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ホテル・アイリス の商品レビュー

3.3

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    6

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2010/02/09

図書館にて。 こういうのを読んで理解できないということは、自分の中にそういう部分がないってことなんだろうな。性的な倒錯が日常を侵食していく感じ。全てがそればっかりになってしまって、戻れなくなってしまうのじゃないだろうか。

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2010/01/12

『博士の愛した数式』しか知らなかった。 なので、同じ人が書いてるの?って感じ。 2冊しか知らないわけで、何も評価できないが、 年配の男性を描くのが売りなんだろうか? 読む前は、美しいエロスを想像していたが、 祖父と孫娘ほどの年齢差のSMに美は感じなかった。 しかし、確...

『博士の愛した数式』しか知らなかった。 なので、同じ人が書いてるの?って感じ。 2冊しか知らないわけで、何も評価できないが、 年配の男性を描くのが売りなんだろうか? 読む前は、美しいエロスを想像していたが、 祖父と孫娘ほどの年齢差のSMに美は感じなかった。 しかし、確かなるエロスは存在したと思う。 二人を結びつけていたものは何だったのだろう? 話の流れの割に、あっけない終わり方は決して嫌いじゃない。

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2009/11/18

「わたし、あなたを裏切りました」 と、言えないまま終了。おぢさまに調教されるという、思春期に見がちな夢を読めて満足。でも最期がトラウマもんだなぁ。

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2009/10/22

小川洋子96年の作。 読み損ねていたのだが、文庫化を機に手に取った。 story:家族が経営する海辺の寂れたホテルで育った少女が、    初老の翻訳家の「声」に導かれ、淫靡な倒錯の愛に落ちる。    と、まとめると身も蓋もないな。 誰もに絶賛される小説ではないでしょう。 だ...

小川洋子96年の作。 読み損ねていたのだが、文庫化を機に手に取った。 story:家族が経営する海辺の寂れたホテルで育った少女が、    初老の翻訳家の「声」に導かれ、淫靡な倒錯の愛に落ちる。    と、まとめると身も蓋もないな。 誰もに絶賛される小説ではないでしょう。 だから読んでみて、自分がどう感じるかを知りたいわけです。 レビュー等を読むと、絶賛できない人は二通りあるようです。 一つは全く主人公に共感(あるいは感情移入)できない人。 …健全な方です。おめでとう。 もう一つは十分な免疫(あるいは耐性)が出来てしまっている人。 つまり、もっと強い毒が欲しい人。その先にはもう実践的ビザール しかないのでしょう。 私はちょうどいい具合に受容体が出来ているんでしょう。 それなりに楽しみつつも、読後感の悪さもちゃんと感じている自分が 意外でもあって。 “翻訳家”の男のExtremeな愛の行為と、手紙に綴られた純愛の コントラストは、二面性というより、矛盾することなく成立した一つの 愛の実体(実態の間違いではない。念のため。)を描いていると。 そう考えるとこういう作品世界とのスタンスに惑わずに済みそうです。

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2009/10/14

小川洋子さんの書く密やかで狂おしいほどの愛が(又は悪意)好きなので、これは少々きつすぎた(苦笑)。まあ、面白いことは面白いです。 いわゆるSMなので、きつい人にはかなりきついかも。

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2009/10/07

作者、こんなエロいのも書けるんだ!と驚いた一冊。 ですがそのエロ描写が気持ち悪くて、読後感最悪でした。 でも読者にそこまで思わせるのは描写がきっとうまいのでしょう。

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2009/11/01

SMってこんな感じなんですね。 前評判が悪かっただけに、嫌悪感を抱くかなとも思ったけどそうでもなかったです。 ただ、何で少女があんな老人に惹かれるの?とか老人がなんで島の家でだけSになってしまうのとかがよくわかんなかったので消化不良気味です。 そう考えると、短編の「まぶた」の...

SMってこんな感じなんですね。 前評判が悪かっただけに、嫌悪感を抱くかなとも思ったけどそうでもなかったです。 ただ、何で少女があんな老人に惹かれるの?とか老人がなんで島の家でだけSになってしまうのとかがよくわかんなかったので消化不良気味です。 そう考えると、短編の「まぶた」の方が私にはしっくりくるかなぁ。

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2009/10/17

2009.07.24. 閉じられた島から、零れ落ちたふたり。密閉された世界へ逃げ込むふたり。鞭の音がしなる。暑い日ざし。じりじりする熱を首に感じているようだった。表紙もすてき。そうそう、母親からの脱出は、命がけだとも思う。 2007.03.07. ひなびた小島、美しい娘とよろよ...

2009.07.24. 閉じられた島から、零れ落ちたふたり。密閉された世界へ逃げ込むふたり。鞭の音がしなる。暑い日ざし。じりじりする熱を首に感じているようだった。表紙もすてき。そうそう、母親からの脱出は、命がけだとも思う。 2007.03.07. ひなびた小島、美しい娘とよろよろな老人の異常な愛の形。そう受け取るだけじゃ終わらない、読んでいると切なくて仕方がなくなってしまう。ラストが、悲しいけれどこういう物語だったんだと胸の中におさまる。とても好きな感じ。★5つ

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2009/10/07

とにかく小川さんは翻訳されたみたいにくせのない文章が上手ですてき!! 主人公の「マリ」の奴隷っぷりは目を覆いたくなる。 多くは語らず、かわいいのに寂しくて痛くてエロい。 この衝撃はみんなはどうなのかな、 私はこれで彼女の作品にはまったんだけど。

Posted byブクログ

2009/10/04

長編で読みやすいが、 えぐい。 でも本人は喜んでるから別に嫌な気分にはならない。 ここまでくると厳しいな。 ラストは歯切れ良くて好き。

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