ウインクで乾杯 の商品レビュー
<あらすじ> パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。 現場は完全な密室、警察は自殺だというが...。 やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた...。...
<あらすじ> パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。 現場は完全な密室、警察は自殺だというが...。 やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた...。誰が、なぜ、何のために...。 ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。
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小道具に出てくるのがカセットテープだったりするところに時代を感じる。昔の2時間サスペンスを観ている感じ。加賀刑事シリーズとはまた違った味のある芝田刑事が良かった。
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カセットテープ、ボディコン、自動車電話など今の時代とはマッチしなモノが多く出てきて、今読むにはあまり合わないかなあ。 内容はスラスラ読めて、犯人もまんまと騙されましたけど・・・
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東野さんの作品に出てくる刑事って、どちらかというと ちょっと、影がある感じだが、今回の芝田刑事は、 コミカルな感じ。 あまり鋭くないというか刑事らしくないというか。。。 そのため緊迫感があまりなく、 さっくり読める感じに仕上がっている。
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【ウインクで乾杯】 東野圭吾さん 小田香子はいつか玉の輿にのり宝石に囲まれた暮らしがしたい と思っていた。彼女が働く会社は「バンビ・バンケット」という コンパニオンの派遣会社だ。 日本でも指折りの宝石店「華屋」の感謝パーティー、 ここに招かれる人たちは会社の社長夫人や病院の院長夫人 あるいは政治家の妻や芸能人ばかりである。 そんな中「華屋」の得意客ではなく、支店の建設で助力した 高見不動産の若社長・高見俊介も招かれていた。 彼こそ、香子が狙いをつけている男性だった。 彼女は俊介も出席する「華屋」のパーティーへコンパニオン として派遣され、この機に俊介へ接近を試みる。 念願の俊介へのきっかけを掴んだ香子であったが、パーティー の後、ホテルの客室で同僚の牧村絵里が死んでいるのがみつかった。 絵里は完全な密室で死んでおり、自殺とみなされたが彼女には どうも腑に落ちない。そして、香子と同じく自殺という当局の 判断に納得していない絵里の親友・由加利までもが扼殺された。 彼女は偶然隣に越してきた芝田がこの事件を担当している刑事 だと知り、高見の為に捜査状況を芝田から探ろうとする。 そして、高見不動産、バンビ・バンケット、華屋、自殺した 絵里の恋人伊瀬耕一がかつて何らかの関係でつながりが あった事を知る。 本当に絵里は自殺だったのか?由加利を殺したのは? 彼女のまわりに不穏な空気が動いている。。 ☆ 久しぶりの東野さんですが、かなり以前の作品ですね。 「トキオ」や「片想い」など東野さん特有の読んでいて 心が震えるような物語ではありませんが、さくさくと 読み進められる読み易い作品でした。
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最後まで犯人わからず。 密室トリックも解けず。 ビートルズの暗号も解けず。 担当刑事が隣室という設定にはちょっと無理があるのでは?
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愛情と野心が絡み合うと怖いな。最後の謎解きはちょっとややこしかったけど、絡まった糸がすこーしずつ解けていくテンポは読みやすかった。
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事件の謎解きミステリーです 特にこれといった印象はありません。。。。。 あまりなにも考えずにサーッと読むのには良いかと。。。。 んー 暇つぶしには って感じですかね http://momokeita.blog.fc2.com/category4-2.htmlより
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まるで2時間ドラマのようにさらさらーっと読む事ができて面白かった。携帯電話がないのって今じゃもう考えられない事になってしまったけど、カセットテープに隠された謎が鮮やかでした。最後の方まで犯人が分からないのも良かった。
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行事のお手伝い(イベントコンパニオン)の仕事をしている女性。 宴会でのお手伝いが主。 宝石店の外から,いつかは宝石を買えるようになりたいと物色している。 お手伝いする宴会は,その宝石店の主催。 宴会の後、お客さんと喫茶室で話をして,その後の約束をする。 同僚で仲の一番良い女性が,待っている間に亡くなっていることが分かる。 取り調べをしていた刑事が,突然、賃貸住宅の隣りに引っ越して来る。 亡くなった絵里の友人が、同じ仕事場にやってくる。 次々と分かる新事実。 宝石店と,行事のお手伝いの仕事と,不動産屋の3つの会社の関係が見えて来る。 主人公が不動産屋の役員の恋人と,男友達の刑事との付き合いをうまく使い分けているところが面白い。 事件は急展開する。 主人公と刑事が別々に調べていたことから, 不動産屋と行事お手伝いの会社の人間関係が見えて来る。 結末では,叔父と姪の間のつながりが見えて来る。 主人公と刑事が東京駅での見送りの際に、 今後の2人の関係が見えてきそう。 このまま2人を主人公として、 アガサクリスティのMとNや 赤川次郎のNとMのように, 数点の連作があると嬉しい。 初版は,「香子の夢」という標題になっている。 2時間映像にちょうどよい分量。
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