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それでも人生にイエスと言う の商品レビュー

4.1

135件のお客様レビュー

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2019/03/28

強制収容所というところで、自由を極限まで剥奪されて未来さえも望めなくなった時、人はどうなるのか?自分の未来に見えるものが死ぬ事だけだとしたら、人は何を支えにすれば生きていけるのか?極限状態で人の心理を観察し続け、生きる意味を問い続けた作者が導き出した「人生は常に我々に問い続けてい...

強制収容所というところで、自由を極限まで剥奪されて未来さえも望めなくなった時、人はどうなるのか?自分の未来に見えるものが死ぬ事だけだとしたら、人は何を支えにすれば生きていけるのか?極限状態で人の心理を観察し続け、生きる意味を問い続けた作者が導き出した「人生は常に我々に問い続けている」という哲学。わかりやすく事例を交えて書かれているので「生きるって何?」に少しでも興味があれば読む価値はあるかと。

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2018/05/01

「夜と霧」のフランクルが、強制収容所から出た直後に行った講演の内容をまとめた1冊。極限の状況を生き延びた彼の言葉だけに重さは半端ではない。精神科医の彼は、収容所にいるときから、自分の状況を客観的にみつめ、いつか講演を行うことを考えていたとのこと。希望を失わずに生きること重要とはい...

「夜と霧」のフランクルが、強制収容所から出た直後に行った講演の内容をまとめた1冊。極限の状況を生き延びた彼の言葉だけに重さは半端ではない。精神科医の彼は、収容所にいるときから、自分の状況を客観的にみつめ、いつか講演を行うことを考えていたとのこと。希望を失わずに生きること重要とはいっても、終わりの見えない極限状況の中ではそれは難しい。人生の意味を求めながら生きるのではなく、人生から突き付けられている課題に答えながら生きることが重要だという視点の変換には驚かされた。与えられるのではなく、自ら答えていく姿勢が必要なのだ。 講演なので、表現も比較的平易でわかりやすいです。何回もじっくりと読みたい1冊です。

Posted byブクログ

2018/04/14

フランクル先生の心理学、人生史観、についての書 まだ半分も読めていない、疲れた時に読みたい。おそらく、読みたくなるような心理状況になったら得られる何かメッセージがあるはず。期待を込めて★3

Posted byブクログ

2018/01/16

名著「夜と霧」の著者フランクルの講演集+解説。物語仕立ての夜と霧より夜と霧とその他著書でフランクルが伝えたかった事がストレートに伝わる一冊。解説は難しい文章でなかなか頭に入らなかった。

Posted byブクログ

2017/10/20

本文は読めたが、解説が難しかったので、解説は読んでいない。人生にはそれ自体に意味があり、いつ何時でもその意味を問われ続けていて、人生の答えを差し出すために私達は生きている。というようなこと?だから生きる意味がわからないと自殺をすることは、オセロの勝負中に、盤をぐちゃぐちゃにしてち...

本文は読めたが、解説が難しかったので、解説は読んでいない。人生にはそれ自体に意味があり、いつ何時でもその意味を問われ続けていて、人生の答えを差し出すために私達は生きている。というようなこと?だから生きる意味がわからないと自殺をすることは、オセロの勝負中に、盤をぐちゃぐちゃにしてちゃぶ台返しをするようなもの。と理解した。

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2017/09/21

2ヶ月に1冊は古典を読むことにしている。本を登録するときに気付いたが「夜と霧」の著者か。アドラーに影響を受け精神科医になった後、ナチスの強制収容所に入れられたら経験を持つ著者の人生論。 古典を読むときは「そうかな?と思っても自分の経験が足りないだけだ」と思い読むようにしている、が...

2ヶ月に1冊は古典を読むことにしている。本を登録するときに気付いたが「夜と霧」の著者か。アドラーに影響を受け精神科医になった後、ナチスの強制収容所に入れられたら経験を持つ著者の人生論。 古典を読むときは「そうかな?と思っても自分の経験が足りないだけだ」と思い読むようにしている、が本作はなかなか頭に入って来なかったな。特殊な状況下に置かれた著者だが、後世にも通じるような普遍的な内容では無いのではと感じてしまう。

Posted byブクログ

2017/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

V.E(ビクトール・エミール)フランクルの名著。是非読んで頂きたいです。 私が「何故人間は生きるのか?」と疑問を持ったのは「マンネリした毎日」にうんざりしていたから。 結論は「生きる理由は”他者のため”」と解釈しています。 氏の主張は「人生の意味を問う必要はありません。何故なら既に人生が我々に期待しているからです」「どんなに絶望的な状況でも、”如何に振る舞うか”の自由は制限されない」(態度的価値)

Posted byブクログ

2016/12/13

強制収容所の中で構築されたフランクル哲学の真髄は、「どんな人生であれ生きる意味はある」ということに尽きる。後半著者の考えを体系的に判りやすく解説している部分が白眉で、判りやすくはあるが、この本が自殺の抑止力になることは無いだろう。著者の考えが腹落ちレベルまで至るのは難しい。 我...

強制収容所の中で構築されたフランクル哲学の真髄は、「どんな人生であれ生きる意味はある」ということに尽きる。後半著者の考えを体系的に判りやすく解説している部分が白眉で、判りやすくはあるが、この本が自殺の抑止力になることは無いだろう。著者の考えが腹落ちレベルまで至るのは難しい。 我々は往々にして、何かを生み出さなければ価値は無いと思いがちで、これは生産性という神を崇める信仰に近いものだが、著者は「創造価値」「体験価値」「態度価値」という3つのレイヤから成る価値を提唱し、例え何も生み出せなくても、その時その時の崇高な行動の中にこそ生きる価値があるという。やや牽強付会の感があるのは、自分が生産性信仰に毒されているせいなのか、そもそも著者が強引なのか、よくわからない。著者の説得力の源泉には、「強制収容所のサバイバーである」という強力な属性も一役買っているだろう。だから余計判らなくなる。

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2016/05/21

人生は楽しみのためにあるのではない。 楽しいときも、苦しいときも、それを引き受け味わうことに意味がある。 すべての瞬間がもう2度と繰り返されないという重みこそが、人生をより深いものにする。 だからこそ、どんな瞬間もその人生にイエスと言える。

Posted byブクログ

2016/05/05

 強制収容所で生きた心理学者が「最後にのこるのはその人でしかない」と言われると「そうなんだろうなぁ」と思う。  ここまで肯定的に言えるのは、あの極限状態で皆を救ったのがユーモアだからなのかしら。

Posted byブクログ