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全一冊 小説 上杉鷹山 の商品レビュー

4.3

96件のお客様レビュー

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2011/08/25

著者自身が、役人だったと言うことも相まって、改革を志す人には良い一冊です。経産省の古賀さんによる長妻元大臣の分析を思い出しました。彼はこれを読むべきだったなぁw

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2011/08/06

米沢藩が自分とこの会社にダブってならない。 自分が組織を動かす側にまわったことってほとんどないけど、いつかそういう日がくるからなあ。 リーダーには様々なタイプがいるけど、自分はどういう型におさまれば一番力を発揮できるのか、まだ想像もつかん

Posted byブクログ

2011/06/16

ある外国人の人が日本人に「好きな日本の人物は?」と聞かれ、「上杉鷹山」と答えたが日本人は知らなかったという話もある日本ではあまり馴染みのない人物。 でも、この本を読んだら徳川家康より織田信長より坂本竜馬より私は上杉鷹山が好きになりました! 人は皆こうしよう!と思っても、自分に...

ある外国人の人が日本人に「好きな日本の人物は?」と聞かれ、「上杉鷹山」と答えたが日本人は知らなかったという話もある日本ではあまり馴染みのない人物。 でも、この本を読んだら徳川家康より織田信長より坂本竜馬より私は上杉鷹山が好きになりました! 人は皆こうしよう!と思っても、自分に損害があることだとなかなか実行できないが、上杉鷹山は自らが掲げた経費削減のために上位者にあるまじき姿、上杉家の格式の高さを賎しめると言われるほど自ら積極的に実行した。 まさに理想的な上司像だなと思いました。 本的には文体がそこまで難しくないので、比較的読みやすいと思いますが、少し長いかなと思います。

Posted byブクログ

2011/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・改革に例外を作ってはならない。 ・時間がかかっても正しい方法で改革を実施しなければならない。 ・上司にとって耳に障る内容であっても報告しなければならない。またさせるようにしなければならない。 ・改革の目的をみんなと共有しなければうまくいかない

Posted byブクログ

2011/03/20

薦められたことを期に、「たまには違うジャンルの本も読んでみるか〜」的な軽い気持ちで読んでみました。面白い!「小説」のため、細かい描写は、著者の色づけもあるだろうが、大筋は、上杉鷹山の足跡そのものでしょう。鷹山の手法は、現代社会においても十分通用する考え方ですね。いやぁ、面白かった...

薦められたことを期に、「たまには違うジャンルの本も読んでみるか〜」的な軽い気持ちで読んでみました。面白い!「小説」のため、細かい描写は、著者の色づけもあるだろうが、大筋は、上杉鷹山の足跡そのものでしょう。鷹山の手法は、現代社会においても十分通用する考え方ですね。いやぁ、面白かった。

Posted byブクログ

2011/05/02

プレジデント誌に掲載されていた「経営者の座右の書」という企画でランキングにあげられていた本。 歴史というのは誰のものでもない。しかし、私たちが歴史を切り取って語るとき、それは特定の具体的な出来事になり、特定の人物についてということになってしまう。要するに歴史とは「人」である。西暦...

