ごんぎつね の商品レビュー
小学校の学芸会で村人役をした思い出深い作品で黒井さんの絵本で再会した時、あまりにも素敵で感動した。 以来「ごんぎつね」は黒井さんじゃないとってなっちゃった。あと「手ぶくろを買いに」も! ご本人もこの絵本が作家としての分岐点であり、この作品以上を目指しているようなことをおっしゃって...
小学校の学芸会で村人役をした思い出深い作品で黒井さんの絵本で再会した時、あまりにも素敵で感動した。 以来「ごんぎつね」は黒井さんじゃないとってなっちゃった。あと「手ぶくろを買いに」も! ご本人もこの絵本が作家としての分岐点であり、この作品以上を目指しているようなことをおっしゃってました。 読み返してみると、お話の切なさとノスタルジーな気持ちとでキュンキュンする。 子どもの頃にはなかった感情もみつかる。良かれと思ってした事が相手に迷惑かけたというシーンが経験と重なってチクチクしたよ。
Posted by
文学館での「ごんぎつねの世界」というチラシを見て久々に読んでみました。作者がこの作品を書いたのが17歳の時だったことに、びくっりしました。愛情の薄い子ども(ごん)が反社会的な行動に走るって、自分が17歳の時には全く理解していなかったですし。
Posted by
子供の頃は、ごんがあまりにもかわいそうで、平十をひどいやつと思っていました。でも、読み返していくたびにごんや平十に対する気持ちも変わっていき…自分の気持ちが変わっていったあの頃のことも思い出しながら、またこの季節になると読み返している、何度読んでも切ないのに。。。 そしてその...
子供の頃は、ごんがあまりにもかわいそうで、平十をひどいやつと思っていました。でも、読み返していくたびにごんや平十に対する気持ちも変わっていき…自分の気持ちが変わっていったあの頃のことも思い出しながら、またこの季節になると読み返している、何度読んでも切ないのに。。。 そしてその度に、懐かしさに触れたくなる季節になったんだと思うのです。
Posted by
すれ違うことは世の中に沢山あって、 すれ違っていることにすら気付かない場合のほうが、きっと多い。 だから、ごんの気持ちが兵十に伝わって、本当に良かった。 それがせめてもの救いです。 黒井健さんの絵は、優しく穏やに、そして儚く、 ごんのいる風景を見せてくれました。
Posted by
小学生ぶりに再読。 泣きました( ; ; ) 兵十にじぶんの孤独を重ねたごんが、いたずらのつぐないに毎日栗や松茸を家に供えるものの、そんなことを露知らずに兵十が火縄銃で撃ってしまうというやり切れない結末! 「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」 ごんは、ぐったりと目を...
小学生ぶりに再読。 泣きました( ; ; ) 兵十にじぶんの孤独を重ねたごんが、いたずらのつぐないに毎日栗や松茸を家に供えるものの、そんなことを露知らずに兵十が火縄銃で撃ってしまうというやり切れない結末! 「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」 ごんは、ぐったりと目を瞑ったまま、うなずきました。 このやりとりが、せめてもの救い。。
Posted by
泣いた本シリーズそのに。 ごんが死んでしまって、読み終わってから涙が止まらなかった。 いたずらしたごんが悪かったわけでも、勘違いした兵十が悪かったわけでもない。ごんが死んでしまったのは、仕方がないことだった。 生きてることは本当に悲しいことだと思った。本当に本当に悲しい。耐えら...
泣いた本シリーズそのに。 ごんが死んでしまって、読み終わってから涙が止まらなかった。 いたずらしたごんが悪かったわけでも、勘違いした兵十が悪かったわけでもない。ごんが死んでしまったのは、仕方がないことだった。 生きてることは本当に悲しいことだと思った。本当に本当に悲しい。耐えられないくらい悲しい。 「ごんぎつね」は日本文学史のみならず人類全体の文学史における傑作です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本人なら誰もがご存じの普及の名作、ごんぎつね。 ただいたずらが好きなこぎつねではなく、 純粋でさみしがりやの性格なので 愛されているきつねさん。 このお話の舞台になった場所を見たくなり、 数年前愛知県半田市の新見南吉記念館にも行ってきました。 曼珠沙華の花が美しく咲いていて、 ひょっこりごんがお花から顔を出したら、と想像してしまいました。 ラストは、胸がはちきれそうなほどぐっときます。 頭に入ってしまっている最後の文を口に出すたび、 目が潤んでいます。 動物と人、言葉は通じなくても。 心と心が重なった瞬間、ごんはもうひとりぼっちじゃなくなりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ごん、おまい(おまえ)だったのか、いつも、くりをくれたのは。」 ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。 兵十は、ひなわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。 ここで物語は終わります。 南吉が幼い頃から聞かされてきた口述を書き起こしたのは17歳の頃と言われています。 幼い頃 母を亡くした南吉は 孤独なきつねに自分を重ねたでしょうか。 日本の美しい情景とせつない心情変化が見事に表現された作品だと思います。
Posted by
大人になって久しぶりに読んでみました。 さまざまな方の絵で絵本はありますが、やはり黒井健さん。この結末は胸に迫ってきます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろいろなごんぎつねがあります。 どれが一番気に入っているということはありません。 子供向けのいろいろな雑誌に掲載されたものが記憶に残っています。 日本の心情を表すよいお話だと思います。
Posted by