1,800円以上の注文で送料無料
本と歩く人
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1222-01-06

本と歩く人

カルステン・ヘン(著者), 川東雅樹(訳者)

追加する に追加する

本と歩く人

2,970

獲得ポイント27P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2025/05/30
JAN 9784560091722

本と歩く人

¥2,970

商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/03/23

 主人公は老舗書店で働く年配の書店員カール。彼は本を何より愛し、毎晩、常連客のもとへ歩いて本を届けている。常連客たちを「ミスター・ダーシー」や「ファウスト博士」など、本の登場人物の名前で呼んでいる。ただ、彼の行動範囲はとても狭い。  でもある日、シャシャという9歳の少女が突然現...

 主人公は老舗書店で働く年配の書店員カール。彼は本を何より愛し、毎晩、常連客のもとへ歩いて本を届けている。常連客たちを「ミスター・ダーシー」や「ファウスト博士」など、本の登場人物の名前で呼んでいる。ただ、彼の行動範囲はとても狭い。  でもある日、シャシャという9歳の少女が突然現れて、カールの本の配達に勝手についてくるようになった。そして、カールの穏やかだった日常は少しずつ変化していく。  そんなある日、シャシャの父親がカールが娘を連れ回していると書店主に苦情を言いに来て、カールはクビになり、シャシャの父親に強く押され大怪我をする。退院しても、今までのように自由に歩けず、そしてもう誰も自分のことを必要としていないと思い、絶望に近い日々を送る。  でも、そんなカールに前を向く力を与えたのはシャシャであり、常連客たち。  簡単に言えば、本の世界に閉じこもっていた老人が、少女との出会いでもう少し広い世界へと出て行く物語。最初は「現実から逃げるための本」だったものが、最後には現実と人をつなぐものに変わっていく。ずっと孤独だと思っていたけれど、実は大切にされていたと知る。  手元に置いておきたい一冊。  読みながら、何故かシャシャがモモとだぶっていました。

Posted by ブクログ

2026/03/16

主人公は孤独な書店員のカールで、唯一の生きがいは、馴染みの顧客に本を直接届けること。書店のオーナーが代替わりし、この非効率な配達をやめるように指示する。それは、引退せよということと同義であり、カールにとっては生きがいをなくすことでもあった。そんな折、小さな女の子がカールの配達に同...

主人公は孤独な書店員のカールで、唯一の生きがいは、馴染みの顧客に本を直接届けること。書店のオーナーが代替わりし、この非効率な配達をやめるように指示する。それは、引退せよということと同義であり、カールにとっては生きがいをなくすことでもあった。そんな折、小さな女の子がカールの配達に同道するようになる。カールと顧客の繊細な関係が徐々に変化するが、それは臆病で、顧客のプライベートな困りごとを見て見ぬふりをしていたカールの態度を変化させることになる。こういった、「変化を恐れる生き方」と「当たり前のこと」を対立させて変化する過程を見せる物語は王道と言えるし、出来過ぎ感がないわけではない。変わることは恐ろしいけど、良いこともある(良いことが多いはず)というある種のメルヘンなのだが、よくできていて心地よい。各章のタイトルや内容が、名作のオマージュになっているところも楽しめる。

Posted by ブクログ

2026/03/13

シャシャがとにかく可愛い! 老人と少女、本を待つ人達。シャシャと届けられる本によって縛るものから解放させていく。本離れが進み、ネット販売によって書店がなくなっていく現代のおとぎ話。

Posted by ブクログ