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スモール イズ ビューティフル の商品レビュー

4.3

49件のお客様レビュー

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現在経済学の中で、明…

現在経済学の中で、明らかに主流の立場にある「近代経済学」に対し、経済学の根本的な部分を考察し、新しい視点で経済というものを論じている。本書は大きく分けて三本柱になっている。1つ目は、大量生産・大量消費を生み出した、既存の経済学批判。2つ目は、自然的な資源だけでなく、教育という視点...

現在経済学の中で、明らかに主流の立場にある「近代経済学」に対し、経済学の根本的な部分を考察し、新しい視点で経済というものを論じている。本書は大きく分けて三本柱になっている。1つ目は、大量生産・大量消費を生み出した、既存の経済学批判。2つ目は、自然的な資源だけでなく、教育という視点から人的資源をも含む資源問題について。そして3つ目として、第三世界を考察し、現状と第三世界から学ぶべき事柄を指摘している。原書は1973年に出されたものだが、どれも現代社会において重要な問題であり、

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2026/04/08

シューマッハーの『スモール イズ ビューティフル』を読んだ。 元々自分は手の届く範囲で、コツコツやるのが性に合っている。 かつて会社員だった頃は、 大きな会社で大きな仕事に関わる喜びもあったし、 成果を出せばきちんと評価もされた。 でも同時に一度動き出したものは、簡単には止...

シューマッハーの『スモール イズ ビューティフル』を読んだ。 元々自分は手の届く範囲で、コツコツやるのが性に合っている。 かつて会社員だった頃は、 大きな会社で大きな仕事に関わる喜びもあったし、 成果を出せばきちんと評価もされた。 でも同時に一度動き出したものは、簡単には止まらない。 その大きさの中では、私はあまりにも小さかった。 だからこそ、小さくても自分でありたい。 最近、市民農園で小さな畑を始めた。 目の届く範囲で、何が芽吹くだろうか。

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2026/01/12

P21  資本として扱うのならば、その保全に留意すべき。全力をあげて消費量を引き下げる/代替可能な資産(石油、石炭、天然ガスなど)の販売代金を特別基金に積み立てておいて依存しないようにする/依存度の低い、将来の生産方法や生活様式の開発に当てるべき  しかし、逆に消費量を増やし...

P21  資本として扱うのならば、その保全に留意すべき。全力をあげて消費量を引き下げる/代替可能な資産(石油、石炭、天然ガスなど)の販売代金を特別基金に積み立てておいて依存しないようにする/依存度の低い、将来の生産方法や生活様式の開発に当てるべき  しかし、逆に消費量を増やし、保全に注意を払っていない P22  現代は、ジョンケネスガルブレイズが言う「軽薄な者が軽薄な者の手を引く」社会ではなく、「軽薄な者が盲人の手を引く」危険な社会。 それは、設問自体が誤っているから。この設問の暗黙の前提には、問題は資本ではなく所得であるという考えがあるということ。 →これはつまり、 「何が問題か」という考え方そのものが間違っていて、 本当は“お金の量”ではなく、“お金を生み出す土台”を見直すべきなのに、そこに気づかず進んでいる、とても危ない社会。 ❌テストの点が悪い → おこづかいを増やそう ⭕️テストの点が悪い → 勉強のやり方・基礎を見直そう

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2025/08/13

2025.07.15 『コンヴィヴィアリティのための道具』、『迂回する経済の都市論』を読み、本書を手に取る。 1973年の本。 再生不能エネルギーの上に成り立つ当時の生産消費社会が破滅に向かっていると主張することから本書は始まる。富だけを追求する社会、人間の欲望の果てに待ち受け...

2025.07.15 『コンヴィヴィアリティのための道具』、『迂回する経済の都市論』を読み、本書を手に取る。 1973年の本。 再生不能エネルギーの上に成り立つ当時の生産消費社会が破滅に向かっていると主張することから本書は始まる。富だけを追求する社会、人間の欲望の果てに待ち受けるのは破滅のみ。今で言う持続可能性の議論がなされている。 道具については、コンヴィヴィアリティが想起される。 科学・技術の方法や道具は、 -安くてほとんどだれでも手に入れられ、 -小さな規模で応用でき、 -人間の創造力を発揮させるような、 ものでなくてはならない。

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2025/04/14

経済学者による、物質至上主義の現代文明への鋭い批判 人間を中心とした目標として、経済学を前提から考え直そうとしていて、50年程前とは思えないほど刺激的でまた実用的効果がありそうな内容。ただ、文章が難しい部分がある。 本書が実践の全体系らしく、哲学と宗教のA Guide for ...

