虹を操る少年 の商品レビュー
不思議な内容の作品。 新しい世界を作ろうとする少年の奇異な行動が面白い。 しかし東野圭吾は本当に色々なジャンルの作品書くな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
“光”を“演奏”することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠(みつる)。彼の「光楽」に、感応し集う若者たちが、新たな能力を開花させ始める。現実社会においても、若者は宇宙人のようで、その行動や発言の意味が理解できないことが多々ある。この小説のように肯定的な意味での人間の進化ならよいのだけれど・・・・
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光を演奏してメッセージを送ることを「光楽」と呼んでいる。ある天才少年が、自分にその能力があることを知り、若者を中心に公に向けて、光を発するのである。一度光楽の演奏に酔ったものは、禁断症状を起こす程「光」を求めて彷徨う。そして光楽からメッセージを受け取る能力の持ったものは、次に光を...
光を演奏してメッセージを送ることを「光楽」と呼んでいる。ある天才少年が、自分にその能力があることを知り、若者を中心に公に向けて、光を発するのである。一度光楽の演奏に酔ったものは、禁断症状を起こす程「光」を求めて彷徨う。そして光楽からメッセージを受け取る能力の持ったものは、次に光を音楽に変えて演奏していくのだ。強いメッセージ性をもった光楽は、それを潰そうとする権力に捉えられてしまう。しかし輝ける光は、その場を光楽によって助け出されるのだ。「光を演奏する」という行為にエネルギーを感じる新しい時代へのオマージュとも捉えられる小説。『光のシャワーを浴びるようになってから、薄紙をはぐように雑念が頭から取り除かれていった。光を見ている間は陶酔感に浸れ、魂が自分の肉体から離れてさらに高い次元に達するような感覚がある。』
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2008年2月6日 読み終えました(・ω・) 「光にメロディがあるの?」 「あるさ。みんな、そのことに気付いてないだけさ。」 "光"を"演奏"することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。 彼の「光学」に、感応し集う若者たち。 光瑠、...
2008年2月6日 読み終えました(・ω・) 「光にメロディがあるの?」 「あるさ。みんな、そのことに気付いてないだけさ。」 "光"を"演奏"することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。 彼の「光学」に、感応し集う若者たち。 光瑠、格好良すぎです(´ー`) これから起こることとか、全部わかってるもんな〜! 頭よすぎるのも退屈で大変なのかもしれない、とか思いつつ・・ 光瑠みたいに頭良かったら、大学受験のことで悩まなくても良いのにー! どこにでもいけるのにー! と思いながら読んでました。笑 とりあえず光瑠になってみたい(´ω`)笑 功一、まんまと騙されて可哀相ですが・・ なんか格好良いなぁww 輝美の気持ちがわかりますなぁ(*´σー`) しかし光学って良い気もするけど、 はまってしまったら怖い・・(´Д`;) 終わり方が思わせぶりで・・ まあその方がこの物語には良いのかもしれないけど・・ ちょっと、色んなことをはっきりしろっと思いましたねw
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幼児の頃から光に敏感で、優れた知能の持ち主の光瑠が主人公。 高校生で不思議な光を操り、多くの若者を魅了する。その目的は・・。 いつもの東野圭吾さんなんでしょうけど、権力に対する反抗のようなものを感じます。 最後の方は壮大なスケールの話になっていくのですが、ちょっと大げさ...
幼児の頃から光に敏感で、優れた知能の持ち主の光瑠が主人公。 高校生で不思議な光を操り、多くの若者を魅了する。その目的は・・。 いつもの東野圭吾さんなんでしょうけど、権力に対する反抗のようなものを感じます。 最後の方は壮大なスケールの話になっていくのですが、ちょっと大げさすぎるかも。
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東野作品のなかでは異色なタイプ。少し怖い雰囲気のある世界なのに綺麗でよんだ後はすっきり。光瑠が時代の先駆者なら東野氏もまた先駆者。
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理系のSFファンタジーと言えばいいのかな。 光を題材にもってくるのがいかにも理系の東野さんらしい。 この作品からパラレルワールドラブストーリーや天空の蜂といった理系の作品へと傾倒していくみたいですね。 テンポよく進んでいくのに、ラストのオチが微妙でした。 もうちょっと最後をし...
理系のSFファンタジーと言えばいいのかな。 光を題材にもってくるのがいかにも理系の東野さんらしい。 この作品からパラレルワールドラブストーリーや天空の蜂といった理系の作品へと傾倒していくみたいですね。 テンポよく進んでいくのに、ラストのオチが微妙でした。 もうちょっと最後をしっかり書いてほしかったですね。 ただ、10年以上前に書かれた作品とは思えないです。 新しい作品と言われても違和感はありません。 読む年代によって注目する部分が違うと思います。 親の視点で読むといろいろ考えさせられます。 謎が明かされないままというのもちょっとひっかります。 読後感は全然悪くないんですけど。後で少し気になります。 井上夢人さんの解説が秀逸です。 読み返してしまうほどの解説ってなかなかないんですよね。 僕は、東野圭吾という作家をこの世から抹殺する計画に没頭した。 まあ、もちろん、その計画は実行に移さなかったし、だから彼もまだ生き長らえていられるわけだ。 これは東野さんと井上さんの関係だからこそ書けるのだと思う。 こういう作家同士の人間関係を知るのも面白いですね。
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光の受容力に超人的才能を持って生まれた少年。 彼は光を演奏することでメッセージを発信し始める。 「光楽」に感応し,集う若者たち。その力を恐れた大人たちの謀略。 「人間ほど世代交替を忌み嫌う生物は,地球上には存在しない」 新次元コミュニケーションという概念と解釈が興味深い。...
光の受容力に超人的才能を持って生まれた少年。 彼は光を演奏することでメッセージを発信し始める。 「光楽」に感応し,集う若者たち。その力を恐れた大人たちの謀略。 「人間ほど世代交替を忌み嫌う生物は,地球上には存在しない」 新次元コミュニケーションという概念と解釈が興味深い。 著者の懐の深さには驚かされる。余韻を持たせる終わり方も良い。
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んー。何を表現したかったのかなぁ。ファンタジーになるのかな。これ。ありえる話しなのかありえない話しなのか、私にはよくわかりません。おばかだし。文系だし。
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東野圭吾の頭の中が怖い。オカルトっぽい話だったけど、世の中にはこういう人がいるのではないかと思う。ミツル視点での話しがなかったから、それが読んでみたい。この登場人物もいつか彼の作品に再び登場することを願います。
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