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光のとこにいてね 文春文庫
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光のとこにいてね 文春文庫

一穂ミチ(著者)

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光のとこにいてね 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2025/09/03
JAN 9784167924096

光のとこにいてね

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商品レビュー

4.3

268件のお客様レビュー

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2026/05/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

女女クソデカ感情長編と言った感じ。光のとこにいてね、というタイトルの通り相手のことを光り輝く美しいものに収めようとする女とそんな女にうるせーお前のそばにいる!と食らいついてくれる女の太陽と月のカプって感じなので、こういうのが好きな人には非常に刺さると思う。作中の地の文も非常に叙情的。作中人物にいわゆる嫌な奴がおらず不快感が少ないので読むのに心のカロリーを使わない辺りも配慮を感じる(正確には嫌な奴は出てくるのだが、出番がスポット的だったり、嫌な奴としての役割を全うしている、話の流れに不可欠な要素化しており人間としての不快感をあまり感じないため、読んでいて心理的な負荷を感じない)登場人物たちは基本的に対話で蟠りや感情を昇華するので神視点で見ていてもモヤモヤ感はなく、主要人物たちは全員納得の上で結末を迎えるので読後感は良い。 ただ私にはそれらの点で逆に合わなかった。登場人物たちが物分りが良すぎる。基本的に善人しか出てこなくて皆互いを思いやっているし、それによって人間関係の摩擦を乗り越えて成長する。そのせいで私には『こんな人間関係あるかい』というひねくれた感想が出てきてしまった。フィクションでぐらい綺麗なものだけ見ていたい、というのは痛いぐらいわかるのだが、それにしても『お綺麗にまとまってて面白みがない』というのが正直なところ。 人間関係の軋轢も感情の摩擦も真摯な対話と誠実な態度でもって解消することができる、という世界公正仮設を無邪気に信じているようなある種の暴力性を物語全体から感じ取ってしまい、ぶっちゃけ怖い。というか『言語化できない簡単に名付けることも出来ない女女2人のクソデカ感情』に集中したいのに、肝心の感情が簡単に分解できてしまっている話の作りになってるせいで女女クソデカ感情のエモも感じづらくなっているのが辛い。割り切れない説明できないでも確かにそこにある人間強い感情いいよね……で人に勧めるにはちょっと難しいものがあるな、という印象。全体的に私の好みではなかったなぁ、という感想になってしまった。 追記。この本に感じる怖さ(私個人の感想だし、正直かなりひねくれているので大多数の意見では絶対にないと思うが)だが、『登場人物が主役2人のために全てを納得している』ところから来ていると思う。主役2人はそれぞれ夫を持っているのだが、彼らはあまりにも美しく感情的な納得を持って2人を手放す。(厳密に言うと一人は離婚、もう一人は婚姻はしたまま妻の他人へのクソデカ感情を受け入れる)一応それぞれの夫にも事情と感情の動きがあり納得の上ではあるのだが、『主役2人のために誂えたようにタイミングよく感情の納得が起きる』ため、『この2人のために他の登場人物の意思がねじ曲げられている』あるいは『この2人のための舞台装置と化している』ように見えてしまう。小説なんだからそりゃそうだろとしか言いようがなく、そういうお決まりや都合の良さをもって美しい筋書きを紡ぐのが物語なのだから、『都合が良すぎて不自然』という感想は難癖でしかない。ないのだがどうしてもそれを感じてしまう。主役2人の筋書きのためにそれ以外の人達が役者と化し、主役にとって都合のいい理解だけを与え、しかもそれを彼らが主体的に選択した体になっている、という構造そのものが苦手だったんだと思う。しかしどうしてこの作品でだけこんなに拒否反応が出てしまったんだろう。そんなものどの小説でだってよくあるし、繰り返すようだが物語とはそういうものなはずなのに。

Posted by ブクログ

2026/05/12

物語はところどころくさかったけど感動した。正直、表現はそこまで惹かれなかった。でも読みやすくて良き。

Posted by ブクログ

2026/05/11

ぐっと引き込まれてどんどん読めてしまう。 結珠と果遠、二人の視点が交互に描かれている。 章の区切りの白詰草と鳥の羽根の挿絵がかわいい。 結珠目線の場面を、直後に果遠目線で読むことができるので読み手側はストレスフリー。何考えてるの?とならないのがいい。二人の気持ちがとてもよくわかる...

ぐっと引き込まれてどんどん読めてしまう。 結珠と果遠、二人の視点が交互に描かれている。 章の区切りの白詰草と鳥の羽根の挿絵がかわいい。 結珠目線の場面を、直後に果遠目線で読むことができるので読み手側はストレスフリー。何考えてるの?とならないのがいい。二人の気持ちがとてもよくわかる構成だった。 まっすぐな果遠に対して素直に自分の気持ちを表わせない結珠。境遇も性格も違う二人をずっと見守っていたくなる。 「光のとこにいてね」というタイトル、沁みるなぁ。

Posted by ブクログ

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