商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/12/05 |
| JAN | 9784094075212 |
- 書籍
- 文庫
有罪、とAIは告げた
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有罪、とAIは告げた
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本の最高裁に中国が開発したAIが試験的に導入される。過去の裁判官の思考や判例を学び、短時間で最適解を叩き出すAIに、普段から徹夜で疲弊し切る現場は感激。だが、裁判官の一人である高遠寺円は、そのAIの運用に踏み切れないまま、ある事件に対峙して…なんと、18歳の少年が父親を殺害した事件でAIは死刑という判決を下す。それが正解なのか?もがきながら裁判官たちが導く結論は… ↑これはあらすじ。 AIにはできなくて、人間にだけできることは、「責任を取る」こと。人が人を裁くことは本来なし得ないことだけど、それをしなくてはならないときは、"裁く側も裁かれる側と同等に足掻き煩悶する。"という必要な覚悟に、最後には辿り着いたことでこの話が伝えたかったことがわかりよかった。何にでもAIを使うことへの説明のできない違和感、気持ち悪さは詰まるところこの「その行動に釣り合いがとれているのか」みたいなところに隠れているのかもしれない。 事件の真相に迫る鍵はAI云々とは直接関係なかったものの、AIに頼り切っていたら誰かが言っていたように人間は考えることを放棄し始めるだろう。そうすると、今回のような小さな違和感もきっと見落とされてしまう。間接的にAIを信用し切っていなかったことが(=人間の力を信じていたことが)、事件を解明する思考につながっていた。
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あ~どんなにAIが巷にあふれていても‥‥ね。 この判例を、やはり見定めるのは人ですね・・・・ということ どんどん引き込まれて、最後は涙が出ます。
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読みやすくストーリーも凝っていて面白い。 いかにも彼の国がやりそうな話である。 司法の世界に限定せずとも、同じような問題はおこる。 よくAIは使いこなすのが重要だと言うが、知識がなければ信じてしまう。詐欺にかかったように。
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