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ペッパーズ・ゴースト
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ペッパーズ・ゴースト
¥946
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商品レビュー
4
164件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊坂幸太郎の本を読むのは、10年以上前に陽気なギャングシリーズを読んで以来だった。 ネコジゴハンターの2人の掛け合いは、陽気なギャングの個性的なキャラクターたちを彷彿とさせるものがあった。 鞠子の小説と現実が合流した時は「おぉ」と思ったが、後半はネコジゴハンター目線での出来事を説明するだけのパートとなり、せっかく良い仕掛けだったのに何かもったいないなと思った。 最後の壇先生の解釈で、希望のあるラストになっていたのも良かった。羽多野さんがニーチェの永劫回帰について、「すべての『そうだった』を『俺はそう望んだのだ』に作りかえる」といっていた。そして、魂が震えるほどの幸福があれば、「よし!じゃあもう一度!」と思うことができる。つまり成海彪子は、サークルの本当の思惑はどうあれ、今回の事件はま元から「抑止力のための前例」のためのものだったと思い込むことで「じゃあもう一度!」となる1歩になるのではないかと思った。
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飛沫感染により他人の「先行上映」が見えてしまう壇先生。小説世界の住人のはずの二人組が現れたり、いくつかの世界線が一つになって巻き込まれていく展開は、まさに伊坂ワールド。整合性よりも世界観を楽しむための作品だと思いました。
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陽気なギャングの久遠君みたいなキャラクターは伊坂幸太郎のいろんな作品に出て来るけど、これにも出てきた。未来が見える能力の使い方が意外とひねりがない感じがした。今の所再読はしなさそう。
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