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それでも人生にイエスと言う の商品レビュー

4.1

135件のお客様レビュー

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2021/08/20

自己啓発本ぽいタイトルですが過酷なナチスドイツ強制収容所経験本名著「夜と霧」著者精神科医が終戦翌年ウィーンで講演した内容。生きる意味において「私は人生にまだなにを期待できるか」ではなく「人生は私になにを期待しているか」を問え楽しい人生などない、苦悩こそが意味ある人生を実現できるの...

自己啓発本ぽいタイトルですが過酷なナチスドイツ強制収容所経験本名著「夜と霧」著者精神科医が終戦翌年ウィーンで講演した内容。生きる意味において「私は人生にまだなにを期待できるか」ではなく「人生は私になにを期待しているか」を問え楽しい人生などない、苦悩こそが意味ある人生を実現できるのだと。人間はあらゆることにかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず強制収容所の運命の下にあったとしても人生にイエスと言うことができるそうです。私には無理ゲーです

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2021/06/25

『それでも人生にイエスと言う』という題名に惹かれて、『夜と霧』が有名だと知る前からずっと読みたかった本。前半がフランクルの講演集で、後半が実存哲学の解説。「私たちが人生に期待するのではなく、人生が私たちに期待し、問いを投げかけている。」というのがフランクルの考えを端的に表した言葉...

『それでも人生にイエスと言う』という題名に惹かれて、『夜と霧』が有名だと知る前からずっと読みたかった本。前半がフランクルの講演集で、後半が実存哲学の解説。「私たちが人生に期待するのではなく、人生が私たちに期待し、問いを投げかけている。」というのがフランクルの考えを端的に表した言葉。収容所を経験した人の言葉だから重みがある。

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2021/05/06

人生とは何であるかについて、筆者の体験や例を交えながらわかりやすく説いている。生きる意味や自殺願望への反対に対して、説得力のある考察がある。「人生は私に何を期待しているか」究極の問いであり、これを探す旅こそ、人生である。

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2021/04/24

フロイト、アドラーに影響をうけて、精神科医となったヴィクトール・フランクル。「生きる意味と価値」について語る。他の書籍で影響を受けて、フランクルの本を読んでみたが、ちょっと難解。素晴らしい本なのでしょうが、私の中で相いれない意見が出てきたので、またの機会に読むことにしよう。【印象...

フロイト、アドラーに影響をうけて、精神科医となったヴィクトール・フランクル。「生きる意味と価値」について語る。他の書籍で影響を受けて、フランクルの本を読んでみたが、ちょっと難解。素晴らしい本なのでしょうが、私の中で相いれない意見が出てきたので、またの機会に読むことにしよう。【印象的な言葉】それでも人生にイエスと言う

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2021/04/15

まずは最後まで読んだ自分を褒めたい。心理学をかじっている人なら理解出来る話が沢山出てくると思います。『自分は人生に何を期待するのかではなく、人生は私に何を期待しているのか。』どんな状況でも『それでも人生にイエスという』このことが出来るか?私たちは人生に何を問われているのか?

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2021/03/17

請求記号:WM9-FRA https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020301 <袴田優子先生コメント> V.E.フランクルは、ナチスによる迫害を生き抜いたオーストリアの精神科医です。彼の代表作といえば「...

請求記号:WM9-FRA https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020301 <袴田優子先生コメント> V.E.フランクルは、ナチスによる迫害を生き抜いたオーストリアの精神科医です。彼の代表作といえば「夜と霧」ですが、私が皆さんくらいの頃にタイトルに惹かれて手に取ったのはこの本でした。青年期は、自分とは何か、生きている意味は何か、に迷う時期でもあります。「生きる意味は何かと問うのはあなたではなく人生なのである」というメッセージの意味を、本書を通してより深く探求されてみてはいかがでしょうか。あなたが人生を生き抜くうえで何かしら手がかりが見出せるかもしれません。 <BOOKデータ> ナチスによる強制収容所の体験として全世界に衝撃を与えた『夜と霧』の著者が,その体験と思索を踏まえてすべての悩める人に「人生を肯定する」ことを訴えた感動の講演集。

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2021/03/07

・途中で出てくる詩、哲学、科学も興味深かった。 ・いずれにしても実現されなかった時間は、失われた。永遠に失われた」 ・一番好きなのは、カントの「あたかも…のごとく行為せよ」という公式を応用した 「あたかも、2度目の人生を送っていて、1度目は、ちょうどいま君がしようとしているよ...

