ちいさなちいさな王様 の商品レビュー

アクセルハッケ【作】,ミヒャエルゾーヴァ【絵】,那須田淳,木本栄【共訳】

2020/07/20

星の王子様と並びたてと紹介されているのをみて読んだが、より精神世界的な問答が多く感じて、読み進める上で没入感はあまりなかった。今後数年たって、また読み直してみようと思う。

ただ、

自分が宇宙の一部と感じるか 自分自身が宇宙全体だと感じるか

という１節は、心の中の、ふとした時に取り出せる場所に置いておこうと思う。

挿絵はずっとみていられる不思議なクオリティ。

2019/08/07

ミヒャエル・ゾーヴァでジャケ読み
挿絵もきれいで大人の絵本です
ストーリーが魅力的というより
その世界がいいですね

夢の箱が大きくなって自分は小さくなる（想像力）
空までジャンプして星を捕まえる

2019/02/07

2019.2.7
ミヒャエル・ゾーヴァの絵が魅力的な大人向け絵本。

5話、忘れていても覚えている より、
「まわりの世界を見た分だけ、頭の中にはたくさんの絵がたまっていく」ってところが好き。

会社に行くのが嫌になった時には、竜のせいにしよう。

2019/02/22

ミヒャエル・ゾーヴァの絵が好きで読んでみたら、内容もとても良かったです。王様の発想が素敵です。元気がもらえる一冊。

2018/12/29

ちいさな王様の国では、大きな身体で知識も豊富な状態で生まれてくる。
そして月日を重ねるごとに、どんどん小さくなって、いろいとなことを忘れていく。
残された時間を責務から解放され、想像の世界で生きていくのだ。

人は大人になっていくことで知識は大きくなっていくが、子供の頃に持っていた想像する力は、どんどん小さくなっていってしまう。
王様は、それを私たちに気づかせてくれる。
この作品は児童書扱いなのだろうか？
どちらかというと大人のための絵本という感じがする。

最初、王様の住む世界と人間の世界は逆だと思っていた。
でも読み終わった今、同じなのではないかと思う。
歳を取り、背も昔に比べると縮み、そして、いろんな事を忘れていく。
そして、きっと想像の世界で生きている。
ちいさなちいさな王様と同じように。。。。。

2018/10/20

親指ほどの王様の世界では、生まれた時には大きな体でベッドで目を覚ます。そしてだんだんと小さくなっていき、いろいろなことを忘れていくそうだ。

2018/03/03

たまたま通りがかった児童向けコーナーで見つけた一品。大人になって忘れてしまったもの、また持ち続けていると公言したら、奇異な目で見られてしまいそうなもの。それを自然と向き合わせてくれる、素敵な一冊でした、新聞連載だったとのこと。もっと読みたいなーと思いながら、お別れ（もはや見えなくなってしまった場合）どうなるんだろうと、少し切なく。

2018/02/25

人生の感じ方や見方、角度を今一度考えさせられる大人の絵本。頭が凝り固まる前、まだ感性が豊かな時期に読んだ方が刺さるかな、という印象でした。

2017/08/25

表紙は何故だか見覚えあるんだけど、初めてちゃんと読んだな…、ドイツの作家なのですね、グミベアー食べたくなる…。
わりと哲学的だったな、『モモ』とかそういう雰囲気。
私も気が付かない間に、通勤中でドラゴンに出勤を阻害されてるのかしらん…。

2016/12/27

発想を逆にすれば、色々なことが見えてくる。
僕と王様の会話を聞いていると世界が広がる。
ファンタジーの体をとっているけれど、これは哲学では。

身近に存在することを、ちょっと考えてみる。
こんな王様が見えればいいなあ。

挿絵がとてもいい。