プレジデント誌に掲載されていた「経営者の座右の書」という企画でランキングにあげられていた本。 歴史というのは誰のものでもない。しかし、私たちが歴史を切り取って語るとき、それは特定の具体的な出来事になり、特定の人物についてということになってしまう。要するに歴史とは「人」である。西暦という概念すら、キリストの産物であることを鑑みれば、少しは説得力が増すだろうか。 そして歴史とは多面的である。この多面性を万人に演繹したとき、私たちが本気で畏敬の念を込めて、教科書的な意味ではなしに偉人と呼べる人物は、果たしてどれほどいるのだろうか。そのような問いに対して、「上杉鷹山」という人間は一つの答えになるのだ。 鷹山(治憲)は九州の高鍋藩から養子として米沢藩へ入り、藩主となった。治憲が藩主となった当時の米沢の財政は最悪で、幕府への藩返上を迫られるほどの危機的状況であった。この事態をなんとか打開すべく、齢17の治憲は改革に着手するのである。 読んでから知るのだが、山本五十六の「やってみせ~」という名文句は、鷹山がオリジナルだそうだ。また、ルーズベルト(ケネディではないらしい)が「好きな日本人は」という質問に対して答えた人物が「上杉鷹山」だったという話もある。 伝聞の域を出ないが、そのような小話にも信憑性が湧くような鷹山の行動を本書では見ることができる。 ・民を一番に考える。 ・武士としてのプライドは捨て、士農工商を壊す。 ・まずは自分から模範となる。 ・相手を信じる、嘘をつかない。 ・常に冷静に温情的に。 ・しかし、処断すべき時は厳しく処断。 ・トップダウンでなくダウントップである。 ・「愛」と「徳」を忘れない。 上記は作中での鷹山の行動の背後にある信念である。羅列すると安っぽくなって見えてしまうものだが、これを行動に移し、徹底していくというところが、彼の偉人たるゆえんであることには違いない。彼が「愛」という言葉を惜しげもなく使ってもそこに臭さを感じないのは、彼がそれを行動によって示しているからなのだ。 どの信条も、昨今のビジネスシーンにおいて管理職、経営者にとっては耳の痛い言葉だろうが、要するに、愛を形にしていくことができ、それを持続できれば、誰でも鷹山のような優れた経世家になれるのではないか。信条そのものに目新しさはない。鷹山に歴史的な評価を下すとすれば、フランス革命が勃発する数百年も前に日本のとある藩で究極の民主制をやってのけたという点にはパイオニアとしての価値が見出せるかもしれない。しかし、この本から学ぶのはそんな鷹山の歴史的な位置づけではない。そうではなく、「愛」と「徳」いう最も達成しがたい高邁な理想を、自らの能力と才覚を駆使しやってのけた人物が歴史上に、この日本には少なくともいたのだという事実が本書を読む意味なのである。

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2011/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 上杉鷹山の「改革の成功」に焦点を絞った小説。  焦点を絞ったために、読みやすく面白い。  しかし「苦労の箇所」があまり見えなかった。苦労しところの伏線がいくつもあるのに、そこをはさっと飛ばして上手く行ってしまうからかも。でもここを細かく書いたらどこにいいくか分からない小説になるだろうし、好みの問題かもしれない。  ほんとに上杉鷹山が聖人すぎるのかもしれない。  歴史小説が苦にならない方にはオススメ。

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2011/02/14

人として、こうありたい こういう人になりたい そんな人としての魅力が満載 もしこの人に出会っていたら、そう思うと この人を目指したくなる

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2011/02/03

若干17歳の若さにして、藩主になり財政的にも政治的にも腐敗した藩を改革していく話。 名作だと知っていたけど、あの分厚さと時代小説という点で読むのをためらっていたけど、友達の一言でやっと読み始めた。 最初はゆっくりした話のような気がして、スローペースで読んでいたが途中からドンド...

若干17歳の若さにして、藩主になり財政的にも政治的にも腐敗した藩を改革していく話。 名作だと知っていたけど、あの分厚さと時代小説という点で読むのをためらっていたけど、友達の一言でやっと読み始めた。 最初はゆっくりした話のような気がして、スローペースで読んでいたが途中からドンドンのめり込んでいった。 この若さで、信じられない程の人を見抜く力とリーダーシップ、誠実さ、そして何よりも他者を、苦しんでいる人を慈しむ気持ちを持つ主人公に感動した。 また、一筋縄では全くいかない改革の描写も面白かった。 人のために一生懸命生きる人の人生の美しさを感じた。 アンダーラインを引きたくなる様な大切な言葉もたくさん書かれていて、 もう一度読みたくなる本。 ラストもとても気持ちのいい終わり方でした。

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2011/01/29

「改革は藩のためにおこなうのではない。藩民のためにおこなうのだ。」この言葉に自分は衝撃を受けた。若干17歳の上杉鷹山が灰の国と言われた、米沢を再建すべく立ち上がる。民こそ国の宝、国の源とし、民衆のために自身をなげうって戦っていく。これこそ現代の政治、そして社会において最も必要なこ...

「改革は藩のためにおこなうのではない。藩民のためにおこなうのだ。」この言葉に自分は衝撃を受けた。若干17歳の上杉鷹山が灰の国と言われた、米沢を再建すべく立ち上がる。民こそ国の宝、国の源とし、民衆のために自身をなげうって戦っていく。これこそ現代の政治、そして社会において最も必要なことではないかと感じる。上杉鷹山の民衆の中に入り、民衆のひとりひとりに希望を与えていく行動。そしてどこまでも自己の変革、努力を惜しまない姿。当時では考えられない藩主である。たくさんの敵とも戦いながら、多くの同志と共に改革を進め、信念を貫く、この上杉鷹山から、自分は真のリーダー像を学んだ。

Posted byブクログ