異常 の商品レビュー
すごい話すぎる。 殺し屋視点で話が始まったかと思えばあっという間に視点が切り替わって何事かと思った。第一部は場面が細切れに変わるし、ちょっと読みにくい。でもラストシーンでびっくりして、そこから第二部、第三部は一気読みだったな。どんな話なのかが想像できなくてすごく面白かった。読んだ...
すごい話すぎる。 殺し屋視点で話が始まったかと思えばあっという間に視点が切り替わって何事かと思った。第一部は場面が細切れに変わるし、ちょっと読みにくい。でもラストシーンでびっくりして、そこから第二部、第三部は一気読みだったな。どんな話なのかが想像できなくてすごく面白かった。読んだことのないタイプの話だ。 読後感がとても好き。不条理文学、になるんでしょうか。突然放り出されるようなラストがとても良かった。 あと小ネタがたくさんあるのも楽しい(ほとんど拾えてないけど!)。あまり関係ないのだけれど、大好きなSF『銀河ヒッチハイク・ガイド』への言及があって、読み直したくなった。
Posted by
前半は全く意味が分からなかったがそういうこと?となってからあっという間に読み終えた。SFでありながら哲学的な内容で考えさせられることも多々あった。時間を置いて再読したい。
Posted by
なんとなく久しぶりに本が読みたくなって買ってみたら思ったより面白くて、大事に読んでるうちに最初の方忘れて読み返して、を繰り返しているうちにもう最初の方読みたくないけど誰が誰だかわからないなとなってしまって途方に暮れています
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
異常だらけだった笑 出てくる人みんな異常事態、飛行機も異常事態、その後の世の中も異常事態、最後には狂った大統領によってこの世自体が異常事態 難しい本だったわたしには。面白かったけどね。
Posted by
全3章構成で第1章は何を読まされてるんだろうと思いながら読み、2章に入る直前に「異常」事態が発覚。そこから一気に面白い。 登場人物がやたら多いなと思っていましたが、多いことにちゃんと意味がある。 あらすじを調べず読むべしと聞いていたのでその通りにしましたが、ネタバレを踏んでも...
全3章構成で第1章は何を読まされてるんだろうと思いながら読み、2章に入る直前に「異常」事態が発覚。そこから一気に面白い。 登場人物がやたら多いなと思っていましたが、多いことにちゃんと意味がある。 あらすじを調べず読むべしと聞いていたのでその通りにしましたが、ネタバレを踏んでも全く作品の価値が損なわれない小説だとは思います。SF・哲学・サスペンスなどいろんな要素が絡んでて飽きない。読んだことないタイプのあらすじ。傑作!
Posted by
途中から、うわなんだこれ!大好き!って大興奮。私が好きな、鈴木光司さんのリング(全シリーズ)ではないのかこれは。終盤でさらにありえない展開になって嘘でしょ何これ、ばかり笑 あのね、スケールがデカすぎる、いろいろ笑 まあ未曾有の出来事に全世界規模で対処しようとするところはヘイルメア...
途中から、うわなんだこれ!大好き!って大興奮。私が好きな、鈴木光司さんのリング(全シリーズ)ではないのかこれは。終盤でさらにありえない展開になって嘘でしょ何これ、ばかり笑 あのね、スケールがデカすぎる、いろいろ笑 まあ未曾有の出来事に全世界規模で対処しようとするところはヘイルメアリーを思い出した(読んだ直後です)。「キンペイに連絡を」とかなんなん?笑 翻訳物はちょっと…などと好き嫌いしていた自分が恥ずかしい。文体が訳者さんの味なのか、フランス語的な味なのか、「異常」さを演出する原作者の味なのかはわからないが、現在形が多用されていて私にはそれだけで異常な空気感だった。不穏なだけじゃなくて時々笑っていいのかわからないけど軽いパートもあって。 解説によると人物パートによって描き分けられていたみたい。いっぱい伏線みたいなのが落ちてるし哲学的要素が盛りだくさんなのも、ただのキワモノで終わらない面白さだった。 終わりのアレは?私は無になったととらえましたけどね?みなさんのラストの解釈が知りたい!
