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奪われた集中力 もう一度“じっくり
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奪われた集中力 もう一度“じっくり"考えるための方法

ヨハン・ハリ(著者), 福井昌子(訳者)

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奪われた集中力 もう一度“じっくり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2025/06/04
JAN 9784867930908

奪われた集中力

¥2,970

商品レビュー

4.1

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2026/04/26

日々我々を取り巻く情報空間の注意経済について書かれている。 著者は3ヶ月ものデジタルデトックスをしたのに、帰ってきたら元に戻ってしまう。 いいねの通知、アルゴリズムによるレコメンド機能、サービスのギャンブル性など、インターネットの注意経済はユーザーの可処分時間を奪うようデザインさ...

日々我々を取り巻く情報空間の注意経済について書かれている。 著者は3ヶ月ものデジタルデトックスをしたのに、帰ってきたら元に戻ってしまう。 いいねの通知、アルゴリズムによるレコメンド機能、サービスのギャンブル性など、インターネットの注意経済はユーザーの可処分時間を奪うようデザインされている。広告収益とビッグデータ収集のために。 ただデジタルから離れるだけでは不全感が残る。代替となるのはフロー状態だ。何か好きなことに時間を忘れて没頭することで人は満たされる。 自由に心をさまよわせるマインド・ワンダリングはアイデアを閃く源泉だが、何かに気を取られているときには発生しない。 人が注意経済の誘惑に勝てないのは、UIをデザインするのがシリコンバレーのエリートだからという他に、過重労働や睡眠不足やストレスのせいかもしれない。そのせいで集中して読書したり映画を見ることはできないが、スマホのショート動画を延々スワイプするだけならできる。スロットマシンを回してドーパミンを得るようにスマホ漬けになる。ブルーライトに刺激されて脳が覚醒し、なかなか寝付けず、翌朝睡眠不足で出勤し、仕事で疲労し、また帰宅して何もする気になれずスマホをスワイプする無限ループに陥る。 ジョブズが子供にiPadを使わせず、家庭内での会話や読書を教育として重視したのは、注意経済が持つ依存性の怖さを理解していたからだろう。 「ぼくは、深い集中力を養う能力とは植物のようなものだと思うようになった。集中力が持てる能力を十二分に生かすよう成長し、開花するためには必要なものがある。子どもは遊ぶこと、大人はフロー状態になること、本を読むこと、集中したい有意義な活動を見つけること、自分の人生を意味あるものにするためにマインド・ワンダリングをする余裕を持つこと、運動すること、きちんと眠ること、健康な脳を発達させる栄養のあるものを食べること、そして安心感を持つこと。また、注意力を低下させたり、鈍らせたりするものを避ける必要もある」

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2026/04/12

確かに中学生をみていると落ち着きのない人が増えている。それはどこをみて感じるかというと、集中して取り組むということが短時間しかできない。 集中力が続かない理由が示されており、腑に落ちる箇所がいくつもあった。前半部分が、スマホや現代のインターネット環境に影響されるという内容だったが...

確かに中学生をみていると落ち着きのない人が増えている。それはどこをみて感じるかというと、集中して取り組むということが短時間しかできない。 集中力が続かない理由が示されており、腑に落ちる箇所がいくつもあった。前半部分が、スマホや現代のインターネット環境に影響されるという内容だったが、少々だらだら書かれているように感じた。後半部部分はそれ(スマホ等)以外のことがいくつか書かれており、実に楽しめた。星三つは前半部分が少し長く感じたためである。

Posted by ブクログ

2026/04/12

注意(= attention)を稼いだ数がそのままお金に変換される、アテンションエコノミー。公害をはじめとする環境問題。労働によって失われた遊びの時間。本書は、「集中力」というキーワードをもとに、さまざまな問題を看過したり、安易にシンプルに考えたりせず、複雑性を内包しながらゆっく...

注意(= attention)を稼いだ数がそのままお金に変換される、アテンションエコノミー。公害をはじめとする環境問題。労働によって失われた遊びの時間。本書は、「集中力」というキーワードをもとに、さまざまな問題を看過したり、安易にシンプルに考えたりせず、複雑性を内包しながらゆっくり、じっくり本質に迫っていく。そして、最後にはアテンションリベリオン=注意を取り戻す反抗 という活動につながる。 Johann Hariさんの本はこの本が初めてであったが、文体と記述内容がいつも現実に即していてプラグマティックな姿勢が非常に好印象だった。おすすめできるジャーナリストだし、推していきたい。

Posted by ブクログ

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