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凶刃 の商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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長編形式

前作から16年経ち、40代半ばとなった又八郎。前作までと異なり長編形式で、又八郎が禄を離れていないので、全く別の作品とも言えそうな・・・。これはこれでいいじゃないかと、最後まで読ませてしまうのは流石。

長束

用心棒シリーズ最終。…

用心棒シリーズ最終。とにかくはまりました。一気に4巻読んでしまいましたね。最終巻は主人公とそれを取り巻く女も年を重ね、しっとりと終わっていきます。1から4まで全て読んでいただきたい。

文庫OFF

青江又八郎シリーズ最…

青江又八郎シリーズ最終作です。かなり下腹が出てきた又八郎ですが、あいかわらずの剣豪ぶりを発揮してくれます。江戸時代の武士の物語なのに、なぜか現代の社会に生きる我々とダブって見えるところが多々出てきます。

文庫OFF

用心棒日月抄シリーズ…

用心棒日月抄シリーズの最終巻。前作より16年の歳月が流れ、主人公青江又八郎をはじめ老いの気配が忍び寄る。剣客ものとしても面白いが、なじみの登場人物に起こった出来事に驚き、衝撃を受けることは間違いない。

文庫OFF

用心棒日月抄シリーズ…

用心棒日月抄シリーズ四作目。最終巻です。前作から一六年経ち、中年となった主人公ですが見事な活躍を見せてくれます。

文庫OFF

2023/12/04

藤沢周平の人気シリーズ第4弾。10数年の時を経ての最終巻。中年の悲哀とミステリー仕立てな展開が楽しめる。 用心棒稼業はなく、藩の秘密を追っていくという展開。全巻まで活躍した源太夫の老いなど切ない内容。純粋なエンタメからは離れた一作。 シリーズものはパワーが落ちていくのはやむを...

藤沢周平の人気シリーズ第4弾。10数年の時を経ての最終巻。中年の悲哀とミステリー仕立てな展開が楽しめる。 用心棒稼業はなく、藩の秘密を追っていくという展開。全巻まで活躍した源太夫の老いなど切ない内容。純粋なエンタメからは離れた一作。 シリーズものはパワーが落ちていくのはやむを得ないか。

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2023/07/21

シリーズ4作読み進めていく中で、最後まで感じる主人公の誠実さ。 自分も仕事をする中で、又八郎から学ぶことがたくさんありました。

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2021/04/17

 藤沢周平「凶刃(きょうじん)」、用心棒日月抄シリーズ№4、完結編、1994.9発行。16年ぶりの江戸。16年ぶりの佐知との再会。青江又八郎と佐知の物語、完結です。青江は国元の妻と祖母の元に。佐知は同じ国元の寺の尼さんに。お寺でお茶飲み話に花が咲きそうです(^-^)

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2021/02/14

シリーズ最終作は、前作から16年が経過。病気療養藩士の代替として半年間の江戸行きとなった又八郎。藩命の裏に嗅足組解散という密命があるのだが、衣食住は不自由しないかわりに、公務であるが故に自由に動けない。嗅足組に関わる者達が「凶刃」に斃れていく中、またしても幕府隠密も絡んで、三すく...

シリーズ最終作は、前作から16年が経過。病気療養藩士の代替として半年間の江戸行きとなった又八郎。藩命の裏に嗅足組解散という密命があるのだが、衣食住は不自由しないかわりに、公務であるが故に自由に動けない。嗅足組に関わる者達が「凶刃」に斃れていく中、またしても幕府隠密も絡んで、三すくみの関係。江戸嗅足組の頭・佐知をはじめ配下の面々と力を合わせて敵と対峙するのだが、本作は姿を現さぬ敵を推理する場面が強調された印象だ。中年太りの又八郎、再び浪人となり妻にも先立たれた細谷など、登場人物の悲哀を感じる作品だった。

Posted byブクログ

2019/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

用心棒日月抄シリーズの第4作。 中年になった青江又八郎さんと佐知さんが再び江戸で再会し、最後の戦いに挑むって感じの長編でした。 前回のお話から16年。 それでも再会すればお互いが言葉を交わさなくてもピタっとハマる大人の2人は、今まで読んだ藤沢さんの小説で一番好きなカップルかも…。 やっぱり武士でも奥さんを2人持つのはダメなのかなぁ? 思ったよりも明るいラストではあったけれど、佐知さんが尼さんにならなくちゃならないのは残念。 まぁ、だからこそ佐知さんって女性は素晴らしいのかもしれないけれど…ね。

Posted byブクログ