商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2024/11/08 |
| JAN | 9784299061188 |
- 書籍
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連続殺人鬼カエル男 完結編
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連続殺人鬼カエル男 完結編
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商品レビュー
3.7
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※このレビューにはネタバレを含みます
カエル男ラストのお話 幼少期からずーっと外的要因が内面に影響して翻弄され続けた可哀想な人 御前崎教授に出会わなければ、人生リセットして人としての人生を再スタートできたんだろうな 自分の意思でどうにもできなかったから辛い 歪んでいるとはいえ、己の思う正義を貫き 最後は人に戻れててよかった、、、のか? いっそのこと化け物のまま終えた方が 楽だったのかもしれない 今作の被害者はみんな人権派弁護士 弁護士も商売だし、 人気や実績、知名度のある無しが 仕事に直結するから 中には信念として人権派一本で貫いてる弁護士もいますが やっぱり打算的な考え方の弁護士もいると思う 今作のはみんな後者 弁護士の被害者からしたらカエル男はヒーローなんだろうな 私も子供が同じ目にあって、さゆりさんから提案されたら手を取ってしまうかもしれない、、、 過払金とかB型肝炎のCM見てるとなんだかなぁって思ってしまいます
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几帳面な文字列を守る殺人鬼、いわゆる多重人格殺人もの。犯人が殺人鬼であること、そして目的は何か。アリバイのある新たな殺人の関係者と、最後に結び付けられる真実。ミステリーの魅力をふんだんに入れ込んだ、最後まで目が離せない、止まらない小説。 トリックというトリックがあるわけではなく、...
几帳面な文字列を守る殺人鬼、いわゆる多重人格殺人もの。犯人が殺人鬼であること、そして目的は何か。アリバイのある新たな殺人の関係者と、最後に結び付けられる真実。ミステリーの魅力をふんだんに入れ込んだ、最後まで目が離せない、止まらない小説。 トリックというトリックがあるわけではなく、また法律とその問題点をついた作品としての側面もある。
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どうして人間相手にこんなことができるんだと悲痛な思いを吐露されたとき、渡瀬が「人間だからだ」と厳しく言っていたのが、頭にずっと重くのしかかっている。渡瀬こそ、人間というものへの嫌悪、憎悪、底知れぬ怒りを湛えているのではないだろうか。 人間を人間として尊重する、普遍的にあるべきそ...
どうして人間相手にこんなことができるんだと悲痛な思いを吐露されたとき、渡瀬が「人間だからだ」と厳しく言っていたのが、頭にずっと重くのしかかっている。渡瀬こそ、人間というものへの嫌悪、憎悪、底知れぬ怒りを湛えているのではないだろうか。 人間を人間として尊重する、普遍的にあるべきその感覚がなぜ欠落するのか。なぜ踏みつけられるのか。なぜ人間を器物のように扱えるのか。 正直なところ、これから読む人には初巻しか勧められない。巻数が増えるたび次第に増えていく「カエル男シリーズだけでは得られない情報・知らない設定・チラ見せエピソード」がキツいこと、そして完結まで読んでも変わらなかった昏い読後感が、読書時間が延びるほど心を抉るからだ。 有働さゆりが御前崎に文字通り「一矢報いた」ことに気づいた瞬間の、渇ききった感情をなんと表現したらいいのか。ほんとうに… そんなもので彼女の弄ばれた心身は、人生は、何一つ報われないことを彼女自身が一番わかっていただろうが、それでもそれだけが、御前崎の裏をかいて殺害することだけが彼女にとって自分が御前崎の駒でないことを証明する方法だったことが、彼女自身が彼女自身であることを掴み取る唯一の方法だったことが辛い。 誰の駒でもない「有働さゆり」を見ていた唯一の人、それが古手川だった。だから彼女は古手川に殺されることを望んだ。誰の駒でもない「有働さゆり」として死にたかった。 有働さゆりは、自分が自分として尊重されること、それだけを望んで死んでいった。それは同時に、どれだけ他人を器物のように扱える人間でも、自分は人間として扱われたいという願望を持っているということでもあって、それは「カエル男」で繰り返し書かれてきたことでもあった。 どんな善良な市民もどんな凶悪犯罪者も、自分だけは守られたくて、自分だけは尊重されたくて、いついかなるときも人間扱いされることを望んでいる。 人間だけが人間を器物として扱うのに。 「カエル男」が書いているのは、そんな皮肉であるように感じた。
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