パイナップルの彼方 の商品レビュー
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一気に読んでしまったので、読ませ方は上手いんだろう。 でも主人公にまったく共感できなかった。 私は人と違う。うまくやっていけない。なんて卑下してるように言いながら、本当は、あの人はこう思ってる。私には全部わかっている。と周りを小馬鹿にしてる。 すべて悟って諦めてる。だから自分のことはわかってもらわなくていい。と何も言わないくせに、会いにきて欲しい。こうして欲しい。と相手に求める。 ただの自己中。わがまま。中二かよ、と。 主人公以外の人はそれぞれわかる部分もあったんだけどなぁ。
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山本文緒のかなり初期の作品。少女小説から転向して来た頃のもの。すでに十分彼女らしい予想外の展開と性格の悪い登場人物が楽しめる。
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2016年1月読了。 主人公の深文の、人に心を開かない性格は少し共感できるかな。最後、日比野にそのことを指摘されて、自分もはっとした。 色んなことがうまくいかなくなって、途中読んでて相当苦しかったけど、最後のテンちゃんとのやりとりが笑えて、しかもハッピーエンドで良かったな。 個人的には岡崎さんが一番魅力的でした。いや、不倫とか最低だし、会社でのいざこざの根源はこの人で本当最低な男なんだけど… 深文との関係というか距離感がすごく心地よくて、深文がピンチのときにさりげなく手を差し伸べてる優しさとか。 とにかく深文と最後まで関係を持たなかったのは本当に良かった。一線越えちゃうとあの絶妙な良い関係が変わっちゃうから。
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深文はハワイには行かなかった。けど、結果的に会社は辞めた。逃げたのか逃げなかったのか… 二択に揺れる心に共感しました。 自宅電話だったり、円形ハゲに驚く姿に、昔の小説だったと気づく。今読んでも違和感ない。 大きな出来事はないのに、いつの間にか勢いに乗せられてる。流れるように読めま...
深文はハワイには行かなかった。けど、結果的に会社は辞めた。逃げたのか逃げなかったのか… 二択に揺れる心に共感しました。 自宅電話だったり、円形ハゲに驚く姿に、昔の小説だったと気づく。今読んでも違和感ない。 大きな出来事はないのに、いつの間にか勢いに乗せられてる。流れるように読めました。
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この主人公は、エッセーに出てくる等身大の文緒さんほぼそのままで、親しみやすい。文緒さんにしては、おだやかなストーリーの中に、きちんとオチもあって、ラノベを卒業して、やりたいことができた喜びが感じられる。今読むと、宮木あや子のお仕事ライト系小説の原点のようにも見える。
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23歳のOLの日常のようなドラマ。会社でのいざこざ、彼氏とのあれこれ、ちょっとした浮気、小さな不正。誰にでもあるような、だけど退屈しない話。 あるあるが組み合わさって、壮絶な展開へと進む。
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設定はありそうでないけど、共感できるところは多いかな~ 携帯がない時に書かれたことが不思議なくらい、今読んでも違和感ない。
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ありがちな日々を…って全然ありがちじゃないって!笑 小説としての設定はありがちだけど、リアルな感情や人間味ある登場人物たちの情けなくて可愛い様子がいいです。 主人公に共感。似てるかもねぇ。 現代女子には怖いものとかイッパイあるんです。怯えて振り回されて蹴飛ばして。おん...
ありがちな日々を…って全然ありがちじゃないって!笑 小説としての設定はありがちだけど、リアルな感情や人間味ある登場人物たちの情けなくて可愛い様子がいいです。 主人公に共感。似てるかもねぇ。 現代女子には怖いものとかイッパイあるんです。怯えて振り回されて蹴飛ばして。おんなじことを繰り返して過ぎていく日々、でも怖いものと向き合う強さも現代女子にはイッパイあるんです。
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3人の女性たちが主人公。 恋愛に生きる女、自由を求める女、結婚して幸せを求める女。 どの女性の考えも理解できる。そして、実際にこんな女性たちは多いのだと思う。ハワイへの現実逃避も、ちょっといいかなと思ってしまったw
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あー・・何か分かるなー・・ってのと、自分に重ね合わせて、あたしはあの時何を考えてたんだろーとかそんなことを思い出そうとして思いだせなかったり。 サクサク読めるわりに、投げかけてくることが多い作品。
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