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パイナップルの彼方 の商品レビュー

3.6

74件のお客様レビュー

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2011/07/01

会社の先輩、後輩ともうまくやっていたのに、あることを境にうまくいかなくなる。友人とも喧嘩をしてしまい、恋人ともうまくいかない。 人間関係という社会の渦に巻かれながら、もがき続ける主人公の深文の素直な心の動きに親近感がわく。

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2011/05/20

「あれは、未来の私の姿。あれが私の分相応の幸福。私は口癖のように結婚なんかしないと言葉にして来たけど、それがただのうさばらしであることを知っている。結婚なんかしないと口に出す時、その一瞬だけ私は解放される。分相応の未来から、どこかへ逃げ出す夢を垣間見ることができるのだ。」

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2011/04/11

最初はあるあると頷くことばかりの話から、だんだんと事態がふくらんでいき、恐ろしくなってくる。 こんな生き方、してみたいようで、してみたくない。 どこにでもありそうで、あってほしくない。 そういった複雑な気持ちになる小説。

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2011/02/16

良くある日常、良くある会話、でもその中で必ず共感してしまう人物だったり会話がみつかる、山本さんの作品はいつもそのような作品で、あっという間に読み終わってしまいます。 女性ならではの内面がとてもおもしろい作品が多いです。

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2010/11/15

短大を卒業して、親のコネで信用金庫に勤め、彼氏がいて、友達もいて、一人暮らしもして・・・。一見なんの不自由も不満もなさそうな感じだけれど、どこか寂しげで悩ましい?!よく言えば、考えすぎなのかもしれない。 主人公をとりまく友達、家族、会社の人たち、そして彼氏。全ての人が絡み合って...

短大を卒業して、親のコネで信用金庫に勤め、彼氏がいて、友達もいて、一人暮らしもして・・・。一見なんの不自由も不満もなさそうな感じだけれど、どこか寂しげで悩ましい?!よく言えば、考えすぎなのかもしれない。 主人公をとりまく友達、家族、会社の人たち、そして彼氏。全ての人が絡み合って、最後、想像もしない展開になっている。めまぐるしく変わっていく場面に思わず息をのんで読み進めてしまった。 またまた山本文緒にやられた・・・。

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2010/10/28

OL生活を送っている人には 共感出来る部分も多いはず。。 さっぱりした性格なのだとは思うけど、 主人公の深文があまり好きになれず そこがちょっと残念 ↓ でも読みやすくて面白かった。

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2010/09/08

なんだろうこの悲しさは。 全編を通しては、わりと明るいし、読みやすい。 でも、主人公をはじめとした、人々の抱えているいびつさとか、それをうまく表現できないところとか、なんだか切なくて、共感してしまった。

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2010/07/30

信用金庫に勤める入社3年目のOLが、職場に入ってきた後輩の出現や友人の結婚、恋人の転勤などにより 平穏だった生活に変化がおき始める・・・と、山本文緒の本は、粗筋を言うとすると本当にありきたり。でも、読んでいる最中はずっと引き込まれてしまいます。 この本に出てくるハワイは著者いわく...

信用金庫に勤める入社3年目のOLが、職場に入ってきた後輩の出現や友人の結婚、恋人の転勤などにより 平穏だった生活に変化がおき始める・・・と、山本文緒の本は、粗筋を言うとすると本当にありきたり。でも、読んでいる最中はずっと引き込まれてしまいます。 この本に出てくるハワイは著者いわく「エスケープの象徴」だそうです。

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2009/11/02

いい。この本はいい!! かなり大好きな本です^^ 心の葛藤とか、山本文緒さんは表現がほんとに上手。 そしてこの主人公になーんか魅かれます。みふみちゃん^^

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2009/10/04

<都会の片隅でひとり暮らしをし、父親のコネで入った信用金庫で居心地のいい生活を送っている平凡なOL・鈴木深文。上司や同僚ともそれなりにうまくやっていたが、ひとりの新人の女の子が配属された時から、深文の周りの凪いでいた空気がゆっくりと波をたて始めた―。現実から逃げだしたいと思いなが...

<都会の片隅でひとり暮らしをし、父親のコネで入った信用金庫で居心地のいい生活を送っている平凡なOL・鈴木深文。上司や同僚ともそれなりにうまくやっていたが、ひとりの新人の女の子が配属された時から、深文の周りの凪いでいた空気がゆっくりと波をたて始めた―。現実から逃げだしたいと思いながらも、逃げだすことをしない深文の想いは、短大時代の友人月子のいるハワイへと飛ぶ…。あなたの周りにもあるような日常を、絶妙な人物造形で繊細に描く、驚くほど新鮮なPL物語。> 2009

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