商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/08/28 |
JAN | 9784101321653 |
- 書籍
- 文庫
探花
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
探花
¥825
在庫あり
商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
このシリーズの一番のポイントは、竜崎の一貫した信念にある。警察官僚として使える権力は行使する。だがそれは出世争いやちっぽけな自己顕示欲のためではなく、あくまで警察組織を円滑に動かすため。そのスタンスは、竜崎が所轄の署長だろうと県警本部の刑事部長だろうと変わらない。特に本作では、国...
このシリーズの一番のポイントは、竜崎の一貫した信念にある。警察官僚として使える権力は行使する。だがそれは出世争いやちっぽけな自己顕示欲のためではなく、あくまで警察組織を円滑に動かすため。そのスタンスは、竜崎が所轄の署長だろうと県警本部の刑事部長だろうと変わらない。特に本作では、国家間のデリケートな事情が絡む米軍関係者相手でもその姿勢を貫いている。 そんな竜崎と接する部下たちは、初めは竜崎のことを現場を知らないキャリアと内心見下したり反発したりする。だが、忖度なしに現場の声を拾い上げ捜査に向き合う竜崎の姿を見て、彼らも変わっていく。そもそもそれは、竜崎をよく思わなかった彼らにもそれぞれに信念や矜持があるからこそ。竜崎との交流の中で、彼らもその真価を発揮していく。 「俺は何かおかしなことを言ったか?」「いえ、そんなことを仰る方は初めてですので…」のお約束のパターンが好き。
Posted by
相変わらずのリーダビリティー、一気に読んでしまった。 とは言いつつ、水戸黄門化して来た感が否めない。伊丹とのやりとりで捜査が進むとか、捜査の障害となる関係性重視の人を正論という力技で突破するところとか、家族の心配があるとか…。 キジマはこれからも関わってくるのか?キャラ立っ...
相変わらずのリーダビリティー、一気に読んでしまった。 とは言いつつ、水戸黄門化して来た感が否めない。伊丹とのやりとりで捜査が進むとか、捜査の障害となる関係性重視の人を正論という力技で突破するところとか、家族の心配があるとか…。 キジマはこれからも関わってくるのか?キャラ立ってただけに使い捨てはもったいない、このシリーズには多いが。 次巻、単行本では出ているらしい。図書館で借りてしまおうか、迷っている。
Posted by
今野敏の隠蔽捜査シリーズ第9弾 神奈川県警の刑事部長となったキャリア官僚:竜崎伸也が、横須賀で起きた殺人事件を発端に、様々なしがらみを潜り抜けながら活躍する様を描いています。 何と今回は米軍横須賀基地の特別捜査官や、政治家まで絡んできて・・・と、これ以上はネタバレになるので(^_...
今野敏の隠蔽捜査シリーズ第9弾 神奈川県警の刑事部長となったキャリア官僚:竜崎伸也が、横須賀で起きた殺人事件を発端に、様々なしがらみを潜り抜けながら活躍する様を描いています。 何と今回は米軍横須賀基地の特別捜査官や、政治家まで絡んできて・・・と、これ以上はネタバレになるので(^_^;) とにかく今回も痛快無比!これぞ警察小説!!文句なく一気読みでした。
Posted by