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ねじまき鳥クロニクル(第3部) の商品レビュー

4

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2014/12/26

漠然と読んだので漠然としたレビューになる。笠原メイはこの本の読み方を示唆しているように思える。(筆者にその意図はないだろうが)レンジに入れた茶碗蒸しがグラタンになって出てくることもあり、そこにはなぜそうなったかなんて筋道は必要ない。驚くだろうけど、ホッとする。多分そういうことなの...

漠然と読んだので漠然としたレビューになる。笠原メイはこの本の読み方を示唆しているように思える。(筆者にその意図はないだろうが)レンジに入れた茶碗蒸しがグラタンになって出てくることもあり、そこにはなぜそうなったかなんて筋道は必要ない。驚くだろうけど、ホッとする。多分そういうことなのだろう。そういうことは起こり得たかもしれないのだ。何度も言われるように。だから、間宮中尉がソビエトの地図を描いたように、この本には道筋なんてものはなく、その道筋を歩いて読み進めているうちは、多分この作品は楽しめないのかな?泳ぐのだ。村上春樹の世界観は深く浅く、透き通っていて濁った、小さくて大きな海であり水溜りのようだ。そこをただ何も考えず泳ぐ。でも水には気をつけなければいけない。村上春樹の世界観にかぶれてしまった…

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2014/10/26

3部読み終えました。 バタバタしてたので、集中することができず 内容が頭の中で、ぐるぐる状態。。 結局、分からずじまいで終わってしまった感です^^;

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2014/09/22

ものすごく集中して読んだ。先が知りたくて知りたくて、ほとんど1日で読んだ。ほんとに面白いし、パラレルワールドの中に入ったりでたり。 小説を読んでいるのに、映画のように自分の中に映像がでてきて、本当に息を飲む程、ハラハラしたり、興奮したりした。 そんな中で、笠原メイの手紙は、現実の...

ものすごく集中して読んだ。先が知りたくて知りたくて、ほとんど1日で読んだ。ほんとに面白いし、パラレルワールドの中に入ったりでたり。 小説を読んでいるのに、映画のように自分の中に映像がでてきて、本当に息を飲む程、ハラハラしたり、興奮したりした。 そんな中で、笠原メイの手紙は、現実の中でホッと一息つかせてくれた。 『ライ麦畑でつかまえて』の妹みたいに、癒された。 読み終わって。寂しい。 ワタヤノボルの謎がいまいち、すっきりしていない。。。 と思うのは私だけなのでしょうか。 そして、最後のページで誰からも遠いところで眠った。 てこれは、どういう意味なんだろう。。。。 色んな謎がどうもすっきりしてないよ〜!。。。って思うこともあるんだけど。推理小説じゃないんだから、すべてが解決しなくてもいいのか。って気もする。 でも、この本は推理小説のような謎が面白かった。

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2014/09/16

濃厚でいつまでも続くストーリー オカダトオルと同じく読み手も 考え、時間をおき、思い出し、また考え続けるのだろうか? 途中(第2章)でモチベーションが上がったが、結局、始終苦虫を噛んでいる様な話だった。 僕は好みではないなぁ。

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2014/12/29

2014年138冊目。(再読) 主人公が行き来する現実と非現実世界。 しかし、非現実世界も一つの現実であり、時に物理的な距離を無視して現実世界に影響を及ぼすことができるよう。 人間に内在する暴力性が生々しく描かれているが、同時に何かを取り戻す力も人間に備わっていることを感じ取れ...

2014年138冊目。(再読) 主人公が行き来する現実と非現実世界。 しかし、非現実世界も一つの現実であり、時に物理的な距離を無視して現実世界に影響を及ぼすことができるよう。 人間に内在する暴力性が生々しく描かれているが、同時に何かを取り戻す力も人間に備わっていることを感じ取れた。 解き切ることはできない長大な物語だった。 =================== 2014年51冊目。(初読:2014年5月29日) 読み終わったのだけど、解き終わることはない。 村上春樹小説は多くがそうだと思う。 この『ねじまき鳥クロニクル』は、解き終わることはないのだけど、自分の現実の中で何かを解きにいく力をそっと渡してくれたような、そんな気がする。 感想をうまく述べるのが難しい。 時間を置いてまた読みたい。

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2014/01/09

幼馴染に「あなたが好きな話」と言われて幾星霜…。やっと手にとりました。読み始めたらあっと言う間に時間が経ち、私は良き友人を持っているな〜としみじみ。 全てのモノが持つアンビバレンツな止揚などできない不確かさと昏さ、そして光。 回転ドアのようにどこに向かうかは一瞬の逍遥でその力を押...

幼馴染に「あなたが好きな話」と言われて幾星霜…。やっと手にとりました。読み始めたらあっと言う間に時間が経ち、私は良き友人を持っているな〜としみじみ。 全てのモノが持つアンビバレンツな止揚などできない不確かさと昏さ、そして光。 回転ドアのようにどこに向かうかは一瞬の逍遥でその力を押しとどめることは本当に難しい…

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2013/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

ナツメグと名乗る女性との出会い。彼女の息子シナモンの仕事。首吊り屋敷と呼ばれる館に興味を持つ綿谷ノボル。岡田に屋敷から手を引くことでクミコと連絡を取らせるとの条件を持ってきた牛河。間宮中尉の物語。終戦直前の満州での物語。シベリア抑留時代に再開した皮剥ボリスとの物語。岡田とクミコとのPCでの会話。笠原メイからの手紙。

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2013/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長い3巻でした。何とか読み終わった。 1巻のときはどうしようかと思ったけど、なんとか読もうというモチベーションが出てきた。2巻からのいろんな謎は残したままで、結論もなんか不思議な感じのままだったけどまぁ、ハッピーエンドだったのかなぁ。 ふわふわとわけのわからない世界を漂い続けている感じは変わらなかったけど、光明が差しているだけで、読む気分がこんなに違うのかと感じさせてくれました。 でもやっぱり、村上春樹をまた読みたいとはなんか思えない。。。

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2013/08/05

読み終わって、まだ中学生には早かったのかと思っている。 私の力不足かな。特にノモンハンのあたりはだいぶ飛ばし読みしてしまった様に感じる。 でも村上春樹さんの独特な世界が私の中で理解されつつあり、新しい発想だったりするのでとても刺激になったと思う。 今読んでる村上春樹短編集の中に「...

読み終わって、まだ中学生には早かったのかと思っている。 私の力不足かな。特にノモンハンのあたりはだいぶ飛ばし読みしてしまった様に感じる。 でも村上春樹さんの独特な世界が私の中で理解されつつあり、新しい発想だったりするのでとても刺激になったと思う。 今読んでる村上春樹短編集の中に「加納クレタ」が出てきている。 彼の作品は登場人物や物が複数出てくることが多いことが最近分かった。 これからも読んでいって少しでも大人の世界に入れるように頑張りたい。

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2013/07/02

不思議な世界で、ワクワクがハンパなかったなあ。とはいえ読み手の力不足で中だるみ感が多少。読後は不思議な気分がしばらく続いた。

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