商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/05/27 |
| JAN | 9784163919805 |
- 書籍
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踊りつかれて
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踊りつかれて
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商品レビュー
4
603件のお客様レビュー
現在進行形の社会問題を扱うからには物語に著者の信念が、あるいは葛藤が滲んでいるだろうと思いながら読み進めたけどそうでもなかった…… あと、「雪の香り」を読んだときにこの人の書く男女関係は苦手だな、と感じたのだけど本作においても同様だった。性愛を含まなくても。というか、だから、男女...
現在進行形の社会問題を扱うからには物語に著者の信念が、あるいは葛藤が滲んでいるだろうと思いながら読み進めたけどそうでもなかった…… あと、「雪の香り」を読んだときにこの人の書く男女関係は苦手だな、と感じたのだけど本作においても同様だった。性愛を含まなくても。というか、だから、男女関係というか女性の解釈が合わないんだな。 「存在のすべてを」も気になってたけどこの先購入はないかも。
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塩田武士さんの作品は、『存在のすべてを』に続き2作目。 扱うテーマとしても、文章量としてもかなりのボリュームでした。 序章は「宣戦布告」と題した衝撃的な文章から始まります。現代のSNSによる誹謗中傷、芸能人のみなし公人化により、多数の一般人から攻撃の標的にされ自殺した芸人と表舞...
塩田武士さんの作品は、『存在のすべてを』に続き2作目。 扱うテーマとしても、文章量としてもかなりのボリュームでした。 序章は「宣戦布告」と題した衝撃的な文章から始まります。現代のSNSによる誹謗中傷、芸能人のみなし公人化により、多数の一般人から攻撃の標的にされ自殺した芸人と表舞台から姿を消した歌手を悼み、 特に酷い発信をしていた83人の個人情報をばら撒くというもの。 83人はもれなくネットで名前、住所や勤め先を晒され、正義を振りかざす一般人達「安全圏のスナイパー」による集中攻撃を受けます。 誹謗中傷のみならず勤め先への嫌がらせ電話、実際に暴行を受ける者も出てきました。 中盤からは、被告人 瀬尾政夫の知人たちによる情状酌量のためのエピソード集めなど。 自分は決して誹謗中傷をしないです。 受ける人の気持ちを考えれば当たり前のことだと思いますが、匿名性のあるネットだからこそ、直接関わらないということが判断を鈍らせるのだと思いました。 正しく現代の社会問題だと思います。
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有名芸人・天童ショージが自殺をした。天童は週刊誌に不倫を暴露され、その後ネットによる執拗な誹謗中傷に耐えきれずその命を絶った。 天童のファンだった枯葉という人物がブログサイト「踊りつかれて」に「宣戦布告」という記事を書き、その中で83人の詳細な個人情報を暴露した。選ばれた83人は...
有名芸人・天童ショージが自殺をした。天童は週刊誌に不倫を暴露され、その後ネットによる執拗な誹謗中傷に耐えきれずその命を絶った。 天童のファンだった枯葉という人物がブログサイト「踊りつかれて」に「宣戦布告」という記事を書き、その中で83人の詳細な個人情報を暴露した。選ばれた83人は天童に一線を越えた執拗な中傷を行った者、またもう一つ枯葉が好きだったという「奥田美月」という歌手が表舞台から消えた原因を作った者たちだった。 一方、京都で小さな弁護士事務所で働く久代奏は三年前まで東京の超大手弁護士事務所に所属していた。中華料理屋を営んでいた父が急死したのをきっかけに京都に戻ってきた久代は所長・山城に逮捕された枯葉から久代に弁護を頼みたいという指名があったと告げられる。 刑事弁護を避けていた久代は断りたかったのだが枯葉が暴露を行った理由である天童ショージは久代の中学時代の同級生であり思い出深い人物だったのだ。 久代は接見した枯葉が理知的で自己弁護を一切せず、多くを語らない姿勢に違和感を覚える。枯葉が暴露を行った本当の理由は何なのか。どうしてそこまでしなければならなかったのか。久代は弁護士として情状証人・情状証拠を探すため枯葉と親しかった人々に話を聞いて回るうちに彼の人物像だけでなく、隠された「理由」についても知ることになり。 この本は荒らしい憤りの「宣戦布告」から始まる。その憤りの深さ、血が噴き出ているのではないかと思われるような叫び。一見するとその憤りは匿名という陰に隠れて事実無根な誹謗中傷、あるいは無責任な批判をした人々に向けられているようにみえる。しかしそこにあるのは無力な自己への怒りも感じる。匿名であるがゆえに無責任に放たれるコメントやストレス発散・優越感・承認欲求のための心無い言葉たち。 学校・テレビ・ニュースなどでいくらネットの怖さを伝えても実感のない人、匿名だから大丈夫という謎の自信。それゆえに後を絶たないネットの誹謗中傷。 そうしたむき出しの人の裏側を「人として」「社会として」どうしていくのかを考える時期にきているのではないかとこの本は問いかけている。 通常この分厚さと内容の濃さでは高校生は手に取りにくいだろうと思うが、ぜひとも初めの「宣戦布告」だけでも良いから読んでみてほしい。匿名のコメントだけでなくLINEでの友人とのやり取りにも何かしら思うことがあれば良いと思う。
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