・途中で出てくる詩、哲学、科学も興味深かった。 ・いずれにしても実現されなかった時間は、失われた。永遠に失われた」 ・一番好きなのは、カントの「あたかも…のごとく行為せよ」という公式を応用した 「あたかも、2度目の人生を送っていて、1度目は、ちょうどいま君がしようとしているように、すべて間違ったことをしたかのように、生きよ」 ・まだ起こっていない出来事は、放っておけば、いつまでも起こらないまま。しかし、まだ起こってないことをまさに起こすよう、責任を自覚しなければならない。 数々のありがたいお言葉がありましたが、自分にとっては重すぎました。内面の進歩に向き合う苦しさが… 「人生は自分になにを期待しているか」を問い続けるのって難しいことです。

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2021/03/06

戦後、収容所から解放されて間もない頃の講演をまとめた本です。 心理学でも深い説明があり、講演の話というのもあり、言い回しが難しい印象。 読みやすさで言うと夜と霧の方が読みやすい。 でも内容は深い。私が人生の意味を問うのではなく、人生は私には何を問うているのか、その答えは何かと言...

戦後、収容所から解放されて間もない頃の講演をまとめた本です。 心理学でも深い説明があり、講演の話というのもあり、言い回しが難しい印象。 読みやすさで言うと夜と霧の方が読みやすい。 でも内容は深い。私が人生の意味を問うのではなく、人生は私には何を問うているのか、その答えは何かと言うのが人生だと、フランクルの考えに共感する。

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2021/02/07

まず、タイトルだが一見そこらへんにある自己啓発本に見えてしまう。 でも、著者と引用元がわかれば生命の根幹に関わるテーマを扱った上での 言葉であるとわかるだろう。 引用元はユダヤ強制収容所のひとつブーヘンヴァルトで囚人たちに歌われていた ブーヘンヴァルトの歌から。 本書の内容...

まず、タイトルだが一見そこらへんにある自己啓発本に見えてしまう。 でも、著者と引用元がわかれば生命の根幹に関わるテーマを扱った上での 言葉であるとわかるだろう。 引用元はユダヤ強制収容所のひとつブーヘンヴァルトで囚人たちに歌われていた ブーヘンヴァルトの歌から。 本書の内容は強制収容所から生き延びた著者がその翌年に著したものであり、 その時の回想を交えて書かれている。 すぐ目の前に死があり、自分の生が常に薄氷を歩くような危うさの中にある 状態を年単位で過ごした精神科医の言葉は重たい。 章立ては 1.生きる意味と価値 2.病を超えて 3.それでも人生にイエスという で構成されている、 心に残った言葉 ・自殺の中で最も注目するべきものが、決算自殺ともいうべきもので  自分が人生で今後得られる+と-を決算して、-が多ければ死んでしまおうと思う。 ・幸せは目標でなく、結果にすぎない  生きるという事は、たったひとつの重大な責務である。  幸せというものは思いがけず手に入るものにすぎない。 ・人生は私に何を期待しているか。 ・なんの道徳もなく食べることがどれほど無意味か、その無意味さが食べる事しか考えていない人にどれほど破滅的なものに感じられるか。 ・人生を意味あるものにするには活動、愛があるが、苦悩によってもすることができる。 ・それが可能なら運命を変える、それが不可能なら運命を引き受ける。そのどちらかだ。 ・人生は究極、その瞬間の積み重ねであり、その瞬間を意味あるものにするしかない。 ・人生それ自体が何かであるのでなくて、人生は何かをする機会である! ・外面的な成功はある意味で不成功で終わるが、内面的な成功は確実に到達できる 。心の支えが将来にあるのか、それとも永遠にあるのか ・死を自分のものにする ・罪を問うのはその人に責任がある場合だけだ。  その人に選択の自由がないとすれば、出身地など自分で選びとる事が出来ない  事柄については、罪を問題にすることをやめるべきだ。 収容所生還者として、医師として、そして人として紡がれた言葉たちでした。 一言フレーズとして言い表せない、けれども記憶に留めておきたいような 話もありました。 この本のたった1行でも琴線に触れるものがあれば、読むべきだと思います。 そんな本です。

