少女マクベス の商品レビュー
★★★★ 何度も読みたい 演劇の名門・百花演劇学校で最大の公演・定期公演の最中、脚本の天才・設楽了が事故死した。そんな天才の下、万年2位だったさやかと、百花には了の死の真相を探りに来たと豪語する貴水が、了の最後の作品・『百獣のマクベス』の関係者を調べていく話。 物語が進む中で...
★★★★ 何度も読みたい 演劇の名門・百花演劇学校で最大の公演・定期公演の最中、脚本の天才・設楽了が事故死した。そんな天才の下、万年2位だったさやかと、百花には了の死の真相を探りに来たと豪語する貴水が、了の最後の作品・『百獣のマクベス』の関係者を調べていく話。 物語が進む中で明らかになっていく様々な少女の苦悩に読む手が止まらなかった。いじめられていた過去を抱える少女も登場し、その過去や現在とのつながりに胸が締め付けられることもあったが、そこまで生々しい演出ではない。 「舞台のためにすべてをー限りなく全てに近いものを犠牲にできる人はいるのだろう。舞台に立つために生まれてきたとか、舞台を作れないなら生きる意味がないとか、心からそう思える人たち。たぶん了はそうだった。さやかは違う。舞台を作るのが好きで、本気で脚本家、演出家を目指していて、その仕事に一生をかける覚悟だってあるつもりだが、必ずしもそれを最優先にはできない。いくらいい舞台を作るためでも、誰かをむやみに傷つけることはしたくない。(略)もしも舞台っくりに携わることができなくなったらー考えるだけで暗闇に放り出されたような気持ちになるけれど、それでも自分は生きていくだろう。観客として演劇を楽しみながら、他にやりたいことを見つけて、それなりに幸せに生きていく気がする。 嫌になるほど、自分は普通だ。(略)少なくとも了のように特別ではないし、麻衣の言うような舞台人でもない。わかっていても認めたくはなかった。そうでなければ夢は叶わないのではないか、舞台人である他の人たちに敵わないのではないかと、常に不安だった。 だから貴水が「おかしい」と断言したのは衝撃だった。貴水はそこに引け目を感じたりはしないのだ。鈍感なのか、大物なのか。いずれにせよ痛快な気分にはならなかった。それどころか、自分が目を逸らしてきたコンプレックスを直視させられたようで、うらめしく感じた。」 中盤のさやかのこの感情には非常に共感した。その上で、自分は了にも貴水にもなれないと認め、それでも演劇に関わっていくのだと決意した終盤はよかった。
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大きな展開はなく少しずつ真相が明らかになっていくテンポがゆっくりな作風だなと思った。真相がわかったところで、だからなんなの?とは思うけど、読むほど没入する感じがする。ミステリーとしてのおもしろさとか意外性はあまりないし、好みは分かれそう。登場人物に共感できるところはあまりないが、...
大きな展開はなく少しずつ真相が明らかになっていくテンポがゆっくりな作風だなと思った。真相がわかったところで、だからなんなの?とは思うけど、読むほど没入する感じがする。ミステリーとしてのおもしろさとか意外性はあまりないし、好みは分かれそう。登場人物に共感できるところはあまりないが、演劇の世界はこんな感じなんだろうか。星3.5
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なんというか、1のことをを10だと思わせるくらいに大袈裟に語る語り口がくどかった。3名の魔女たにのそれぞれの「秘密」が語られるが、その程度のことが絶対に他人に知られたくない秘密なのか?と感じてしまったし、何よりも設楽了のどこがそれほどまでに「神」なのかが全然伝わってこないので、そ...
なんというか、1のことをを10だと思わせるくらいに大袈裟に語る語り口がくどかった。3名の魔女たにのそれぞれの「秘密」が語られるが、その程度のことが絶対に他人に知られたくない秘密なのか?と感じてしまったし、何よりも設楽了のどこがそれほどまでに「神」なのかが全然伝わってこないので、そもそもの物語に説得力がない。真相が明かされる場面は狂気的だが、唐突すぎてやはり説得力が皆無だった。冒頭から謎の提示までは面白かったけれど、どんどん白けた空回りになっていった印象。 貴水の登場とキャラは悪くなかった。
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演劇の好きな人なら楽しめたと思いますが、私には合いませんでした。 多くの聴衆の前で死んだ生徒は事故死だったのか、それとも自殺だったのかを紐解くミステリーですが、どっちでもたいして変わらないかなと。 死んだ生徒をみんなが神様扱いしている割に、そのすごさが伝わってこないのが痛いところ...
演劇の好きな人なら楽しめたと思いますが、私には合いませんでした。 多くの聴衆の前で死んだ生徒は事故死だったのか、それとも自殺だったのかを紐解くミステリーですが、どっちでもたいして変わらないかなと。 死んだ生徒をみんなが神様扱いしている割に、そのすごさが伝わってこないのが痛いところ。 物語のテンポも遅く、ラストのどんでん返しも小振りでした。 せめて本書のタイトルになっている「少女マクベス」の中身が、最後にこの事件と見事にシンクロすれば、また評価も違ったと思います。
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演劇学校という閉鎖的な空間で、演劇にすべてを懸ける少女たちの情熱、羨望、そして苦悩。一言では語れない剥き出しの感情に、とても惹き込まれました。 「神」と崇められた天才少女の死。マクベスを題材に、その死の真相を追うミステリーとしてもおもしろく、読了後には物語の中心となるふたりの少...
