商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/05/14 |
| JAN | 9784103562719 |
- 書籍
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乱歩と千畝
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乱歩と千畝
¥2,420
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商品レビュー
4.1
99件のお客様レビュー
江戸川乱歩と杉原千畝、ふたりと時代を一緒に駆け抜けたような圧倒的な読後感。ふたりが出会ったいたならという設定。素晴らしい作品。
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乱歩先生と杉原千畝に交流があったなら、という設定での物語。 ミステリー仕立てなのかと思えば、それぞれの半生をなぞりながら、節目節目で二人が再会したり互いのことを考えたりする展開。 外交官らしからぬ優しさを持っている千畝と、何でも途中で投げて逃げ出す乱歩が、それぞれの道を突き進む...
乱歩先生と杉原千畝に交流があったなら、という設定での物語。 ミステリー仕立てなのかと思えば、それぞれの半生をなぞりながら、節目節目で二人が再会したり互いのことを考えたりする展開。 外交官らしからぬ優しさを持っている千畝と、何でも途中で投げて逃げ出す乱歩が、それぞれの道を突き進む姿が濃密なのにテンポ良く描かれている。 人付き合いが苦手な乱歩先生だが、彼の影響でたくさんのミステリー作家が生まれる様はワクワクしたし、千畝のビザを繋いだのに乱歩サイドのあの人が絡むというのも小説とはいえ嬉しかった。そのきっかけは犬神家だし。 それにしても二人が同じ中学、大学に通ったという共通点でここまでの物語にしたのがすごい。 そしてそれぞれの奥さんの苦労も覚悟もすごい。
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平井太郎が江戸川乱歩になる前、杉原千畝が外交官になる前からのお話。史実通りでは出会っていないかもしれない2人。フィクションだろうけど、実際に会ったかもしれない世界。 ラストにかけて、バロンさんや、横溝正史に対して書いた書評が面々たる作家に影響を与え、松本清張など知っている名前も出...
平井太郎が江戸川乱歩になる前、杉原千畝が外交官になる前からのお話。史実通りでは出会っていないかもしれない2人。フィクションだろうけど、実際に会ったかもしれない世界。 ラストにかけて、バロンさんや、横溝正史に対して書いた書評が面々たる作家に影響を与え、松本清張など知っている名前も出てきて、最後の1文に全てが詰まっていて涙腺が緩くなった。
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