っ引き二人の目線で描かれる「神無月」 一人の娘のある想いで、紙吹雪が舞う「紙吹雪」などを、江戸の庶民の人々を切なくも面白く、季節折々12の月で描いた短編集。 怪...

器量が悪いお信が、近所でも評判の美男子に見初められる「器量のぞみ」 身体が弱い娘のために盗みを働く男と、男の正体を探る岡っ引き二人の目線で描かれる「神無月」 一人の娘のある想いで、紙吹雪が舞う「紙吹雪」などを、江戸の庶民の人々を切なくも面白く、季節折々12の月で描いた短編集。 怪談話もとても面白いですが、江戸の庶民の哀愁漂う生活を描いた作品が心に残るものがあります。 中でも「紙吹雪」は、紙吹雪が舞う風景が哀しく綺麗で、しっとりした作品で一番のお気に入りです。

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2011/07/18

宮部みゆきの幻色江戸ごよみを読みました。江戸時代を舞台にした人情物のミステリー短編集(こよみなので12編)です。宮部みゆきの時代物は安心して読めるので、私のお気に入りになりつつあります。主人公たちが恐れたり喜んだりするのが身近に感じられるのがいいと思います。

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