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対馬の海に沈む
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対馬の海に沈む

窪田新之助(著者)

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対馬の海に沈む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/12/05
JAN 9784087817614

対馬の海に沈む

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商品レビュー

4.3

219件のお客様レビュー

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2026/03/05
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先日職場で本作品の話題になり、再読。 長崎県対馬で、JA職員が車ごと海に沈んで亡くなった。亡くなったJA職員とJA内で行われていた不正に関する内容であり、関係者らへの取材でまとめられた一冊。 実際に起こった出来事。 JA内での不正について、本当にこんなことが起こっていたのかと疑いたくなるような内容。どんな理由があったとしても、職員のやったことは許されないことだと思うし、組織の対応に憤りを感じた。 事の背景、職員の環境等考えると胸が締め付けられるような気持ちになった。 どんな人も犯罪に手を染める可能性があり、組織はあっという間に腐りきってしまう可能性があることを肝に銘じておきたい。 後半で島民のことについて書かれていますが、個人的には顧客は被害者だと思う。利益を得ていたとかそういう問題ではないと思う。 最後に、取材は本当に大変だったと思う。素晴らしい作品でした。

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2026/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かつてJAの共催部門で「LAの神様」と呼ばれていた男が死んだ。その男がしていた悪事を調査していくと、裏にはさらに大きな影が見えてくる。それはまさに、JAグループであり、対馬に住む住民という「共犯者」だった。 西山が行っていた不正の数々や周囲に対する仕打ちは決して許されるものではないが、それを気づいていながら見逃し美味しい部分だけ貰っている共犯者たちはいまだにのうのうと生活している。 このJAや対馬の実態だけではなく、日本の村社会に広く言える現象だと思った。 周囲の親しい人間にいい顔ができればそれでいい。たとえそれが法に触れる行為であったとしても、黙っていれば問題ない。結局うまく使われた人が責任を負うことになる。

Posted by ブクログ

2026/02/25

長崎県の離島、「対馬」を舞台としたノンフィクション。内容は、JA上対馬支店のある職員の不祥事に関するものであったが、読み進めるうちにとんでもない背景が見えてきた。 JAでエースとして「天皇」などと呼ばれ、カリスマ性を存分に発揮し全国一の成績を取る西山義治。 既に疑問であったのが...

長崎県の離島、「対馬」を舞台としたノンフィクション。内容は、JA上対馬支店のある職員の不祥事に関するものであったが、読み進めるうちにとんでもない背景が見えてきた。 JAでエースとして「天皇」などと呼ばれ、カリスマ性を存分に発揮し全国一の成績を取る西山義治。 既に疑問であったのが、対馬の離島で全国一の成績を出すことが可能なのかというところだ。保険の新規契約や災害申請等でたまたま一位を取ることが一度あったとしても、毎年の常連になるには何か裏があると思ってしまうし、すぐに発覚しそうなものである。 しかし、JAの体質としてなのか、地域性もあるのか不正はなかなか明るみに出なかったようだ。告発も握り潰されていたような雰囲気まである。 最近でも某保険会社でもノルマ達成のための不祥事案件でマスコミに叩かれていたが、組織の過剰なノルマと歩合制がある場合は不正との切り離しが難しいのだろうか。 ノンフィクションである本書は、個人的な資質に関する不正だけでなく組織風土として起こりうる不正にも言及している。場合によっては地域住民も巻き込んで起こる背景が特に驚異である。 本書だけでなく、このような不正はたくさんあるのだろうと思う。不正をしなくても、過労死に繋がる状況に追い込まれるなど、ブラックな場合も多い。物価も上昇する中で、せめて少しでも働きやすい世の中になってほしいと思う。

Posted by ブクログ