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香君(3) 遥かな道 文春文庫
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香君(3) 遥かな道 文春文庫

上橋菜穂子(著者)

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香君(3) 遥かな道 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/11/06
JAN 9784167922924

商品レビュー

4.2

32件のお客様レビュー

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2025/03/02

本格的になる虫害の描写に何度もゾゾっとなりながら読了(純粋に観察できるアイシャやアリキ師に驚愕)。〈救いの稲〉がもたらす真相と初代香君が定めた規程の関係などなど、どのように収束していくのか。最終巻に行ってきます

Posted by ブクログ

2025/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱりそうなるよなあと言うのが素直な感想。 掟を無視したオアレ稲の栽培で勃発する異郷からの蝗害。 古き記録に記される災害の再来か。と言う展開だった。 詳細は異なるがこの展開は実は一巻を読んだ時からある程度予想できた。 その時、真の香君アイシャの活躍は? と期待していたのだけど、今巻ではまだ戸惑いの中にいるようだ。 ひとまず蝗害は終息するのかと思わせてラストで不穏な引き。これまたそうなるよなあと思ってしまった^^ この先はおそらく神郷に向かう展開になるのではないかと思うのだけど、そこに何があり、アイシャの母親たちがどんな存在なのか? 大き謎が解き明かされ、危機は乗り越えられるのか? ミステリの最終章のような最終巻が楽しみ。

Posted by ブクログ

2025/02/13

ついに虫害が広がってしまう。その被害はおぞましく深刻なものだが、私利私欲によって自分の都合でしか対策を考えつけない人間の愚かさも描き出される。 この物語の軸は自然との共生であり、工業的農業に対するアンチテーゼだろうと思うけど、現場をみないことによる楽観視の恐ろしさや森羅万象を理...

ついに虫害が広がってしまう。その被害はおぞましく深刻なものだが、私利私欲によって自分の都合でしか対策を考えつけない人間の愚かさも描き出される。 この物語の軸は自然との共生であり、工業的農業に対するアンチテーゼだろうと思うけど、現場をみないことによる楽観視の恐ろしさや森羅万象を理解したという傲慢さによる歴史や自然の軽視に対する警鐘など、様々なメッセージが読み取れる。

Posted by ブクログ