商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/09/04 |
| JAN | 9784167922689 |
- 書籍
- 文庫
透明な螺旋
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透明な螺旋
¥935
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商品レビュー
3.9
356件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ガリレオシリーズ。 透明な螺旋っていうタイトルがどこに影響してくるのかなと思っていたけど、読み終わってDNAなんじゃないかと気づいた時には満足感があった。 本物の祖母でない者と湯川の本物の母であった者という構造がDNAでつながっていたものとそうでなかったものの対比が綺麗で良い作品だった。 ガリレオシリーズの割に科学科学してなくてわかりやすく面白い作品だったと思う。 次はガリレオシリーズ最後の永遠の記憶を読む予定だから楽しみ。
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ガリレオシリーズ第10弾。タイトルの螺旋はDNAのこと。親子の繋がりがテーマ。犯人が誰か解き明かしてしまう湯川だが、真相を明らかにしても誰も幸せにならないからと言って、真実を封じ込めようとする。シリーズ当初の物理実験で事件を解決していたガリレオとは別人のようである。そして湯川の出...
ガリレオシリーズ第10弾。タイトルの螺旋はDNAのこと。親子の繋がりがテーマ。犯人が誰か解き明かしてしまう湯川だが、真相を明らかにしても誰も幸せにならないからと言って、真実を封じ込めようとする。シリーズ当初の物理実験で事件を解決していたガリレオとは別人のようである。そして湯川の出自も明らかとなる。
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「むかし僕が死んだ家」と 「透明な螺旋」に繋がりがあるようなので、湯川に焦点を当てた読み方をしました。 ネタバレになるので、嫌な方はスルーしてください。 個人的な感想です。 湯川は13歳の頃に、父親から実の両親ではないことを打ち明けられ、生みの母親が現れたことに傷ついてしまう...
「むかし僕が死んだ家」と 「透明な螺旋」に繋がりがあるようなので、湯川に焦点を当てた読み方をしました。 ネタバレになるので、嫌な方はスルーしてください。 個人的な感想です。 湯川は13歳の頃に、父親から実の両親ではないことを打ち明けられ、生みの母親が現れたことに傷ついてしまう。 両親は自分のことを後継ぎにと考え、現れた生みの母親はこれからの生きがいにと、考えていたから。 彼等が将来の保険として自分を見ていることは、多感な時期の少年に「本当のものは何もない、人間はみんなひとりぼっち」だと思わせた。 子どもは無条件に愛される存在であるけど、湯川少年は大人の利己にさらされ、本当の愛情を感じることなく成長したのではないだろうか。 なので シリーズ当初の湯川は、偏屈で、論理的な科学を信じ、トリックを解き明かしても人と関わろうとしなかった。犯罪を犯す人の思いに関心を示していなかったと思う。 けれど、 「容疑者Xの献身」の大学同期の石神 「真夏の方程式」の10歳の恭平 「禁断の魔術」の後輩古芝など、 様々なひとの生き方をみることによって、献身のような愛や、慈しみというものがあることを知ったり、 寄り添うこと、人はひとりで生きられないことを感じ取ったり、 そういうものを自分自身の中に落とし込んで経験していったのではないだろうか? 「透明な螺旋」は湯川の集大成のような物語だと思う。そしてガリレオシリーズは、湯川という人間の人間らしい温かさを取り戻す成長の物語という側面をもっているのではないだろうか、と私は思っている。 もし、そうなのだとしたら、東野圭吾さんはそのことを見越して書いていってるのでは、と思う。 「禁断の魔術」の黒川博行さんのあとがきにあったけど、 東野圭吾さんは、理科系の頭脳で伏線が亀の甲のように絡み合ってるのだそう。 編集者にここをこんな風にしたら、と言われた瞬間、伏線の変更箇所がみんな頭に浮かび、第二章の誰それの心理描写、第五章のどこそこの情景描写、第十ニ章の誰それのセリフというふうに、反射的にそれがわかるのだそうです。 こんなにも長いあいだ、ひとつのシリーズを読むことができて自分でも驚いている(飽き性なので)。 飽きさせない物語を書き続けた東野圭吾さんは凄いと思う。
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