ごんぎつね の商品レビュー
新見南吉さんのお話に、黒井健さんが挿絵を描かれている作品です。とても優しく、繊細なお話ですが、私は涙なくしては読めません。 いつも読むということは出来ない作品ですが(悲しくなるので)どうしても本棚には入れておきたい作品です。
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「新美南吉記念館」へ行ってきました。 「ごんぎつね」はあまりにも有名で、 最後に兵十に猟銃で殺されてしまうごんという狐が主人公の、 すこし哀しい童話です。 しかし、誠実であっても報われなかったり、 人を傷つけてしまったり、 あるいは自分が傷ついてしまったり・・・ そういう事の方が...
「新美南吉記念館」へ行ってきました。 「ごんぎつね」はあまりにも有名で、 最後に兵十に猟銃で殺されてしまうごんという狐が主人公の、 すこし哀しい童話です。 しかし、誠実であっても報われなかったり、 人を傷つけてしまったり、 あるいは自分が傷ついてしまったり・・・ そういう事の方が、実際、 人生では多いと思います。 だからこそ人の心をいつまでもとらえるお話なのでしょうね。 立派な大人になっってしまったひとはもう一度、 教科書で出会った「ごんぎつね」ではなく 自分で読む「ごんぎつね」で (私も含め)俗世で汚れてしまったこころを たまには浄化して癒されましょう・・・(失笑)。
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切ない話だなぁ・・・。ごんも兵十もかわいそう・・・読んでてなんとかしてやりたくなった。でも良い話なのは間違いないんだけど、ゆったりとしたリズムが自分とは微妙に合わなかった感じもしたかも。
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誰もが知っている、 昔なじみの作品。 色褪せないどころか、大人になっていくごとにより鮮明。 田舎で曼珠沙華を目にしただけで悲しくなるくらい。 とても美しい作品。 描かれたごんがとっても可愛くて健気で。。 新美南吉の、淡々とした、それでいてストレートに響いてくる文章がたまらない。 ...
誰もが知っている、 昔なじみの作品。 色褪せないどころか、大人になっていくごとにより鮮明。 田舎で曼珠沙華を目にしただけで悲しくなるくらい。 とても美しい作品。 描かれたごんがとっても可愛くて健気で。。 新美南吉の、淡々とした、それでいてストレートに響いてくる文章がたまらない。 ラストの終わり方がつらいけど大好きです。
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8歳息子と5歳娘に読み聞かせ・・・しようと思ったけどやめた。 結末がかわいそうすぎて。 寝る前にこんな悲しいお話し聞かせることもねーなと思ったから、子どもたちの目に触れないうちに図書館に返してこよう。
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小学校の学芸会で村人役をした思い出深い作品で黒井さんの絵本で再会した時、あまりにも素敵で感動した。 以来「ごんぎつね」は黒井さんじゃないとってなっちゃった。あと「手ぶくろを買いに」も! ご本人もこの絵本が作家としての分岐点であり、この作品以上を目指しているようなことをおっしゃって...
小学校の学芸会で村人役をした思い出深い作品で黒井さんの絵本で再会した時、あまりにも素敵で感動した。 以来「ごんぎつね」は黒井さんじゃないとってなっちゃった。あと「手ぶくろを買いに」も! ご本人もこの絵本が作家としての分岐点であり、この作品以上を目指しているようなことをおっしゃってました。 読み返してみると、お話の切なさとノスタルジーな気持ちとでキュンキュンする。 子どもの頃にはなかった感情もみつかる。良かれと思ってした事が相手に迷惑かけたというシーンが経験と重なってチクチクしたよ。
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文学館での「ごんぎつねの世界」というチラシを見て久々に読んでみました。作者がこの作品を書いたのが17歳の時だったことに、びくっりしました。愛情の薄い子ども(ごん)が反社会的な行動に走るって、自分が17歳の時には全く理解していなかったですし。
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子供の頃は、ごんがあまりにもかわいそうで、平十をひどいやつと思っていました。でも、読み返していくたびにごんや平十に対する気持ちも変わっていき…自分の気持ちが変わっていったあの頃のことも思い出しながら、またこの季節になると読み返している、何度読んでも切ないのに。。。 そしてその...
子供の頃は、ごんがあまりにもかわいそうで、平十をひどいやつと思っていました。でも、読み返していくたびにごんや平十に対する気持ちも変わっていき…自分の気持ちが変わっていったあの頃のことも思い出しながら、またこの季節になると読み返している、何度読んでも切ないのに。。。 そしてその度に、懐かしさに触れたくなる季節になったんだと思うのです。
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すれ違うことは世の中に沢山あって、 すれ違っていることにすら気付かない場合のほうが、きっと多い。 だから、ごんの気持ちが兵十に伝わって、本当に良かった。 それがせめてもの救いです。 黒井健さんの絵は、優しく穏やに、そして儚く、 ごんのいる風景を見せてくれました。
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小学生ぶりに再読。 泣きました( ; ; ) 兵十にじぶんの孤独を重ねたごんが、いたずらのつぐないに毎日栗や松茸を家に供えるものの、そんなことを露知らずに兵十が火縄銃で撃ってしまうというやり切れない結末! 「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」 ごんは、ぐったりと目を...
小学生ぶりに再読。 泣きました( ; ; ) 兵十にじぶんの孤独を重ねたごんが、いたずらのつぐないに毎日栗や松茸を家に供えるものの、そんなことを露知らずに兵十が火縄銃で撃ってしまうというやり切れない結末! 「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」 ごんは、ぐったりと目を瞑ったまま、うなずきました。 このやりとりが、せめてもの救い。。
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