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見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録
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見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録

東えりか(著者)

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見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/10/24
JAN 9784087817683

見えない死神

¥2,200

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2026/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある日ジムで腹痛で倒れて病院に入院した夫。検査を重ねても原因は特定できず、状態だけが悪くなっていく。やがて告げられたのは「原発不明がん」という希少がんではないかということと、夫に残された時間が短いということ。発病から亡くなるまでの160日間の夫婦の闘病の記録と、夫の死後著者が「原発不明がん」について調べた情報をまとめたノンフィクション。 思い当たる予兆もなく、健康に過ごしていた家族が突然倒れてあっという間に状況を悪化させ亡くなる。誰にでも起こり得るけれど想像もできない事態。コロナ禍で面会もままならず、入院した病院の対応にも不信感が募る。著者の気持ちを思うととても苦しい。 ノンフィクションを普段読まないので正直内容の半分も理解できているかわからないのだが、それでも色々と印象に残ったことがあった。以下に該当箇所を引用しておく。 「がん」とは悪性腫瘍の総称であり、骨や筋肉にできる「肉腫」や血液やリンパ節のがんといわれる「白血病」や「悪性リンパ腫」なども含まれる。その中で、漢字の「癌」は、肺や胃など臓器の上皮細胞(粘膜など)から生まれた悪性腫瘍を指している。ひらがなの「がん」と漢字の「癌」では意味が異なることをまず理解しておいてほしい、という。 私はこんな初歩的なことすら自分がまったく知らなかったことに驚いた。 (第一部第二章 診断と転院) つまり「原発部位がわからない」という共通性によってひとくくりにされた病名の「原発不明がん」は、種類が多岐に渡り、決まった治療方法はない、ということなのだ。(第三部第三章 原発不明がんとは何か)

Posted by ブクログ

2026/02/15

ノンフィクションの話を読むのは初めての体験でした。壮絶、そして作者の感情がダイレクトに流れ込んできて苦しくなる。 前半の部分は作者を追体験していて感情移入して話に入り込んでいける。コロナ禍当時の混乱をありありと感じられて苦しい。 がんの闘病という人生で経験したことのないことにぶち...

ノンフィクションの話を読むのは初めての体験でした。壮絶、そして作者の感情がダイレクトに流れ込んできて苦しくなる。 前半の部分は作者を追体験していて感情移入して話に入り込んでいける。コロナ禍当時の混乱をありありと感じられて苦しい。 がんの闘病という人生で経験したことのないことにぶち当たった患者と家族の後悔がすごくよくわかった。 そして、この本の要は終わりにある夫の闘病をそれぞれの関わりのあった医療従事者たちにインタビューし自分なりの感情の落としどころを探していく姿は非常に精神的にタフだと感じた。 この一冊を読んだことが自分の人生の役にたつ。そんな時がくるかもしれない。そう思える一冊だった

Posted by ブクログ

2026/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東えりかさんの夫の保雄さんの約160日間の闘病の記録。医療関係者への取材も行ったノンフィクションです。 読者の私は「がん」と「癌」の違いも知りませんでした。そして原発不明がんの恐ろしさを初めて知りました。 原因不明の激しい腹痛から3か月近く入院し、検査を重ねても病名が分からず、次々と痛みと苦しみを伴う不調が現れる。なのに検査と対処療法のみで治療ができない状態が続く······。コロナ禍のためそんな夫との面会もままならず、どうすることもできずただ待つしかなかったえりかさんの恐怖は計り知れないものだったと思います。その後、転院先での原発不明がんという宣告。信じられない思いしかなかったと思います。 この本では、 ・信頼できる病院を見つける大切さ ・大切な話は一人では聞かないこと ・がん治療が終わったあとの行き先を見つけ ておくこと ・介護保険の申請は早めにすること ・介護スタッフの知識を教えてもらうこと ・介護用品についての考え方を改める ・看護する人の感情をはき出せる場所を見つ けておくこと などが大切だと分かりました。いきなりがんと向き合うことになったときに、こういうことを知っておくことで助かることは、多いと思いました。 自宅に戻れた後のある日、えりかさんと保雄さんが美しい夕焼けを一緒に見ていた場面は、たまらなかったです。彼が18日間穏やかな心持ちで過ごせたことは、本当によかったと思いました。その分、えりかさんがどれ程気持ちを奮い立たせて頑張ったのかを思うと、胸が一杯になりました。どんどん進む病状とえりかさんの気持ちの揺れが、この病気の怖さを教えてくれました。 保雄さんを見送ったあとの喪失感を抱えながらも、知りたいという気持ちを行動に移したことも、すごいと思いました。 東えりかさんがこの本で伝えたかったことが多くの方に伝わりますように。 最後になりましたが、 東保雄さんのご冥福をお祈りいたします。

Posted by ブクログ