理由 の商品レビュー
とにかく空恐ろしかった気がする。 怖くて怖くて、でも止まらなくて。 たっぷりと時間を用意して、温かいブラックコーヒーと共に読みたい一冊。
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「理由」宮部みゆき著、朝日新聞社、1998.06.01 p574 ¥1,890 C0093 (2005.12.13読了)(2001.12.18購入) 朝日新聞夕刊に連載(1996年9月2日~1997年9月20日)された時、読んだのですがちっとも分かりませんでした。単行本になって、...
「理由」宮部みゆき著、朝日新聞社、1998.06.01 p574 ¥1,890 C0093 (2005.12.13読了)(2001.12.18購入) 朝日新聞夕刊に連載(1996年9月2日~1997年9月20日)された時、読んだのですがちっとも分かりませんでした。単行本になって、神さんや子どもが読んで、面白いと言うし、直木賞はもらうしで、連載で読んだ印象とずいぶん違うようです。この物語は新聞連載向きではなかったのではないでしょうか。 ずいぶん積読して、やっと読みました。「火車」と言う作品も住宅ローンが払えないために他人に成りすまして生きなければならない人の話でしたが、この作品も住宅ローンがらみの話です。住宅ローンシリーズ第2弾と言うところです。 話は、6月に起こった一家四人殺しの重要参考人・石田真澄・46歳が簡易宿泊施設「片倉ハウス」にいるからと近くの交番に高校生の片倉信子が通報する場面から始められる。事件は何故起こったのか。殺されたのは「誰」で、「誰」が殺人者であったのか。が関係者へインタビューする形で、解き明かされてゆく。 ☆宮部みゆきの本(既読) 「魔術はささやく」宮部みゆき著、新潮文庫、1993.01.25 「レベル7」宮部みゆき著、新潮文庫、1993.09.25 「龍は眠る」宮部みゆき著、新潮文庫、1995.02.01 「本所深川ふしぎ草紙」宮部みゆき著、新潮文庫、1995.09.01 「火車」宮部みゆき著、新潮文庫、1998.02.01 「地下街の雨」宮部みゆき著、集英社文庫、1998.10.25 「R.P.G.」宮部みゆき著、集英社文庫、2001.08.25 「人質カノン」宮部みゆき著、文春文庫、2001.09.10 著者 宮部 みゆき 1960年 東京生れ。 1987年 「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞受賞。 1989年 『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞受賞。 1992年 『龍は眠る』で日本推理作家協会賞受賞。 1992年 『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞受賞。 1993年 『火車』で山本周五郎賞受賞。 1997年 『蒲生邸事件』で日本SF大賞受賞。 1999年 『理由』で直木賞受賞。 (「MARC」データベースより)amazon 荒川の高層マンションで起きた一家四人殺し。しかしそこに住んでいるはずの家族はほかの場所で暮らしていた。殺されたのは誰か、殺人者は誰なのか。事件はなぜ起こったのか。家が、家族が、そして人が徐々に壊れていく。
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読み終わった後、最初に感じたのが「わかるなー」という気持ちでした。その理由はわからないのですが・・・。 家族から逃げて、でも完全に一人になることは不可能で、 結局、疑似家族のようになり、家族から逃げた理由がまた追いつめてくる。 不気味で、特に登場人物で感情移入できる人はいなかっ...
読み終わった後、最初に感じたのが「わかるなー」という気持ちでした。その理由はわからないのですが・・・。 家族から逃げて、でも完全に一人になることは不可能で、 結局、疑似家族のようになり、家族から逃げた理由がまた追いつめてくる。 不気味で、特に登場人物で感情移入できる人はいなかったのですが、長編のわりに一息に読めました。 時間をおいて何度も読み返せて、そのたびに微妙に違った感じを受ける本です。
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宮部さん全開!という感じ。 昔の作品なのでちょっと物足りない感じはあるけど、インタビュー形式で人物に深入りしないからっていうのもありますかね 小説だけど、ドキュメントを観ているような気分でした。 登場人物が多くて多少わけが分からなくなったりはしましたが…おもしろかった...
宮部さん全開!という感じ。 昔の作品なのでちょっと物足りない感じはあるけど、インタビュー形式で人物に深入りしないからっていうのもありますかね 小説だけど、ドキュメントを観ているような気分でした。 登場人物が多くて多少わけが分からなくなったりはしましたが…おもしろかった! 分量の割には読みやすいと思います。 犯人や被害者を掘り下げていく小説とはちょっと違うためか、単なる傍観者というか視聴者?のような気分です。 事件に関係はないけど一部始終は大体知ってるっていう。 読んでいるうちにどんどん引っ張りこまれて、後半はページをめくることすらもどかしかった。
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読み始めてしばらくは文章の構成に抵抗を感じるけど一定のところからはぐいぐい進む。これと【火車】は読んでてすげぇすげぇと思った。人に薦めたいレベル、読んで損無い。
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実は、宮部さんの作品初めて読みました。 証言がだんだん真実に近付いていくところは、 よかったけど、淡々としたところが、 ちょっと物足りなかった。
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今まで図書館で手に取りはするものの、借りて読んだことがなかった宮部みゆき。 なぜか借りよう読もうという気にならなかったんだけど、ふと借りてみた。 もともと分厚いハードカバーはあまり苦にならない性格だけど、この分厚さにはびっくり。 でも読み始めるとそんなものがまったく気にならない...
今まで図書館で手に取りはするものの、借りて読んだことがなかった宮部みゆき。 なぜか借りよう読もうという気にならなかったんだけど、ふと借りてみた。 もともと分厚いハードカバーはあまり苦にならない性格だけど、この分厚さにはびっくり。 でも読み始めるとそんなものがまったく気にならない! 驚いたのは登場人物の背景設定の細かさ。 ちょっとした目撃者まで、過去の人生がきっちり決まっている。 登場人物が多いのにもかかわらず、あまり混乱しないで読める。 それと、舞台になった北千住というのは昔ちょっと住んだことがある街。駅前にそんな高層マンションができ始めていたころで、なんだか不思議な感じ。 電話帳ほどもある厚さは3日ほどかかったけど、これを今まで読まなかったのかと悔むほど面白い本です。
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競売のことや占有屋のことなど、はじめて知ることばかりでとにかく面白く読めました。家族の絆とは何かということをいろいろな家族を描いて問いかけてきます。さまざまな過去を持つ人間を見事に描き分けていて、見事です。
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あるマンションで起きた殺人事件。 しかし、そこに暮らしていた人々は、 本当の家族では無かったと言う そう言うストーリー。 切ない物語です。
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色々な人がそれぞれの視点と立場から述べていくその内容が それぞれで食い違っていてでもそれなりに納得して 色々な意見の違いはこうやって出来るのかなー と本編と関係ない部分で楽しんでました。
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