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灯台へ 新潮文庫
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灯台へ 新潮文庫

ヴァージニア・ウルフ(著者), 鴻巣友季子(訳者)

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灯台へ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/09/30
JAN 9784102107027

商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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2026/01/06

一日目に第一部読んで、今日第二部、第三部と読んだんだけど目がめっちゃ疲れた!!! 表現が美しすぎて幅がありすぎてなんかもう人物描写が外も内も凄すぎて私は何を読んだんだ???って気分です…… 最初感じてた読みにくさは慣れたので今日はもう全然なかったんだけど、なんだろ、直接描写の...

一日目に第一部読んで、今日第二部、第三部と読んだんだけど目がめっちゃ疲れた!!! 表現が美しすぎて幅がありすぎてなんかもう人物描写が外も内も凄すぎて私は何を読んだんだ???って気分です…… 最初感じてた読みにくさは慣れたので今日はもう全然なかったんだけど、なんだろ、直接描写の途中から間接描写に変わったりで一文、いや一節一節をしっかり読まないとすぐ置いてかれるというか。 ほんまころころ移動するから読むのにめっちゃ目と頭使ったなっていうマジ疲労感がすごい。゚(゚^▽^゚)゚。 しかし凄い描写力だった……

Posted by ブクログ

2026/01/04

登場人物たちの心の中や辺りを自在にたゆたっているような、不思議で素敵な感覚に包まれ今までにない新しい読み心地。 100年ほど前に書かれた小説だが、物語の世界へ入り込むとそこは現代的にまで感じられるというのが驚き。時々何かを失い、目に見えないものを積み重ねながら人は生きていく。深...

登場人物たちの心の中や辺りを自在にたゆたっているような、不思議で素敵な感覚に包まれ今までにない新しい読み心地。 100年ほど前に書かれた小説だが、物語の世界へ入り込むとそこは現代的にまで感じられるというのが驚き。時々何かを失い、目に見えないものを積み重ねながら人は生きていく。深い思考の奥底へと沈んでいくような、読んでいる間豊かな時間を過ごした。この先何度でも読み返したい。

Posted by ブクログ

2026/01/01

Twitterで話題になっていたので購入。最初はなんか思ってた感じと違う!読みにくい!これ耐えられるかな?と思ってたけど、読み進めていくうちにどんどん夢中になっていった。 この本の1番の特徴は、色んな登場人物たちがその瞬間頭の中で考えている細かなことが、ほとんどそのまんまと感じ...

Twitterで話題になっていたので購入。最初はなんか思ってた感じと違う!読みにくい!これ耐えられるかな?と思ってたけど、読み進めていくうちにどんどん夢中になっていった。 この本の1番の特徴は、色んな登場人物たちがその瞬間頭の中で考えている細かなことが、ほとんどそのまんまと感じられるほど正確に淡々と書き続けられていくところ。 ほんの一瞬の間にも周りにいる人間たちは各々全然違うことを考えているんだな、同じものを見ても目の前にいる人間と自分とでは全く違うことを考え、お互いに対しても常に何らかの印象を覚えているのだなと、色んな人たちの心の声を聴きながら、それぞれの脳内に瞬時にワープし続けながら考えた。登場人物と一緒に物思いに耽り、ある思考からまたある思考へと次々に別の世界へワープしつづけた、すごく豊かで濃厚な読書体験だった。ときどきマンガで人の心が全部読めちゃう設定のキャラとかいるけど、その能力を得た気分になれる感じ。 訳者あとがきにあった「この語り手は文章のスタイル、語彙、リズムなどを通して、人物の声帯模写ばかりか、一種の思考模写をおこなっているようにさえ見える」「文章のひとつひとつの後ろに、視点のゆらぎ、複数の人間の声または集合意識があり、それらが波動し響きあいながら全体のテクストを作り上げる」「本作のもつ曖昧性、半透明の包被に包まれて漂うことは、まさに読書の愉悦たりえる」はかなりこの小説での体験を言い得ていると思う、言語化すごいな。まさに「声」という表現がぴったりだと感じるほど、読んでいる間は登場人物たちの声が頭の中で鳴り響いていたように思う。そしてだからこそこの作品を翻訳することがどれだけ難しかったか、またそのためにある意味訳者の「読み」の痕跡が見える、訳者を介した作品になってしまっているということが書かれていたのも面白かった。 そこまででもだいぶ楽しめたけど、すごいのが第二部。一転して情景描写のオンパレードになって、その前までずっと頭の中を占めていた人間たちの声が一掃され、巡っていく季節と朽ちていくお屋敷が淡々と描写されてゆく。役者が去ったあとの舞台をじっくり眺めているような感覚。そしてそこに淡々とナレーションのようにさし挟まれる登場人物たちの行く末。まさに無慈悲にも時はゆくのだと実感させられ、ゾッとした。第一部でのみんなの声が、うるささが本当に恋しくなった。けどあえて戻って読むことはしなかった。 現代の感覚からは少し間抜けにすら思える彼らのこだわりやプライド、色んな階級や環境や属性の人々の関係性やエピソードがある一つの場所のみを舞台に描かれているところ、永遠だと思えた美しいバランスが気がついたらもう戻れないほどに崩れてしまっているというこの世界の脆さと不可逆性、美しく気高いだけでなく不完全なところもありながら、どうしても魅力的に映ってしまう奥さんの存在…などすごく桜の園を彷彿とさせた作品でもあった。これを舞台化しても絶対面白いだろうなぁ(すごく難しいだろうけど)。

Posted by ブクログ