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2020/12/06

「『私は人生にまだ何を期待できるか』と問うことはありません。いまではもう、『人生に何を期待しているか』と問うだけです。」 ●感想  社会人になってから「人生って何だ。何で生きてるんだ。俺はどこへ行くんだ」と考えてしまう。大学生までは、次のステップへの道筋が示されていた。しかし、...

「『私は人生にまだ何を期待できるか』と問うことはありません。いまではもう、『人生に何を期待しているか』と問うだけです。」 ●感想  社会人になってから「人生って何だ。何で生きてるんだ。俺はどこへ行くんだ」と考えてしまう。大学生までは、次のステップへの道筋が示されていた。しかし、就職してからは、そのステップは無くなった。社会人とはその名の通り、「学生でもない子どもでもない何らかの形で社会とかかわりを保っている人」のことである。この身分において、どのように人生を面白くしていくのかは、全て自分の仕事である。  本書では、「人生に期待する」のは誤ちであり、「自分で人生に答えを出していくべき」という。社会のレールに沿っていれば、生活が変わっていった大学生までとは打ってかわり、今後は自分で人生に意味を創っていく。困難や苦難が人生には必ず伴うが、その中で、どのように意味を付与するのか。それこそが、このたった一回の人生で、我々に課せられた仕事なのである。 ●本書を読みながら気になった記述・コト ■いつか死ぬからこそ、目の前のことに真剣になれる。  たとえば、自分の命が永遠だとして、明日行う仕事や、一か月後の友人の予定との間に、意味を見いだせるだろうか。否だ。いつかは終わってしまうからこそ、できなくなるからこそ、私たちは予定を組み、人に会いにいくのだ。帰省という行為もそうだ。もし、自分も家族も永遠の命があれば、正月に毎度、顔を見せに行くことに意味なんてなくなるだろう。いつか死ぬからこそ、1年1年の区切りが意味を持つし、家族に会いに行くことが特別な時間となる。もし、お互いが一生の命を持つならば、100年後に会うことも、1000年後に会うことにも、何の違いも無くなるんだろう。だって、永遠を生きるものにとっては、一年とか、一週間とかの時間区切りに、何の意味もないからだ。  私たちが何かに一生懸命になり、がっかりしたり、喜んだりできるのは、生き物は必ず死ぬからだ。永遠なものはないからだ。 >>苦難と死は、人生を無意味なものにはしません。そもそも、苦難と死こそが人生を意味のあるものにするのです。人生に重い意味を与えているのは、この世での人生が一回きりだということ、私たちの生涯が取り返しのつかないものであること、人生を満ち足りたものにする行為も、人生をまっとうしない行為も、すべてやりなおしがきかにということにほかならないのです ■「いつか死ぬ」から、人生に意味が無いのではない。「いつか死ぬ」から、人生に意味が溢れてくる ■生きることはいつでも課せられた仕事なのです ■逃れない事実であっても、その事実にどんな態度をとるかに、生きる意味を見いだすことができるのです ■人生が出す問いに答える >>人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。私たちは問われている存在なのです。私たちは、人生がたえずそのときそのときに出す問い、「人生の問い」に応えなければならない、答を出さなければならない存在なのです。 ■自殺の無意味さ  人生とはいつも仕事であり、人生に、どのような意味を見いだすかを常に課せられているといっていい。自殺というのは、その答えを出さずに終えてしまうことになる。

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