亜愛一郎の狼狽 の商品レビュー
面白かったー!古い時代の話だったけど、そんなの関係なく面白かったー! 短編集の主人公というか目線は、刑事さんだったりその話に関係がある第三者。そこで事件が起こって、なぜか巻き込まれた「イケメンだけど気が弱い」男が亜愛一郎。探偵ではなく、珍しい雲や生物を撮るカメラマンだが、カメ...
面白かったー!古い時代の話だったけど、そんなの関係なく面白かったー! 短編集の主人公というか目線は、刑事さんだったりその話に関係がある第三者。そこで事件が起こって、なぜか巻き込まれた「イケメンだけど気が弱い」男が亜愛一郎。探偵ではなく、珍しい雲や生物を撮るカメラマンだが、カメラを扱う手はどこかぎこちない。常にビクビクオドオドしている印象。でもイケメンでモデルみたいに素敵!なぜ?(笑) 謎が解けて、全部分かるんだけど、強面の刑事さんや真相を知りたい同僚に「早くしろ!」と怒られながらも煙草を一服喫んで落ち着かせてから披露される推理はすごい。 ミステリー小説に出てくる探偵っていつも自分に自信があって出しゃばるイメージ。だけど、この亜愛一郎は本当にそんなイメージを覆す新しい探偵だなぁと思った。40年ぐらい前の小説だけど。 あと亜愛一郎以外に全ての短編に出てきた「顔が三角の洋装の老婆」が気になるー!一体、何者なのよー!次のシリーズにも出て来るかな?謎の「顔が三角の洋装の老婆」! 2020.9.13 読了
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再読 やはり面白い 個人的にこういうのが私が思う伏線というか 解決の論理に飛躍があるため、 それだけだと読者がついてこれない そこでお湾クッション野多目に、 そこまでのストーリーのなかで その論理とにているが読者が受け入れやすい 展開を持ってくることで、 違和感をなくしているん...
再読 やはり面白い 個人的にこういうのが私が思う伏線というか 解決の論理に飛躍があるため、 それだけだと読者がついてこれない そこでお湾クッション野多目に、 そこまでのストーリーのなかで その論理とにているが読者が受け入れやすい 展開を持ってくることで、 違和感をなくしているんだと思う 話としてはほのぼのとしてて ミステリーとかだと、 事件→調査→解決 という感じだと思うが、 調査がないようなスピード感でびっくりする
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直木賞作家、初めての泡坂妻夫さん1975年(昭和50年)デビュー作「DL2号機事件」を含む「亜愛一郎の狼狽」45年前のミステリー短編集。主人公は背が高く知的風なのに運動音痴でちょっと変人。今流行りの奇人変人探偵の先駆けかもです。
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内容(「BOOK」データベースより) 『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。ユニークなキャラクターの探偵、亜愛一郎...
内容(「BOOK」データベースより) 『11枚のとらんぷ』を筆頭に、『乱れからくり』等数々の名作でわが国推理文壇に不動の地位を築いた泡坂妻夫が、この一作をもってデビューを飾った記念すべき作品―それが本書冒頭に収めた「DL2号機事件」である。ユニークなキャラクターの探偵、亜愛一郎とともにその飄々とした姿を現わした著者の、会心の笑みが聞こえてきそうな、秀作揃いの作品集。亜愛一郎三部作の開幕。
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正月休み中に一気読み。お初の作家さんですが、以前ドラマ化されてたので買ってみました。原作の亜愛一郎は容姿端麗とのこと、ドラマとはちょっと違ったなぁf^_^;短編集ですが、ちょいちょい登場人物が被ります。謎解きはちょっと無理があるかな…という場面もありましたが楽しめました。中でもホ...
正月休み中に一気読み。お初の作家さんですが、以前ドラマ化されてたので買ってみました。原作の亜愛一郎は容姿端麗とのこと、ドラマとはちょっと違ったなぁf^_^;短編集ですが、ちょいちょい登場人物が被ります。謎解きはちょっと無理があるかな…という場面もありましたが楽しめました。中でもホロボの神が良かったです。でも差別用語等もあり、なんとなく昭和初期の小説なのか⁇って感想も持ちました。続編もあるのでいつか読んでみたいですね。
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読んでいてとても楽しかったです。自分でも謎に挑戦してみたけれど、短編なのにまったく解けない!一瞬のうちに閃き、理路整然と説明されるとうなるしかなかったです。三角形の顔をした洋装の老婦人が謎。普通にモブで出てくるのを楽しむだけなのかな?
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G・K・チェスタトンの『ブラウン神父』シリーズと並び称されるほど、世評の高い本書は、私の期待値が高過ぎたためか抱いた感慨は世間のそれとは隔たりを生じてしまった。 1つ1つの短編については、今になってみれば過去の名作へのオマージュのように受け取れなくも無い。特に最後の「黒い霧」は...
G・K・チェスタトンの『ブラウン神父』シリーズと並び称されるほど、世評の高い本書は、私の期待値が高過ぎたためか抱いた感慨は世間のそれとは隔たりを生じてしまった。 1つ1つの短編については、今になってみれば過去の名作へのオマージュのように受け取れなくも無い。特に最後の「黒い霧」はブラウン神父の「青い十字架」の裏返しといった作品である。 ただ真相解明に至った時のパンチ力が無い。理路整然とし過ぎているのだ。 しかし、私の本シリーズへの関心はもっと別の所にある。 各編に登場する「三角顔の老婦人」、この人は果たして何者なのかという事である。
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とりあえずミステリの有名どころは押さえていきたい\(^^)/ というわけで、絵師でありマジシャンでもある泡坂妻夫先生の、亜愛一郎シリーズです。 冒頭の「DL2号機事件」がデビュー作で代表作の一つでもあるようなんですが、個人的にはちょーっと、いえ、正直ものすごく物足りなかった(汗...
とりあえずミステリの有名どころは押さえていきたい\(^^)/ というわけで、絵師でありマジシャンでもある泡坂妻夫先生の、亜愛一郎シリーズです。 冒頭の「DL2号機事件」がデビュー作で代表作の一つでもあるようなんですが、個人的にはちょーっと、いえ、正直ものすごく物足りなかった(汗 DL2号機よりは、上空の熱気球内で芸人が殺される「右腕山上空」、傾いた団地で殺人事件が発生する「曲った部屋」、巨大仏像の掌の上で起こった奇妙な事件を描く「掌上の黄金仮面」、未開の地の首長が謎の死を遂げる「ホロボの神」が面白かった。
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デビュー作の6号でなく『DL2号機事件』を含む同一探偵の短編集 8話のどれについてもミステリの謎たる部分が独特のものあって面白い 付き合う探偵も自然変わったキャラクタ造形になるが むしろ探偵はふつうであって方が謎の不可思議さが立ったのではないかと思う 関連リンクをみればわかるとお...
デビュー作の6号でなく『DL2号機事件』を含む同一探偵の短編集 8話のどれについてもミステリの謎たる部分が独特のものあって面白い 付き合う探偵も自然変わったキャラクタ造形になるが むしろ探偵はふつうであって方が謎の不可思議さが立ったのではないかと思う 関連リンクをみればわかるとおり昭和なふいんきも一種の味か
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<希硫酸の亜です―間違えました.> 少し抜けているところがあるけれど,見事な観察眼と発想で事件を解決. トンデモな理論も,なるほ..ど(?)と,おもしろいな,と思ってしまう. 岡田将生で実写を見たい.
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