Posted by
SFかと思って購入したら、ちょっと様子が違う。よく見ればハヤカワのシリーズもepi文庫。カズオ・イシグロと同じカテゴリ。 読み始めからどんどんと違うシチュエーション、違う人物のストーリーが展開される。 そのまま第1部は終わり。 第2部から急展開でSFチックになって楽しいのだが、な...
SFかと思って購入したら、ちょっと様子が違う。よく見ればハヤカワのシリーズもepi文庫。カズオ・イシグロと同じカテゴリ。 読み始めからどんどんと違うシチュエーション、違う人物のストーリーが展開される。 そのまま第1部は終わり。 第2部から急展開でSFチックになって楽しいのだが、なぜそんな展開になったかを明確にされることも無くやっぱりSFではないよなぁ と思いつつも読み進めた。 登場人物が多すぎて名前見ただけではどういう素性の人だったか思い出さないと言う苦労はした物の最後までたどり着いた。ラストうなりましたー
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なかなか読み進められなくてちまちま読んでいたのが悪かったのか物語に入り込みづらかった。なんとか最後まで読めたがワタシには刺さらなかった。実際にある映画、俳優の名前が出てきたり、有名な古典作品(ワタシは読んだことがなかったのであとがきで知った)をもじったような文章があったりとエンタメにもとんだりして新しい小説の出し方だとは思った。登場人物も多くて覚えられなかったし、よく読み終えたと思う!(苦笑)読み方、読む姿勢を変えれば楽しめたかなー。。
Posted by
何だこれは?と思いながら読んだが、何だこれは?となりながら読む本であった。 文が面白くて気持ちいいので、こういう文が読みたかったんだよ〜と楽しい時間でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一応SFなのかな、と思う。 エルヴェ・ル・テリエという作家、寡聞にして存ぜず。この度話題になったということで初めて手にした。 久しぶりの★4をつけたいと感じる作品。 同じ飛行機が時間を異にして現れ同じ人が現れるーいずれも本物、というアイデアはなんとなく他のSFにもありそうな気がするのだが、それが大勢で、その中の複数の人にフォーカスし彼らの人生や事態への対応法などで人間を描く、というアイデアがなんだか新しい。 そういう意味では、道具はSFだが、描かれているのは人間だ。 問題の現象が起きた理由については、「シミュレーション仮説」というものが物語内で推測されている。実際にそれが正しかったのかどうかはあまり重要ではない。 不可思議な現象が発生した時、人、あるいは世界は。がメイン。 一人ひとりの物語は、感情移入も可能な、それだけで短編になりそうな物語だが(全員とは言わないが)、それを周囲の対応をともにまとめ上げることで、読後感としては、特定の人物の物語を超えた、ある時代の現象を俯瞰し描いた物語を読んだ気分。前半の個々人のエピソードは虫眼鏡で見ていたということが、物語の進行に伴いズームアウトしていき判明する、というべきか。 物語の途中で、公にはされないが、この現象は初ではないことが中国首席により語られる。また、アメリカに出現したこのダブルの飛行機は、最後でもう一度(もう一機)現れる。しかしその時下された決断は撃墜である。 これ以上の混乱を防ぐための決断ー排除だ。おそらくこの存在は公表されない。現実世界に同じことが起きた時、人類は同様の決断を下すのだろうか。 登場人物や企業名は実在するものでちょっと「おお」という感じ。いいのかな? その人物像もそのまま描くところに、作者の皮肉を感じる。米国大統領のみ名前が出てこないが、某人物を彷彿とさせる。ただし一期目の。 「穏やかなフライトはみな似ているが、荒れたフライトはみなそれぞれに荒れている」はアンナ・カレーニナだな、とわかったが、それ以外にもいろいろ同様の引用(のもじり)があったようだ。自分の無学さが残念。 ラストは「ウリポ」という文学グループによる文学表現の手法が使われているようなのだが(エルヴェ・ル・テリエがそのメンバーとのこと)、素人の私には戸惑いのもとだった。 エンターテイメントというよりは文学的であるとは思うのだが。 他の作品は日本語訳がされていないようなのだけど、これを機にされたりするのだろうか。 興味がある。
Posted by
