商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/09/11 |
| JAN | 9784163920177 |
- 書籍
- 書籍
痛いところから見えるもの
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
痛いところから見えるもの
¥1,870
在庫あり
商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
もう十年近く前に山田太一編『生きるかなしみ』という本を読み、こんな本が存在しているというだけで、世の中まだ捨てたものじゃないかもと感じたことを思い出した。本書にも似たような思いを抱いた。山田太一の言葉も紹介されていたので、相通ずるものはあると思われる。
Posted by 
自分は痛くなくても、痛い人は必ず身近にもいる。 だから、「痛くない人」は、「痛い人のそばにいる人」でもある。 そばにいる人が、痛い人のことをわかってあげられたら……。 痛みというのは曖昧で、痛いといくら訴えても、同じ痛みを経験しない人には伝わらず、それどころか離れていってしまう...
自分は痛くなくても、痛い人は必ず身近にもいる。 だから、「痛くない人」は、「痛い人のそばにいる人」でもある。 そばにいる人が、痛い人のことをわかってあげられたら……。 痛みというのは曖昧で、痛いといくら訴えても、同じ痛みを経験しない人には伝わらず、それどころか離れていってしまう。 痛みがあることで孤独になってしまうこと、痛みの伝わらなさ共感のできなさ、痛みを言葉で表すことの難しさ、どうやったら言葉で的確に痛みの感覚を表現できるのか、痛みを分類できないか、痛みについてのエトセトラエトセトラ… 本書を読みながら、痛み自分史を脳内で振り返って、うんうんと頷き共感する。 相変わらず著者の文学の紹介の仕方は自然で柔らかくていいなと思いつつ。気になる本が増えてしまった。 それにしても痛みに関わらず、他人や自分の経験を過小過大評価してはならないなと思った。 人には人の地獄、人には人の痛み、人には人の乳酸菌。 本当に多方面から痛みについて語ってくれている。まさに痛いところから見える景色だ。 定期的に読み返したいし、読んだうえで語りたいことがたくさんある。様々な痛みを抱えるすべての人に、痛みを知らない人にも、寄り添ってくれる良書だ。
Posted by 
たんたらたらたんたらたらと 雨滴が 痛むあたまにひびくかなしさ /石川啄木 石川啄木がまたまた登場してくれた。 私の推しのクズ男。 昔の私なら、石川啄木の詩から「痛みの孤独を感じとりました」とか何とか感想を抱きそうだけれど、今は、うっかり「またまた〜、上手に盛ってますね〜」と...
たんたらたらたんたらたらと 雨滴が 痛むあたまにひびくかなしさ /石川啄木 石川啄木がまたまた登場してくれた。 私の推しのクズ男。 昔の私なら、石川啄木の詩から「痛みの孤独を感じとりました」とか何とか感想を抱きそうだけれど、今は、うっかり「またまた〜、上手に盛ってますね〜」と思ってしまう。 石川啄木の人となりを知ってしまうとね。 大事な時に、共感を得たいなら、普段の自らの行いに気をつけないといけないな。 身体的な痛みも、心の痛みも、共感して欲しいけれど、共感してもらうのって難しいからね。 石川啄木くらい、心に訴えてかける詩が書ければいいのにと思う。その詩を読んだ多くの人は、「さぞかし辛いのだろう」と手を差し伸べるに違いない。 自己表現が上手い人は、あらゆる面で生きやすいのかもしれない。 結局、「痛み」という個人的な現象ですら、人間関係が関わるのか。 文学の中には、自分の言葉にできない感情が表現されていることが多く、今まで、もどかしいと思っていたことを、むしろ自分でも気がついていなかった気持ちを、言語化して代弁してくれていることに感動することがよくある。 『痛いところから見えるもの』では、痛みの辛さが見事に言語化されている。多くの人にとって、この本は救いになるのではないだろうか。 文学は、ときに孤独を引き受けてくれる。
Posted by 
