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異常 ハヤカワepi文庫114
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異常 ハヤカワepi文庫114

エルヴェ・ル・テリエ(著者), 加藤かおり(訳者)

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異常 ハヤカワepi文庫114

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2024/12/04
JAN 9784151201141

商品レビュー

3.6

132件のお客様レビュー

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2026/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一応SFなのかな、と思う。 エルヴェ・ル・テリエという作家、寡聞にして存ぜず。この度話題になったということで初めて手にした。 久しぶりの★4をつけたいと感じる作品。 同じ飛行機が時間を異にして現れ同じ人が現れるーいずれも本物、というアイデアはなんとなく他のSFにもありそうな気がするのだが、それが大勢で、その中の複数の人にフォーカスし彼らの人生や事態への対応法などで人間を描く、というアイデアがなんだか新しい。 そういう意味では、道具はSFだが、描かれているのは人間だ。 問題の現象が起きた理由については、「シミュレーション仮説」というものが物語内で推測されている。実際にそれが正しかったのかどうかはあまり重要ではない。 不可思議な現象が発生した時、人、あるいは世界は。がメイン。 一人ひとりの物語は、感情移入も可能な、それだけで短編になりそうな物語だが(全員とは言わないが)、それを周囲の対応をともにまとめ上げることで、読後感としては、特定の人物の物語を超えた、ある時代の現象を俯瞰し描いた物語を読んだ気分。前半の個々人のエピソードは虫眼鏡で見ていたということが、物語の進行に伴いズームアウトしていき判明する、というべきか。 物語の途中で、公にはされないが、この現象は初ではないことが中国首席により語られる。また、アメリカに出現したこのダブルの飛行機は、最後でもう一度(もう一機)現れる。しかしその時下された決断は撃墜である。 これ以上の混乱を防ぐための決断ー排除だ。おそらくこの存在は公表されない。現実世界に同じことが起きた時、人類は同様の決断を下すのだろうか。 登場人物や企業名は実在するものでちょっと「おお」という感じ。いいのかな? その人物像もそのまま描くところに、作者の皮肉を感じる。米国大統領のみ名前が出てこないが、某人物を彷彿とさせる。ただし一期目の。 「穏やかなフライトはみな似ているが、荒れたフライトはみなそれぞれに荒れている」はアンナ・カレーニナだな、とわかったが、それ以外にもいろいろ同様の引用(のもじり)があったようだ。自分の無学さが残念。 ラストは「ウリポ」という文学グループによる文学表現の手法が使われているようなのだが(エルヴェ・ル・テリエがそのメンバーとのこと)、素人の私には戸惑いのもとだった。 エンターテイメントというよりは文学的であるとは思うのだが。 他の作品は日本語訳がされていないようなのだけど、これを機にされたりするのだろうか。 興味がある。

Posted by ブクログ

2026/02/25

様々なジャンルのお話が詰まっている、オムニバスな雰囲気を持ちながら、どんどんページをめくるスピードが上がり、一気に読んでしまった。 翻訳がとても良かったので読みやすかった。 異常な体験が出来た

Posted by ブクログ

2026/02/14

淡々としてる 色んなタイプの小説が一つのテーマで混在してる感じ 好きな映画の引用が多い、つまり好きなジャンルの本

Posted by ブクログ