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世界自炊紀行
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世界自炊紀行

山口祐加(著者)

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世界自炊紀行

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2025/08/25
JAN 9784794980120

世界自炊紀行

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商品レビュー

4.8

9件のお客様レビュー

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2025/11/24

12か国24の家庭の自炊事情が紹介される はじめに、で著者の自炊観は生まれ変わったというくらいに変化した、とある これはすごい本だ、という予感がする 12か国の自炊それぞれのエピソードが面白く美味しそうだ それを見て著者は何を感じるのか 最後の1文で世界観の変わるミステリの...

12か国24の家庭の自炊事情が紹介される はじめに、で著者の自炊観は生まれ変わったというくらいに変化した、とある これはすごい本だ、という予感がする 12か国の自炊それぞれのエピソードが面白く美味しそうだ それを見て著者は何を感じるのか 最後の1文で世界観の変わるミステリのようにおわりに、を読んだ 以下はミステリのようにネタバレ 日本ならでは、として毎日違う献立、定食スタイル、栄養バランスのプレッシャーがある なぜか 著者は給食を挙げる なるほど 伏線はないが納得 6か国の小学校を比較した本を読んだが小学校のスタイルは国民性に強い影響を与えている あるいは国民性が小学校のスタイルを作っているのか 日本人は、他の国の料理も作ってしまうことも挙げる 最近給食に聞いたことのない外国の料理が出されることがある 日本人は「おいしいもの」に対して興味がありすぎるのかもしれない 世界では料理の味よりも誰かと一緒に話しながら過ごす「時間」の方に重きが置かれているように感じた この著者の指摘は重い 料理はコミュニケーションツールなのだ 著者が帰国後、実家の母親に「おおらかになって一緒に暮らしやすい」と言われたエピソードも重い 自炊や料理に限る話ではないが日本の国を考える上で重要なような気がする 早いうちに子供を海外に連れて行ってやりたい 個人的に驚きだったのは3食外食の環境が整っている台湾やタイ 屋台文化があることと繋がりがあるのだろう 寒いと客がそもそと外に出ない、屋外の座席を設けられて営業コストが小さい、などがあるのだろう 温暖化やコロナにより日本もそうなっていくと良いように思う またところどころ建築への言及がある 住宅で行うべき寝食の半分、自炊を扱うのだからそうなるだろう 著者もキッチンの間取りを描いている 屋台文化のある台湾は家にキッチンがないこともある 匂いのきついものを調理するときは屋外のキッチン 炭火で調理するから屋外 本書は基本的に近代化された社会をベースに自炊事情が描かれているが、高野秀行さんが訪れ体験するような文化圏ならさらに違う世界や建築的影響が見える気がする 新しい知見が得られるし、さらに考えさせられる本 著者の言うように数十年後に本書を読んだとき、どう感じるか とても楽しみだ

Posted by ブクログ

2025/10/22

2025年出版。世界12ヶ国にステイして、各国の日常の自炊ゴハン事情を見て・食べて・環境を感じて・お話して...な、554ページの本。 正直、淡々と読み続けると飽きる。超分厚い本書に写真は多々有れども、カラーにするとただでさえ分厚い本書は更なる高価格へ。それを避ける為だろう、巻頭...

2025年出版。世界12ヶ国にステイして、各国の日常の自炊ゴハン事情を見て・食べて・環境を感じて・お話して...な、554ページの本。 正直、淡々と読み続けると飽きる。超分厚い本書に写真は多々有れども、カラーにするとただでさえ分厚い本書は更なる高価格へ。それを避ける為だろう、巻頭以外は全てモノクロ。食事内容、台所風景、街の様子、etc.。料理の場合、何が写ってるんだか分からないモノも多々。調理手順を文章で書き綴られても頭が追い付かない、イメージ出来ない。 とは言え、とても参考になった点も。特に最後の「おわりに」が一番しっくりくる。 二カ国分くらいをしっかり読んで、後は「おわりに」だけ読んでも十分?かも知れない。 日本人は自炊、と言うか、自らの調理作業を重く考え過ぎ! 苦行は続かない、楽にやればいい! 毎日違う食事でなくて良いでしょ! 料理の熱さ・温かさに固執しなくて良い(モノによる)! 元々、たまたま実践していた点も有ったり、考え方的に合理的でとても納得出来たり。ああそうか、「スープ」って捉え方に広げればもっと楽でバリエーション増やせるんだな、とか。 トータルでは個人的にとても有難い知見でした。 大学とかで文化人類学的な方面からも有用な資料なのでは?とか思ったり。 各国の20代以上の「概ね普通の人たち」のお話も何気に面白く、ちょっとした小説の短編集のようでもありました。

Posted by ブクログ

2025/10/14

料理嫌いなので読んで自炊に対する気持ちが軽くなればいいなと思って読む。分厚いがするりと読めた。 著者が訪れた12ヶ国の気取らない普段の家庭料理や作った人の自炊事情を知れて、国によって違う欠かせない調味料や食材も面白い。 世界を知るから日本の自炊事情が見えてきて、こうしなきゃとい...

料理嫌いなので読んで自炊に対する気持ちが軽くなればいいなと思って読む。分厚いがするりと読めた。 著者が訪れた12ヶ国の気取らない普段の家庭料理や作った人の自炊事情を知れて、国によって違う欠かせない調味料や食材も面白い。 世界を知るから日本の自炊事情が見えてきて、こうしなきゃという思い込みが多すぎることに気付かされた。もっと緩くていいんだなと。

Posted by ブクログ