演劇学校という閉鎖的な空間で、演劇にすべてを懸ける少女たちの情熱、羨望、そして苦悩。一言では語れない剥き出しの感情に、とても惹き込まれました。 「神」と崇められた天才少女の死。マクベスを題材に、その死の真相を追うミステリーとしてもおもしろく、読了後には物語の中心となるふたりの少女が対面する場面から読み返さずにはいられませんでした。 ミステリーとしての驚きやわくわくと、少女達の胸に突き刺さるような感情の両方が味わえるとともに、最後には爽やかな余韻が残る作品でした。
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秘密を抱えた少女達の織りなす学園ミステリー。 エリート演劇学園という閉鎖的な環境の中、才能と才能がぶつけ合い、本音を隠しながらそれぞれの居場所を見つけようともがいている少女達。 秘密が明らかになるにつれ、それぞれの少女は人間味を帯びてきて魅力が増していく。一つの演劇を見終わったよ...
秘密を抱えた少女達の織りなす学園ミステリー。 エリート演劇学園という閉鎖的な環境の中、才能と才能がぶつけ合い、本音を隠しながらそれぞれの居場所を見つけようともがいている少女達。 秘密が明らかになるにつれ、それぞれの少女は人間味を帯びてきて魅力が増していく。一つの演劇を見終わったような読後感。
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演劇に特化した全寮制の女子校で起きた公演中の転落事故。1人の少女が亡くなり、その一年後、一人の生徒が入学する。その死の真相が知りたいー。 私は、この始まりだけでドキドキしてしまう。「幕が上がる」そんな言葉が浮かび上が上がって物語は始まる。 登場人物は多くない、ほぼ学園内での話。...
演劇に特化した全寮制の女子校で起きた公演中の転落事故。1人の少女が亡くなり、その一年後、一人の生徒が入学する。その死の真相が知りたいー。 私は、この始まりだけでドキドキしてしまう。「幕が上がる」そんな言葉が浮かび上が上がって物語は始まる。 登場人物は多くない、ほぼ学園内での話。コンパクトで読みやすい。それでいて、人間関係や青春、夢にかける必死さが多面的に示される。登場人物の出身地が北海道や大阪など地方でのエピソードがあったり、作中の時間の流れが空間的・時間的広がりを与えている様に感じた。 読みやすい、面白い。作中、「マクベス」が出てくるけど、知らなくても大丈夫。知っていたらきっと、尚更面白い。 真相はフェアで示されているけど、私は気が付かなかった。全体的にモヤモヤしなくて良いミステリー。学園もの、青春もの ミステリーが好きな方におすすめです。
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面白かった❗️ 最初の方、女の子たちだけの世界のドロドロってやっぱ怖い〜ってな感じで、ちょっと食傷気味に読んでたんだけど、後半俄然面白くなって一気にフィニッシュ。 年末から思い立っての降田天祭りはいったん終了するけど、これからも追い続けなくっちゃ❣️
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演劇専門学校で発生した、"神"と崇められた生徒の事故死。 最初はただの事故として処理されたが、何故緞帳の降りた舞台で下がった迫りに落ちたのか?何故上がる必要の無い舞台に上がり事故にあったのか?等の 謎が残る事件となっていた。 そこへ、新入生の『貴水』が事件に隠...
演劇専門学校で発生した、"神"と崇められた生徒の事故死。 最初はただの事故として処理されたが、何故緞帳の降りた舞台で下がった迫りに落ちたのか?何故上がる必要の無い舞台に上がり事故にあったのか?等の 謎が残る事件となっていた。 そこへ、新入生の『貴水』が事件に隠された真相を調べに学校へ入学してくる事により物語は進んでいく。 個人的にこの作品は世界観へ引き込む文体をしてると感じました! 読めば読む程この世界への没入が深くなりました。 気付けば一気読みでした。 特に、登場人物の心理描写はとても好きでした! 『人の心の奥の奥までは見えない』 この台詞に濃縮されてる意味が濃くて好きでした! 物語展開と謎解きへの伏線としての台詞等は「アレ?」と違和感を抱いたり、「これは!」と解る台詞が多かったのに、全てが推理仕切れない所もミステリーとしてとても良かったです! 読みやすく楽しめるミステリーで、人の心と秘め事の大切さを痛感する物語でした!
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演劇✖️少女(青春)✖️寄宿舎(女子校)ものは大好物。 マクベスを舞台に、シナリオと事件が交差し、それぞれの抱える悩みや思惑を浮かび上がらせる。最後はタイトルで華麗に総まとめ。エネルギッシュで全力疾走した後のような爽快感。 ただし、タイトルとイラストでファラオの密室に続くシリーズ...
演劇✖️少女(青春)✖️寄宿舎(女子校)ものは大好物。 マクベスを舞台に、シナリオと事件が交差し、それぞれの抱える悩みや思惑を浮かび上がらせる。最後はタイトルで華麗に総まとめ。エネルギッシュで全力疾走した後のような爽快感。 ただし、タイトルとイラストでファラオの密室に続くシリーズものと勘違いしていたことはここだけの秘密。
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