黄色い本 の商品レビュー
うーん、やっぱり高野文子というのは、一回読んだだけでは良くわからん、というのが正直なところだ。で、ヘンテコな絵で、わかりにくいストーリーなのに、もう一回読んで見たいという気にさせられる不思議な魅力を持っているとというのも正直な感想である。
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それが本であれ人間相手であれ、大切なのはいかにして出会うかだ。本当に大切な、心に残る相手や作品というのは出会うべき時に出会い、そこに必然性がおのずと宿ってしまうもの。それは私の人生に寄り添い、並走し、いつか離れてしまう時が来ようとも私の中に留まり続けるのだ。『チボー家の人々』と出...
それが本であれ人間相手であれ、大切なのはいかにして出会うかだ。本当に大切な、心に残る相手や作品というのは出会うべき時に出会い、そこに必然性がおのずと宿ってしまうもの。それは私の人生に寄り添い、並走し、いつか離れてしまう時が来ようとも私の中に留まり続けるのだ。『チボー家の人々』と出会うべくして出会った地方の高校生本を描いた本作は、読むことの純粋な喜び、いや、人生の支えとなるものと出会うことのできた喜び、その美しさを無造作に差し出しどこまでも震えさせてくれる。目を開かせてくれる。ただひたすらに、突き刺さる。
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「まんがキッチン」読了の余波でどうしても読みたくて、高野文子さんの作品を本棚に文字通り首を突っ込んで探して唯一見つかったもの。(「絶対安全剃刀」あるはずなのに一体どこに…?「棒がいっぽん」は?) 一読してもすぐには全て理解できないセリフの数々。それは読み手にわざわざ人間関係や状...
「まんがキッチン」読了の余波でどうしても読みたくて、高野文子さんの作品を本棚に文字通り首を突っ込んで探して唯一見つかったもの。(「絶対安全剃刀」あるはずなのに一体どこに…?「棒がいっぽん」は?) 一読してもすぐには全て理解できないセリフの数々。それは読み手にわざわざ人間関係や状況説明をしてないから。(方言なのは新潟県人だから大丈夫さ♪)だから「セリフ」ではなく、生の会話。現実とは別の世界を切り取った感が強い。その独特な世界観がたまらなく良い。
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チボー家の人々に陶酔する田舎の女子高生のはなし。あーこういうときあるよねっていうなんとなくノスタルジー。最後のオチが素晴らしいと思った。 他の作品もきれいすぎない、リアルな感情や関係がすてきだなと感じました。
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何気もなく開いてみたりすると、うっとりしちゃう。なんか眺めてるだけになって、呆けっちゃったりしてさ。ああもなんだか、うらやましい。
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何度も何度も読むにつれて、この本の良さが分かってくる。あぁ、こういう意味なんだ、とか、こういう思いがあるのかなぁとか。
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これは…こんな感じ初めてなのだ(;゚д゚) 漫画を読んだはずが一冊の本を読書したような読後感?! 本が好きな僕は気に入った(〃ω〃) 正直、一回目では面白いとは思わなかった(-ω-;) でも二、三回と読むと何故だか面白くなってくる!まさにスルメ本!! 何度も読めるから限られ...
これは…こんな感じ初めてなのだ(;゚д゚) 漫画を読んだはずが一冊の本を読書したような読後感?! 本が好きな僕は気に入った(〃ω〃) 正直、一回目では面白いとは思わなかった(-ω-;) でも二、三回と読むと何故だか面白くなってくる!まさにスルメ本!! 何度も読めるから限られたお家のスペースにこの本を置くことに僕は決めたよ(。・ω・。)b 内容は『元祖、日常系漫画』?
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表題作「黄色い本」を筆頭に、4つの短編漫画が収録された本作。ここでは表題作「黄色い本」について。 女学生である主人公・実地子が、『チボー家の人々』という作品を読み終えるまでを描いた、言ってしまえばそれだけの作品です。 とは言え、周りのことや周りの音が気にならなくなるほど夢中に本...
表題作「黄色い本」を筆頭に、4つの短編漫画が収録された本作。ここでは表題作「黄色い本」について。 女学生である主人公・実地子が、『チボー家の人々』という作品を読み終えるまでを描いた、言ってしまえばそれだけの作品です。 とは言え、周りのことや周りの音が気にならなくなるほど夢中に本を読みふけったり、夢中になりすぎて自分が本の世界に入り込んだり、残りページが無くなる間際の一種の寂しさだったり。本好きとしては「なんか、分かる」としみじみ共感できる部分も。 現実と本の世界を行ったり来たりする展開に最初は戸惑いがありましたが、繰り返し読むことで不思議とクセになる1冊です。
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大分前に評判になっていた時期に買って、もう一つピンと来なくて、久々に本棚から引っ張り出してきて再読したのだけれど(ほとんど内容は覚えてなかった)、やはり今回もピンと来なかった。表題以外の短編の話運びもあまり好みでないところを見ると、あまり合わない作家さんの様子。 「チボー家の人々...
大分前に評判になっていた時期に買って、もう一つピンと来なくて、久々に本棚から引っ張り出してきて再読したのだけれど(ほとんど内容は覚えてなかった)、やはり今回もピンと来なかった。表題以外の短編の話運びもあまり好みでないところを見ると、あまり合わない作家さんの様子。 「チボー家の人々」が取り上げられているけど、自分にとって特別な本との出会い、読書体験を描いた作、という点では好みから外れる訳ではないのだけれど。
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「チボー家の人々」読まなきゃ。 同じような状況で読みたかったが、手遅れか。 女学生に戻りたいのう。
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