経済学者による、物質至上主義の現代文明への鋭い批判 人間を中心とした目標として、経済学を前提から考え直そうとしていて、50年程前とは思えないほど刺激的でまた実用的効果がありそうな内容。ただ、文章が難しい部分がある。 本書が実践の全体系らしく、哲学と宗教のA Guide for the Perplexed、語りかける伝導のGood Workも合わせて読んでみたい

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2024/08/19

シューマッハーはイギリスを拠点にした経済学者で、際限なく拡大する経済に警鐘を鳴らし、自然との共存を前提とした経済に移行することを提唱しました。 そしてなんと、シューマッハーは「仏教経済学」なるものをこの本で説きます。仏教的な世界の見方を通して持続可能な経済を求めていく、そうした...

シューマッハーはイギリスを拠点にした経済学者で、際限なく拡大する経済に警鐘を鳴らし、自然との共存を前提とした経済に移行することを提唱しました。 そしてなんと、シューマッハーは「仏教経済学」なるものをこの本で説きます。仏教的な世界の見方を通して持続可能な経済を求めていく、そうした説を彼は提唱するのです。 西欧をまるまま「理想視」する傾向が未だに強いように感じる昨今、こうした問題提起を与えてくれる本書はとても貴重なものなのではないでしょうか。ぜひおすすめしたい一冊です。

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2023/07/22

ちょっとむつかし過ぎる、が印象。 ちゃんと理解を深めるなら他の書籍が良いが古典にちゃんと当たって置く意義もあるよねという感じ。 中間技術がちょうど良い、という箇所が、最もなるほどなという感じ。言い得て妙。 --- - 中間技術(最先端でも古びた方法でもない、地方貧民でも工夫でで...

ちょっとむつかし過ぎる、が印象。 ちゃんと理解を深めるなら他の書籍が良いが古典にちゃんと当たって置く意義もあるよねという感じ。 中間技術がちょうど良い、という箇所が、最もなるほどなという感じ。言い得て妙。 --- - 中間技術(最先端でも古びた方法でもない、地方貧民でも工夫でできる自分たちならではの技術)を活用するための知識を教えることが最も、貧民の活性化になる。 - 最先端工場を作っても、貧民は自分の生活と繋がってそれをとらえられない。中間技術がちょうどいい。

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2023/06/13

※経済学の知識が全くない若者の意見です 多分、シューマッハが執筆した論文を纏めた本です。 内容が濃密であり、前提知識や考えがないと難しい。 初めの方は、理想論を語る変な人というより印象をうけたが最後まで読み進めることで印象が180度変わった。 企業に勤めている人、更には経営...

※経済学の知識が全くない若者の意見です 多分、シューマッハが執筆した論文を纏めた本です。 内容が濃密であり、前提知識や考えがないと難しい。 初めの方は、理想論を語る変な人というより印象をうけたが最後まで読み進めることで印象が180度変わった。 企業に勤めている人、更には経営者こそ一回は読むべき本というぐらい面白い本である。 恵まれていることに、執筆から50年近く経ってから読んでいるため、シューマッハの時代で懸念されていたことの一時的な答え合わせをしながら読むことができた。 恐らく、年を取ってからまた読むと思うしその時はもう少し賢くなっていたいと思わせてくれる本であった。

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2022/01/17

國學院大學「大学生にこそ読んで欲しい」おすすめ本アンケートより。 ※國學院大學図書館  https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB00582538

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2021/08/29

1970年代の本とは思えない。現代に通じる凄い本だが、50年間何も変わっていないと思うと暗い気持ちにもなる。 なぜ政治は経済のことしか語らないのか。金銭的に豊かであることしか幸福たりえないと考えているのはなぜだろう。こんなにお金以外の幸せを語る物語が多いのに。 技術を使って効率...

1970年代の本とは思えない。現代に通じる凄い本だが、50年間何も変わっていないと思うと暗い気持ちにもなる。 なぜ政治は経済のことしか語らないのか。金銭的に豊かであることしか幸福たりえないと考えているのはなぜだろう。こんなにお金以外の幸せを語る物語が多いのに。 技術を使って効率化するのではなく、時間をかけて楽しんで創造的に物を作る。そういう技術の使い方、製造業のカタチがあってよい。中間技術か。 経済の問題は形而上学的な問題、つまり人生の意味と目的についての基本的な考え方の上に立っている という指摘に唸らされる。貪欲と嫉妬心、そして退屈、こうしたものをどう解消するかが問われている。 私的所有の対立概念が国有ではない、ということも書かれていた。コモンズ、社会共通資本。私有の必要性も問わないといけない。 仏教経済学についてもっと知りたい。 高い目標を掲げもしないで社会を良くすることができると考えるのは、自己矛盾であり、およそ非現実的である。良い言葉。

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