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皇国の守護者(1) の商品レビュー

4.4

176件のお客様レビュー

  1. 5つ

    99

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2010/03/27

主人公の心情より戦争の作戦を追って行く始まりですが、ちょっとずつ主人公の生い立ちや恐怖や人間クサさがみえてきてもうどんどん読めました。いきなり仲間が撃たれるシーンはびっくりした…!スピード感溢れる画面が自分が戦場にいるような気分にさせてくれます…あと猫がかわいいな

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2010/02/01

初めて読んだ時の衝撃を今でも忘れられない。映画をも凌ぐ迫力ある画面に脱帽。漫画離れしていた私を再び漫画の世界に引きずり込んだ作品でもあります。

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2010/01/20

描写が凄くいい。容赦なく突きつけられる世界の中で、新城直衛がたまらなくイイ。 1~5巻を読んで、本当に5巻で終わったのが惜しいと思います。 そして、1巻は西田君を思っていつも泣いてしまうのです。

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2010/01/17

~5巻(最終巻)まで既読。 大人の事情が非常に憎い。 戦争ものってあまり得意ではないのですが、これは戦争の策略とかそういう部分ではなく、 戦争に巻き込まれていく人間の心理みたいなところにスポットがあたっているから楽しめたのだと思います。 どちらの国の人間にも様々な過去があり...

~5巻(最終巻)まで既読。 大人の事情が非常に憎い。 戦争ものってあまり得意ではないのですが、これは戦争の策略とかそういう部分ではなく、 戦争に巻き込まれていく人間の心理みたいなところにスポットがあたっているから楽しめたのだと思います。 どちらの国の人間にも様々な過去があり、思惑がめぐっていて、 戦争という行為のなかでそんなものがぐるぐると渦巻いている。 でも醜い行為のなかで醜い心もはき出されていくのでしょうか 金森の幼さ故の純粋さも 漆原の人間的すぎる部分も 新城の自己嫌悪も それを全て理解してしまう猪口も 飄々としているようでよく理解してしまっている兵藤も 出生にものをいわせ、こびへつらう若菜も 登場人物なのにみんなみんなあまりにも人間くさくてこれを描く作家さんたちのすごさを感じた。

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2009/12/10

サーベルタイガーとか、龍とかの迫力。 人間の迫力。 打ち切られてしまったのだなあ。 打ち切られたところまでは読もう!

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2009/11/30

絵が気に入ったので買ってしまった漫画ですが、物語にとても惹かれ、全巻集めました。 伊藤悠さんの絵はとにかく動物を描くのがとても上手く、表紙のサーベルタイガーもとても迫力ある絵だと思います。 ただ、諸事情で打ち切られたのがとても残念です・・・ 終わるべきところまでは終わっていますが...

絵が気に入ったので買ってしまった漫画ですが、物語にとても惹かれ、全巻集めました。 伊藤悠さんの絵はとにかく動物を描くのがとても上手く、表紙のサーベルタイガーもとても迫力ある絵だと思います。 ただ、諸事情で打ち切られたのがとても残念です・・・ 終わるべきところまでは終わっていますが、小説の第2巻あたりまでしか消化していないので、もっと続いてほしかったなぁ・・・ 機会があれば再開してほしいなと思います。 現在はビッグコミックスピリッツで「シュトヘル」を連載していらっしゃるので、そちらもお勧めです。動物多めです。

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2009/11/21

戦場という極限の心理描写と状況描写。 日本人的な上下関係。 設定こそファンタジーでも、これらの描き方はむしろファンタジーと呼ぶには抵抗があるくらいリアルだ。 特筆すべきは伊藤悠の絵の上手さと画面構成の巧みさ。 ページをめくった瞬間にどきっとしたことが何回あったことか。 たぶん...

戦場という極限の心理描写と状況描写。 日本人的な上下関係。 設定こそファンタジーでも、これらの描き方はむしろファンタジーと呼ぶには抵抗があるくらいリアルだ。 特筆すべきは伊藤悠の絵の上手さと画面構成の巧みさ。 ページをめくった瞬間にどきっとしたことが何回あったことか。 たぶん読んだ人は必ず心に残ると思う、2巻の、暗闇から虎が躍り出てくるあの見開きとかもう、何回見てもかっこいい。 こう見ると剣牙虎というのは漫画化に際していい役目を果たしている。皇国軍はビジュアル的にちょっとしょぼいというのもあって、こいつらが出てくると戦闘画面が俄然かっこよくなるのだ。 もちろん、動物をきちんと描ける画力があってこそだし、その上でうまい使い方をされてるからだ。 小説らしい固い口調や、たまに出てくる原作の引用らしき文章も、この絵柄にはぴったり合っていると思う。他の方のレビューで伊藤悠が女性と知って本気でびっくりした。 漫画家の画力と小説家の文章力で、名文・名台詞が見事な背景の中に立つ。 これぞ小説作品を漫画化する醍醐味! そしてキャラクターの魅力は欠かせないけれど、その中心にいる新城直衛を語ろうと思うと、とたんに言葉が出てこなくなる。というか出てきすぎてわけがわからなくなる。 なんて複雑なやつだ。 でもだからこそ、ものすごく魅力的なことは確かだ。

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2009/11/19

毎日が戦場の様な仕事の日々に読んだ心の支えのようなコミック。 リーダーとして、人知れず恐怖と戦いながらその心境に正直に かつ沈着冷静な姿の主人公に共感し励まされた。

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2009/11/16

5巻で終わったのが大変残念。 もっと続いて欲しかった。 戦略、人間ドラマのバランスがとても良い。

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2009/11/13

主人公・新城直衛の魅力について、どのように表現したらよいだろうか。傲岸不遜かと思えば小胆で卑怯。残忍。劣等感と自己嫌悪の塊。加えて短身で醜男である。部下思いのようにもみえるが、素直にそうとはいえまい。確かなのは、彼が人殺しの手管においては天才だということだ。手放しで長所といい切れ...

主人公・新城直衛の魅力について、どのように表現したらよいだろうか。傲岸不遜かと思えば小胆で卑怯。残忍。劣等感と自己嫌悪の塊。加えて短身で醜男である。部下思いのようにもみえるが、素直にそうとはいえまい。確かなのは、彼が人殺しの手管においては天才だということだ。手放しで長所といい切れる部分を持たない彼は、しかし不思議に読者を惹きつける。 底知れず暗い魅力を放つ新城を中心に、極東の小国「皇国」と、超大国「帝国」の戦いが繰り広げられる。舞台はいわゆるファンタジー。しかしそこで語られるのは、兵站描写を重視した、徹底して地味かつリアルな負け戦である。練り上げられた世界観の上に紡がれる物語には、原作者・佐藤大輔の類稀な実力を感じる。 そしてコミック版『皇国』を語る上で忘れはならないのが、佐藤の語る世界を鮮烈に描写する、作画・伊藤悠の「絵の力」である。伊藤の絵は、若手漫画家としては抜群に上手い。迫るような躍動感があり、戦場の異様なエネルギーをよく表現している。それでいて一歩引いたような客観性があり、一種冷徹とも思える佐藤の視線とマッチしている。 佐藤と伊藤の作り出した『皇国』は、5巻で唐突に終わりを告げ、残念ながら傑作になれなかった。 しかしそれでも十分に名作のレベルである。

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