回廊亭殺人事件 の商品レビュー
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三十代の女性が六十代の女性になりすますというだけでも、ばれやしないかとドキドキします。一人称で語られる分、どうしても肩入れしてしまうので尚更です。そのハラハラ感だけで読んでしまったという印象です。主人公の復讐の気持ちは分かりますが、結局若い男に騙されただけという後味の悪さが残り、そこに至るまでの共感がありません。それに、どうも東野さんの恋愛描写がしっくりこないというか、気恥ずかしいというか…。何となく全てが不完全に終わったような満たされない気持ちが残りました。
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内容(「BOOK」データベースより) 一代で財を成した一ケ原高顕が死んだ。妻子を持たない高顕の莫大な財産の相続にあたり、彼の遺言状が一族の前で公開されることになった。公開場所は旅館“回廊亭”。一族の他には、菊代という老婆が招待されていた。だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭...
内容(「BOOK」データベースより) 一代で財を成した一ケ原高顕が死んだ。妻子を持たない高顕の莫大な財産の相続にあたり、彼の遺言状が一族の前で公開されることになった。公開場所は旅館“回廊亭”。一族の他には、菊代という老婆が招待されていた。だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭で起きた心中事件の真相を探ることだった…。その夜、第一の殺人が。斬新な趣向を凝らした傑作長編推理。
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うーん、、、トリックは悪くないけど、登場人物のキャラがあまりたってなかったかな。この作者には珍しく。
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古い作品みたいだが読み応えがあった。復讐のつもりがその人物が遺産目的で相続人に成りすましていたというどんでん返しがなんとも悲しかった。東野圭吾の作品は本当に読みやすい。
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二郎が遺産目当ての別人だったということにものすごく驚いた。最後には火の中で二人で死んで行くのが迫力がある。結構すらすらーっと読めていた分、最後のものすごく複雑な事情には意外性があって面白かった。直之が犯人だと思ってそれを庇ったゆかは、無駄死にだったなーとは思う。老人に化けた若い女...
二郎が遺産目当ての別人だったということにものすごく驚いた。最後には火の中で二人で死んで行くのが迫力がある。結構すらすらーっと読めていた分、最後のものすごく複雑な事情には意外性があって面白かった。直之が犯人だと思ってそれを庇ったゆかは、無駄死にだったなーとは思う。老人に化けた若い女からの目線がスリルがあって面白かった。
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これもドラマ化されましたけど、これは原作の方が断然面白かったです。ドラマの悪いところは犯人がすぐわかってしまうところですね。
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過去の心中事件の復讐をするため真犯人を探りに老婆に変装し忍び込んだ回廊亭で殺人事件が復讐は果たせるのか。 最後の結末はちょっと無理があるぐらい複雑で何や?っていう感じ。 結末前までは面白かったですが、結末はよくわからない結末でした。
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現実世界ではありえない設定のミステリだが、推理小説として捉えれば許されるレベル。 特異な形の旅館に惑わされてしまう。 作者のミスリードに気付くか否か。 私は気づかなかったので最後まで楽しめたけど。 ラストはちょっと切ない。
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ここ数作品の中では しっかり読んだ方かな? というものでしたね。 でも、途中はやはり 斜め読みをしてましたね。 星三つかな? とも思ったのですが ここはしっかり読めたということで 四つにしました。
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32歳の女が老婆になりきるっていう設定が最初からちょっと無理があるんじゃないかと笑 自分の顔を70歳・・・特殊メイクで汗 ・・・・・・って考えちゃったよ でもあくまでも小説ですから~ と思いつつもそこは引っかかるよね 内容は面白かったし最後は意外な展開で騙された
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