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パイナップルの彼方 の商品レビュー

3.6

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2013/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あー・・何か分かるなー・・ってのと、自分に重ね合わせて、あたしはあの時何を考えてたんだろーとかそんなことを思い出そうとして思いだせなかったり。 サクサク読めるわりに、投げかけてくることが多い作品。

Posted byブクログ

2013/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鈴木深文は、父に勧められて入った信用金庫に勤めていた。 会社では、敵も作らず、友達も作らず、 プライベートでは、けんかもしたことがない、優しい彼氏をもち、 大好きな絵を描くことを小遣い稼ぎ程度に、挿絵画家をやっていた。 しかし、思いもよらぬ出来事から平穏な生活は狂い始めた。 ***************************** 私は、過呼吸というものになったことがないので、どれくらい苦しいかわからないが、友達が目の前で過呼吸になったときは、慌てた。 だから、お父さんがすごく心配した気持ちもわかる。 溜め込んではだめですね。 自分が大丈夫と思っていても、何が起こるかわからない。 本の感想としては、最後にハッピーエンドで終わったことで、嬉しくなりました。天堂は平凡かもしれませんが、いい男です。

Posted byブクログ

2013/01/21

どこにでもありそうな設定(主人公のOL、先輩、後輩、恋人、友人との揉め事)なのに、精彩を放つ。パソコンじゃなくてワープロ時代が新鮮だった。山本文緒さんの本の表紙のデザイン好きだな。

Posted byブクログ

2013/08/22

オフィスで主に使われる機械は「ワープロ」、ケータイもインターネットも普及していなかった時代の物語ですが、まったく古臭く感じませんでした。 独身OLの悩みも子育て中の主婦の悩みも、時代が変わっても根っこの部分は変わらないのですね。

Posted byブクログ

2012/09/26

コバルト文庫で作家活動をしていた作者が初めて書いた一般文芸書。 父親のコネで入った信用金庫に勤めて三年になるOL深文(みふみ)。プライドが高く厳しい先輩サユリと、自分勝手でおしゃべりな後輩日比野に挟まれながら、彼らを適当にあしらいつつ、与えられた仕事を淡々とこなす日々。恋人の天堂...

コバルト文庫で作家活動をしていた作者が初めて書いた一般文芸書。 父親のコネで入った信用金庫に勤めて三年になるOL深文(みふみ)。プライドが高く厳しい先輩サユリと、自分勝手でおしゃべりな後輩日比野に挟まれながら、彼らを適当にあしらいつつ、与えられた仕事を淡々とこなす日々。恋人の天堂はやさしく、急な転勤で離れ離れにこそなったが、うまくいっていた。 何にも不満のない日常、それがある小さな事件をきっかけにみるみる崩れていったとき、ついに「逃げる」ことの誘惑に負けてしまう…。 それほど精力的に生きているわけでなくても、やっぱり生きているだけで疲れてしまう。どこかで無理しているんだなぁ。何だかヒリヒリ。 山本氏の描く主人公は、いつもとことん沈むところまで沈んで、最後にプッカリ浮いてくる。

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2012/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再度。 久しぶりに山本文緒さんが読みたくなり、一気に読んでしまった。 信用金庫に務める普通のOL 深文(みふみ)、適度な仕事とそこそこの給料、週末を一緒に過ごせる恋人も短大時代からの友達2人もいて、周囲とも上手くやっている。けれど少しずつ不協和音が生じてきて・・・。 周囲と適度な距離を持ち、上手くやってきた深文の生き方が悪いとは思わないが、この小説では歓迎されていないようだ。 面白かった。

Posted byブクログ

2012/06/25

リアルーなOL物語。 年頃も同じ主人公だったから、なんだかドキドキしました。 全てを投げ出して、逃げ出したい瞬間は誰しもあるとおもうので、そんなときに読めたら、何か感じるものがあるかもしれません。 けして全てがハッピーエンドではないのですが、気持ちがすーっとしました。

Posted byブクログ

2011/12/15

作者の自己投影なのか、ややウツ気味な主人公が別のエッセイで読んだ作者にやたらとオーバーラップしてた。 昭和な男には、やや理解不能、というよりはシンパシーが全く感じられない物語でした。

Posted byブクログ

2011/11/30

 父親のコネで入った信用金庫で平凡ながら居心地のいい毎日を送っていた鈴木深文。短大時代の友人の一人は結婚し、もう一人は会社を辞めハワイへ。ところが、ひとりの新人の女の子が配属されてから、深文の回りの空気が変わっていく。人生なんとなくうまくいっているはずだったのに、あるミスをきっか...

 父親のコネで入った信用金庫で平凡ながら居心地のいい毎日を送っていた鈴木深文。短大時代の友人の一人は結婚し、もう一人は会社を辞めハワイへ。ところが、ひとりの新人の女の子が配属されてから、深文の回りの空気が変わっていく。人生なんとなくうまくいっているはずだったのに、あるミスをきっかけにどんどん追い込まれて、ストレスで過呼吸症候群になってしまう。どん底の彼女の想いは、友人のいるハワイへ飛ぶ。「こういう人、いるよな」と思わせる人物造形のうまさはさすが。

Posted byブクログ

2011/07/17

まだ高校生の頃、姉の本棚からこっそり読んでOLさんは大変だなぁ〜としみじみ思ったものでした。数年後、就職することになり、同性の先輩との付き合い方に悩んだ時に、改めて買い直した本でもあります。別にこの本に、解決方法はありませんが、年上の先輩と二人っきりで煮詰まってるOLの方、読んで...

まだ高校生の頃、姉の本棚からこっそり読んでOLさんは大変だなぁ〜としみじみ思ったものでした。数年後、就職することになり、同性の先輩との付き合い方に悩んだ時に、改めて買い直した本でもあります。別にこの本に、解決方法はありませんが、年上の先輩と二人っきりで煮詰まってるOLの方、読んでみられてはいかがでしょうか。

Posted byブクログ