商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2024/08/28 |
JAN | 9784575247480 |
- 書籍
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少女マクベス
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少女マクベス
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演劇に特化した百花演劇学校で行われた公演の最中に、一人の生徒が事故死した。不幸な事故と思われたその死だったが、翌年入学した生徒は彼女の友人だと名乗り、その死の真相を調査すると宣言する。その過程で暴かれていく、生徒たちの秘密。そしてひそかに紡がれていた計画。サスペンスフルな展開から...
演劇に特化した百花演劇学校で行われた公演の最中に、一人の生徒が事故死した。不幸な事故と思われたその死だったが、翌年入学した生徒は彼女の友人だと名乗り、その死の真相を調査すると宣言する。その過程で暴かれていく、生徒たちの秘密。そしてひそかに紡がれていた計画。サスペンスフルな展開から目の離せないミステリです。 脚本・演出の稀有な才能を持ち、その苛烈な振る舞いにも関わらず神のように崇められていた了。唯一彼女を崇めず、しかし彼女の才能を認め嫉妬していたさやかは、良い意味で一番「普通」の人だな、と思いました。才能はあるものの努力を惜しまず、自分の気持ちに正直で嫉妬も羨望も客観視して自覚している。だからこそ読者の視点から感情移入がしやすいと感じます。そして事件を調査する貴水になぜか懐かれ振り回されるのが気の毒なようであり、楽しそうでもあり。 華々しく光り輝くように見える三人の「裏の顔」が徐々に明らかになっていくのに、はらはらします。彼女たちの抱える秘密はどれも決して悪辣なものではなく、しかし彼女たちにとってはかなりの痛手となることなので、暴く方の立場にもなかなかつらいものを感じてしまいました。そして脅迫にもめげずにコンペに挑むさやかに降りかかる災難……! 心臓に悪いよこれ。でも一気読みです。ラストのオーディションのシーンは圧巻でした。
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全寮制演劇専門の女子校が舞台のお話。 天才だと賞賛され、神とも見なされたひとりの少女の死の謎を調べるために入学してきた少女が、周りの証言を改めて検証していくというストーリー。 基本的にメインで出てくる子たちは皆良い子なんですよね。 少女たちのドロドロとかギスギスを見たい気持ちは全...
全寮制演劇専門の女子校が舞台のお話。 天才だと賞賛され、神とも見なされたひとりの少女の死の謎を調べるために入学してきた少女が、周りの証言を改めて検証していくというストーリー。 基本的にメインで出てくる子たちは皆良い子なんですよね。 少女たちのドロドロとかギスギスを見たい気持ちは全くないので、そういう方向に行かなかったことは良かったのだけど、少女たちの悩みや葛藤が比較的ありふれたものというか、想像の域を出ないものだったので、なんとなく盛り上がりに欠けるかな…天才少女、了の死の真相も、なんとなく想像がついたし…。 モデルは宝塚音楽学校だと思われますが、宝塚は少し前に所属女優が過労から自殺して会社のパワハラ体質が批判的に報道されましたが、そういうパワハラとかの問題にも切り込むのかなーと思ったけど、そういう部分も含め、演劇というものの魅力の中に内包されてしまった感があって少し肩透かしでした…(そこに疑問を持つ生徒もいるんだけど)。
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女子高である百花演劇学校で上演された演劇『百獣のマクベス』の公演中に制作科二年生の設楽了が舞台から奈落へ転落して亡くなります。 果たしてそれは事故だったのか、自殺だったのか…? 制作科三年生の結城さやかが新入生で設楽了の死の真相を探る藤代貴水に「あなたが魔女だ」と言われます。 ...
女子高である百花演劇学校で上演された演劇『百獣のマクベス』の公演中に制作科二年生の設楽了が舞台から奈落へ転落して亡くなります。 果たしてそれは事故だったのか、自殺だったのか…? 制作科三年生の結城さやかが新入生で設楽了の死の真相を探る藤代貴水に「あなたが魔女だ」と言われます。 貴水は了の何を知っていたのか…? 最初の方は女子演劇学校の生徒たちがやたらたくさん出てくるので覚えずらかったのですが、何とか俳優科の生徒たちの名前とエピソードはわかりました。 中盤までは私とは年の離れた女子学生の話のせいかあまり面白いとは思えなかったのですが、最後の結末がわかるあたりは、登場人物たちの立ち位置もなんとか覚えられたので人の心の深淵にあるものがわかった気がしました。 図書館から新刊三冊届いていたので、体調が思わしくなくても、もったいないのでとりあえず、一番予約待ちの人数が多かったこの本を毎日少しづつ一日50ページとかのペースで1週間かけて読みました。 あと二冊新刊が残っているのですが返却期限のあと1週間で二冊はたぶん読めないと思います。 とりあえず次は乙一さんの新作を読もうと思っています。 体調の心配をしてくださったブク友さん、ありがとうございます!まだ、後頭部の痛みは消えませんがまだ受診していません。1週間前に今年3度目のギックリ腰をやってしまい、まずはそちらを治そうと思って、毎日接骨院に通っています。 本に関係ないことを長々と、すいません。
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